信濃追分駅
信濃追分駅(しなのおいわけえき)は、長野県北佐久郡軽井沢町大字追分にある、しなの鉄道しなの鉄道線の駅である[1]。 概要信越本線時代は中央本線富士見駅と並んで、特急が通る日本最高所駅(957 m[2])として知られていたが、しなの鉄道に移管されると共に特急設定は消滅した。現在でもしなの鉄道最高所駅であり、JRを除いた普通鉄道では最も標高の高い駅である(JRで最も標高の高い駅は小海線野辺山駅[2]の標高1,345.67m)。 JR時代は高崎支社と長野支社の境界駅(実際の境界は隣の御代田駅との間)だった。 「追分」は中山道と北国街道の分岐点の意味であり、旧国名の「信濃」を冠したのは駅昇格時、現在の室蘭本線と奥羽本線に同名の追分駅(追分駅 (北海道)・追分駅 (秋田県)をそれぞれ参照)が既に存在していたからである。 一時期、不動産分譲のために「西軽井沢」へ駅名と地名を変更する計画もあったと言うが、地元住民やこの地に別荘を持っていた詩人等の反対で実現しなかったとされる[要出典]。 歴史追分は、中山道宿場町として栄えた町であったが、鉄道開通により寂れていた。帝国鉄道庁初代総裁であった平井晴二郎や鉄道院副総裁を務めた野村龍太郎等が現地を視察した際にこの実情を知り、大学生の夏場の合宿地として宿場の建物を利用することを発案して、まずは夏場に限った仮乗降場として開設された。鉄道院副総裁を務めた長谷川謹介の指示により、1923年(大正12年)になり本設の駅に昇格した[3]。 年表
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。駅舎に北口、下りホーム軽井沢方に南口が設置されている。南口はしなの鉄道移管時の無人駅化に伴い設置された。上り線軽井沢方に横取あり。JR時代は駅員配置駅であったが、現在は無人駅。但し、2013年7月13日より自動券売機が設置されている[10]。なお、以前はゴールデンウィークと夏休み期間中は乗車券臨時発売があり、小諸駅から駅員が派遣されていたが、自動券売機設置に伴い2015年以降行われなくなった。 両ホームには、乗車駅証明書発行機が設置されている。木造駅舎を備える。 のりば
(出典:しなの鉄道:駅構内マップ)
利用状況「軽井沢町の統計」によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は222人である[軽井沢 1]。 2004年度(平成16年度)以降の推移は以下の通り。
駅周辺バス路線「信濃追分駅」停留所にて、千曲バス(軽井沢町内循環バス西コース)が発着する。
その他
隣の駅脚注記事本文
利用状況
関連項目外部リンク
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