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アクション俳優の「的場耕二」とは別人です。 |
的場 浩司(まとば こうじ、1969年3月28日 - )は、日本の俳優、タレント。埼玉県上尾市出身。
来歴
トラック運転手(生花店)[注 1]をしていた18歳の時に、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の草野球コーナーに出演[1]。1988年の映画『首都高速トライアル』で本格的にデビューを果たし、翌1989年のテレビドラマ『はいすくーる落書』『ママハハ・ブギ』でその名は全国区となる。一時期ロックグループ炎達で歌手としても活動していた。オフィスジュニアに所属していたが、2014年8月からは株式会社バダスプロモーションに所属している。
人物
- 高校時代は不良少年であった。喧嘩をすることも多かったが相手にするのは専ら同じ不良だけであり、弱い者イジメなどは一切行わない硬派として鳴らした。仲間内からの人望はあったが、暴走行為などで何度も警察とトラブルになったため、高校を退学になりかけた。
- テレビドラマや映画を中心に個性的かつ確かな演技を見せ、幅広い層から人気を獲得している。的場と中野英雄、山口祥行、本宮泰風の4人で「ネオVシネ四天王」と評されることもある[2][3]。
- デビュー当初、まだパワハラが認知されていなかった時代に撮影出番で呼び出される際、現在のように「的場さん、お願いします」と丁寧な扱いを受けることはほぼなく、「おい、ちんぴら」(酷い場合には「おい、うじむし」)と呼ばれて頭に血が上ることが度々あった。しかし、かつて上下関係を重んじる“硬派の不良”であった経験から、新入りの自分は感情を表に出すべきではないと思い直して怒りの矛先を抑え、自己の感情をコントロールする術を身に付けたという。
- 自身が気に入った物には何にでも名前を付ける癖があり、行きつけのペットショップにいた紀州犬を甲斐犬と間違えて「ウメ」と名付けたり、自分の愛車に大豪院邪鬼と名付けて愛でている。
- 2020年12月15日に発売した、ナツメ社の『ハンディ版オールカラー よくわかる俳句歳時記』に、的場、村上健志(フルーツポンチ)、光浦靖子の『プレバト!!』で詠んだ句が掲載された[4]。
- 友人の東幹久とは共演作も多く、『水戸黄門』第42部から、それぞれ助さん・格さんのコンビで出演している。
- 漫画家の桂正和と親交が深い。「まーちゃん」「コウちゃん」と呼びあう仲である[5]。桂の代表作である『ウイングマン』が2024年に実写ドラマ化され、的場は主人公の父親役で出演している。
趣味・嗜好
- 好きなスポーツは、柔道(二段を有している)・ボクシング・野球など。趣味は、スイーツ・自動車・バイク・身体を動かすこと・スキューバーダイビング。
- 大の甘党で、最近はそのスイーツマニアぶりが知られるところとなり、「キレイなスイーツが並んでいるところを見るだけで、幸せな気持ちになれる」と語っている。さらに、ガイド本出版、関連イベント、コンビニとのコラボ商品プロデュースなど活動の幅を広げている[6]。日々新しいスイーツを探しており、スイーツ探しの時には自転車に乗り、狭い場所や地域密着型のスイーツ店を探す事が多い[7]。甘いものであれば洋菓子・和菓子問わずに好物で、特にプリン、シュークリームを好んでいる[8]。
- タバコは嗜むが、酒は全く飲めない下戸である[9]
- 極度の虫嫌いであり、特に蝶、蛾、ゴキブリ、カマドウマが大嫌い。一人暮らしの時にゴキブリが1匹出ただけですぐに引っ越したほど。また、神経質なほど綺麗好きであり、掃除をはじめ洗濯などの家事を率先して行う[10]。長女幼い時には「ハイハイをする時に床が汚れているといけない」と掃除機をかけ、拭き掃除をした後に自ら腹ばいになり、子どもと同じ目の高さで埃が残っていないか最終チェックを毎日していた。
- 心霊現象や都市伝説などにも造詣が深く、『やりすぎコージー』のコーナーやりすぎ都市伝説にパネラーとして多く出演している。
- 好きな芸人はくまだまさし[11]。
- 好きな歌手は近藤真彦、矢沢永吉、THE MODS、横浜銀蝿、チェッカーズ、BOØWY[12]。また、浜崎あゆみも好きで、特に「Voyage」を聴くと涙が出そうになるという[13]。
出演
テレビドラマ
映画
Vシネマ
- 東京 極道抗争勃発(2002年、東映ビデオ) - 主演・佐野一平
- 東京 2 激闘極道抗争(2003年、東映ビデオ) - 主演・佐野一平
- 浪商のヤマモトじゃ!(2003年) - ワジマ ※友情出演
- 新・日本の首領(2004年) - 村井組組員 白坂和男
- 実録・九州やくざ戦争 シリーズ(2006年)全3作 - 主演・大仁会 大仁州春
- 実録・九州やくざ戦争 九州の義王(ライオン)(2006年1月25日)
- 実録・九州やくざ戦争2 手打ち無き抗争(2006年3月25日)
- 実録・九州やくざ戦争 完結編 筑豊頂上戦争(2006年5月25日)
- 汚れた代紋(2007年、企画・脚本:的場浩司)全2作 - 主演・日生狂次
- 修羅の血涙(2007年、企画・脚本:的場浩司)全2作 - 主演・山岡連合会幹部 榊千里
- バウンティハンター(2011年) - 鬼柳幻睡(バウンティハンター) ※特別出演
- あにき(2010年) - 豊島一家椿組組長 ※友情出演
- 実録・若頭(2010年) - 主演・三宅勝(川西組組員,氷業→川西組若頭→三代目山神組藤井組三宅組組長→三代目山神組藤井組若頭補佐→三代目山神組藤井組若頭→三代目山神組直系若衆)
- 実録・若頭 完結編(2010年) - 三代目山神組本部長補佐 三宅組組長 三宅勝
- 悪(ワル)と呼ばれた男(2011年) - 主演・修造(僧侶)
- 中京統一戦線(2012年) - 主演・東海のドン 川尻雅彦
- 伝説になった男たち(2012年) - 主演・弥寿夫(探偵)
- 血塗れの報復(2013年、的場浩司俳優生活25周年記念作品)- 主演・三浦一家 山中龍
- ルーザー(2013年)全2作 - マル暴刑事 大山 ※特別出演
- 汚れた紋章(バッジ)(2013年)- 主演・マル暴 火山
- 孤独の仁義(2013年)- 主演・本田(元・自衛官)
- 獅子の復讐(2013年、的場浩司 俳優生活25周年記念作品) - 主演・玄誠会若頭補佐 白河組組長 白河龍
- 新・極道の紋章 シリーズ(2014年 - 2016年)全8作 - 主演・美濃部頼三(初代美濃部組組長の三男)
- 新・極道の紋章(2014年) - 国会議員の秘書兼ボディーガード(堅気)
- 新・極道の紋章2 - 8(2014年 - 2016年) - 美濃部組二代目組長
- 暴力水滸伝(2014年)全2作 - 主演・嘉手納
- 東京やくざ抗争(2016年) - 主演・西山会木崎組若頭 桐山
- CONFLICT 〜最大の抗争〜3・4(2018年) - 六代目天道会若頭補佐 織田組組長 織田征治
- YOKOHAMA BLACK シリーズ(2016年9月 - 2018年6月、オールイン エンタテインメント) - 主演・神奈川相模睦連合会 影の暗殺集団「特別高等粛清班」リーダー 龍司(元・ロシア軍特殊部隊出身)
- YOKOHAMA BLACK(2016年9月)[21] - 神奈川相模睦連合 黒剣一家組長
- YOKOHAMA BLACK2(2016年11月)[22] - 神奈川相模睦連合 黒剣一家組長
- YOKOHAMA BLACK3(2017年12月)[23] - 神奈川相模睦連合 黒剣一家組長
- YOKOHAMA BLACK4(2017年12月)[24] - 神奈川相模睦連合 黒剣一家組長
- YOKOHAMA BLACK5(2018年4月)[25] - 神奈川相模睦連合五代目会長
- YOKOHAMA BLACK6(2018年6月)[26] - 神奈川相模睦連合五代目会長
- CONFLICT 〜最大の抗争〜 外伝 織田征仁(2019年、的場浩司俳優生活30周年記念作品)全2作 - 主演・横浜 織田同志会会長 織田征仁
- 織田同志会 織田征仁(2020年 - 2022年6月25日)全10作 - 主演・織田征仁
- 修羅の世界2(2022年) - 主演・龍安組毛利一家総長 毛利誠仁
舞台
テレビアニメ
ゲーム
ドキュメンタリー
- 海の道が結ぶ自然遺産〜屋久島・奄美大島奇跡の島々へ〜(2013年、テレビ朝日)
ラジオ
WEBドラマ
ナレーション
すべて日本テレビ
- バンクに賭ける青春〜愛と涙の競輪学校物語(2007年6月30日)
- 打鐘!シリーズ
- 北京五輪への道 駆けろNEWヒーロー(2007年9月8日)
- 北京五輪への道 燃やせHERO魂(2007年12月4日)
- 愛と涙の競輪学校〜生き残りを賭けた青春物語(2008年5月10日)
- 北京五輪への道 飛翔せよHERO魂(2008年8月2日)
- 北京五輪最終章 メダリストの涙と挫折(2008年12月9日)
- 1億円は誰の手に ケイリンGP最速王決定戦(2008年12月30日)
- 奪え賞金1億円 KEIRINグランプリ09(2009年12月30日)
- ロンドンへの道(2010年8月8日)
- KEIRINグランプリ2010〜賞金1億円は誰の手に(2010年12月30日)
バラエティ
CM
企画・脚本・原案
- 汚れた代紋(2007年、主演:的場浩司)全2作 企画・脚本
- 修羅の血涙(2007年、主演:的場浩司)全2作 企画・脚本
- YOKOHAMA BLACK(2016年、主演:的場浩司) - 原案
- 織田同志会 織田征仁 第七章 第八章(2021年、主演:的場浩司) - 脚本(ZICO BATMAN名義)
出版物
著書
写真集
雑誌連載
- ボアアップ→Jrヤングオート(芸文社) - 「的場浩司の駅前ロータリー」
- ザテレビジョン(角川書店) - 「気分はShake it up Baby」
音楽
シングル
全編曲:炎達・入江純
- 宝探しの唄(1990年6月25日)作詞:的場浩司/補作詞:翔(横浜銀蝿)/作曲:炎達
- 俺の唄〜現役だもんで〜(1990年11月5日)作詞:的場浩司/作曲:炎達
- シャコタンの唄(1991年7月5日)作詞:的場浩司/作曲:高槻真裕
- 鎖の楽園(1992年7月22日)作詞:大津あきら/作曲:佐藤健
アルバム
- 的場の唄 不良少年○怖の章(1990年3月5日)
- 的場の唄 不良少年○痛の章(1990年11月21日)
- 散月記(1991年3月1日)
- 的場の唄 不良少年○渦の章(1991年7月21日)
- 炎天下ツアー'91(1991年11月21日)
- FIRES BEST CHOICE よりすぐり(1992年2月21日)
- 残像の夏(1992年9月26日)
- 的場浩司 パーフェクト・ベスト(2010年7月7日)
映像作品
いずれも未DVD化
ミュージック・ビデオ
- 的場の絵 不良少年○怖の章(1990年4月21日)
ライブビデオ
- 的場の絵 炎天下ツアー'90(1990年9月21日) - 炎達ファーストライヴ(1990年7月12日、市川CLUB GIO
- 的場の絵 炎天下ツアー'91(1991年10月21日)
楽曲提供
- 寺尾友美「うわさのあの娘は風小町」(1991年12月5日)
イメージキャラクター
脚注
注釈
- ^ 一部ではデビュー前の経歴を「暴走族」だったとする資料が存在するが、実際にはそのような事実はない。「暴走族メンバー」というのはデビューのきっかけとなった「元気が出るテレビ」の企画に出演する際のキャラクター設定(番組上の演出)である。[1]
出典
外部リンク
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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