遠藤敬
遠藤 敬(えんどう たかし、1968年6月6日 - )は、日本の政治家。日本維新の会所属の衆議院議員(5期)、衆議院安全保障委員長。前日本維新の会国会議員団国会対策委員長(初代)。 来歴大阪府高石市生まれ[4]。高石市立高石小学校、高石市立高石中学校、大阪産業大学附属高等学校卒業[5]。高校卒業後、飲食店経営を経て、社団法人高石青年会議所理事長、堺高石青年会議所理事長、日本青年会議所大阪ブロック協議会長、日本教育再生機構大阪会長等を務めた[5]。 中山太郎後援会の青年局長などを経て[6]、2011年10月に自民党の大阪府第18区支部長に就任し、次期衆議院議員総選挙での公認が事実上内定していた。しかし、自民党大阪府連の一部が遠藤の公認に反対していたため、2012年9月28日付の自身のブログで、橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会が提唱する競争原理主義への賛意を表明した上で、同日に自民党へ離党届を提出した[7]。その後、日本維新の会に入党し、11月17日に同党大阪府第18区選挙区支部長に就任[8]。 第46回衆議院議員総選挙では、日本維新の会公認、みんなの党推薦で大阪18区から出馬し、自民党新人で前泉大津市長の神谷昇や、民主党から日本未来の党へ鞍替えした前職の中川治らを破り、初当選した。 2013年11月24日投開票の岸和田市長選挙では、自身の公設秘書を務めていた原田栄夫(無所属)への支持をブログで表明[9]したが、原田は元岸和田市議会議員の信貴芳則に敗れ、落選した[10][11]。 2014年の日本維新の会分党に際しては、橋下徹大阪市長による新党結成を目指すグループに加わり[12]、分党後の日本維新の会を経て維新の党結党に参加した。同年の第47回衆議院議員総選挙では、維新の党公認で大阪18区から出馬し、自民党新人の神谷昇に約6千票差まで詰め寄られるも振り切り、大阪18区で再選。 2015年の維新の党分裂に際しても橋下徹らのグループに加わり、おおさか維新の会結党に参加した[13]。おおさか維新の会で国会議員団国会対策委員長に起用され、同党が日本維新の会に党名を変更した後も、国対委員長を続投。 2017年の第48回衆議院議員総選挙では、日本維新の会公認で大阪18区から出馬し、3選[14]。 2021年の第49回衆議院議員総選挙で4選。 2024年の第50回衆議院議員総選挙で5選[15]。11月13日、衆議院安全保障委員長に就任[16]。12月、党国対委員長を退任[17]。 政策・主張
人物![]()
不祥事一般社団法人法違反の疑い2022年2月16日、遠藤が代表理事を務める公益社団法人秋田犬保存会が主催する秋田犬の展覧会において、遠藤の幼馴染みでもある審査部長が、他の審査員との合議もせず、遠藤に近しい犬を上位に押し上げていたことが週刊文春によって報じられた。このことは「公平・公正な審査をする」と記した定款に抵触する可能性があり、一般社団法人法違反が指摘されている[23]。 公職選挙法違反の疑い2022年2月22日、遠藤が自身の選挙区である大阪18区の複数の有権者に、高額な秋田犬を無償で譲渡していたことが週刊文春によって報じられた。中には秋田犬保存会が主催する本部展覧会で幼犬最優秀賞を受賞した仔犬も含まれており、その評価額は30万円を下らないとされる。遠藤はこれに対し、家族同然の付き合いをしている人たちであり、選挙や政治とは一切無関係であると回答している[24]。 所属団体・議員連盟
選挙歴
脚注注釈出典
外部リンク
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