椙山女学園中学校・高等学校
椙山女学園中学校・高等学校(すぎやまじょがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、愛知県名古屋市千種区山添町二丁目にある私立女子中学校・高等学校。 設置学科
沿革
特記事項金剛鐘(こんごうしょう)学園のシンボル。毎朝8時30分、昭憲皇太后御歌『金剛石』(1887年(明治20年)3月18日、作詞:昭憲皇太后、作曲:奥好義)を生徒が鐘の音で奏で、始業とする。1921年(大正10年)、椙山女学園創設者で初代学園長の椙山正弌が教育事情視察のため渡米した折、スタンフォード大学で、毎朝讃美歌のメロディーが鐘の音で鳴り渡ると学生はもちろん学外の道行く人々も歩みを止めて静かな祈りを捧げる姿をみて深く感動し、学園にもこの鐘を取り入れることを考えた。帰国後、英国・ロンドンのジレット社へ鐘の製作を依頼し、1930年(昭和5年)、覚王山にあった当時「白亜の殿堂」と称された椙山第二高等女学校の校舎屋上の塔内に設置された。1931年(昭和6年)2月11日、鐘から初めて『金剛石』のメロディーが流れた。 特徴学園創立者の椙山正弌は水泳選手の前畑秀子を和歌山から名古屋の学園に受け入れ寮を提供し、また学園内に新しいプールを作り全面的に支援した[1] [2]。校内には、日本で最初の金メダリスト(ベルリンオリンピック金メダリスト)の前畑と、ともに出場した小島一枝のふたりの水着姿の銅像があり、また、前畑がヒトラーからもらった樫の木「オリンピック・オーク」の2代目が植えられている [3]。 現在は正門左手の門衛室の裏側にあり、案内図があるのであまり目に付かない。水泳部はインターハイで3回総合優勝を達成している。 スポーツ施設、情操教育のための芸術関係のカリキュラムなどが充実している。 各放送コンクールで毎年上位の成績をおさめている。 テニスクラブは4年連続17回目の全国大会出場、スキー部も全国大会に出場している。 アクセス部活動運動部
文化部
同窓会組織1906年(明治39年)学園創立の翌年に作られた「和風会」が同窓会のはじまりであり、卒業生と在校生が恩師を交えて和合親睦を目的とした。現在は学園同窓会「いとぎく会」を頂点とし大学、中高、またそれぞれの学校や学部の同窓会の他、全国各地に支部会が結成されている。主な活動は『同窓会だより』の発刊、卒業生への記念品贈呈、学校行事への参加、日帰り旅行や観劇などを通じて交流を深めている。
著名な出身者→「Category:椙山女学園高等学校出身の人物」も参照
脚注関連項目
外部リンク |