京都大学大学院理学研究科・理学部京都大学大学院理学研究科(きょうとだいがくだいがくいんりがくけんきゅうか、英称:Graduate School of Science)は、京都大学大学院に設置される研究科の一つである。また、京都大学理学部(きょうとだいがくりがくぶ、英称:Faculty of Science)は、京都大学に設置される学部の一つである。 概要研究科は数学・数理解析、物理学・宇宙物理学、地球惑星科学、化学、生物科学の各専攻、学部は理学科1学科の構成で、多岐にわたる研究教育が行われている。吉田キャンパス北部構内に所在する。これまで複数のノーベル賞・フィールズ賞受賞者を輩出するなど、各分野で国内外に誇れる研究業績を上げている。理学部の学生は、二年から三年に進級する際に数理科学系(数学)、物理科学系(物理学・宇宙物理学)、地球惑星科学系(地球物理学・地質学鉱物学)、化学系、生物科学系のいずれかの学系に属することになる。 沿革
教育と研究組織理学部
理学研究科
研究
施設北部構内
物理学・宇宙物理学
附属施設
植物園
京都大学大学院理学研究科附属植物園は、京都大学吉田キャンパス北部構内に位置する京都大学大学院理学研究科が管理運営する植物園である。京都大学大学院理学研究科・理学部の附属施設の一つで、植物に関する様々な研究を行っている。京都大学の教職員と学生の研究と教育のための施設であり、一般公開はされていない。
〒606-8267 京都府京都市左京区 北白川西町 京都大学吉田キャンパス北部構内の南東角にある。
理学部植物園の面積規模は1.65ha。花崗岩が風化した白川砂の土分布に種子植物が30目 61科 134属 213種あり、縄文時代の遺跡も発掘がなされている[5][6]。園内には植物学教室分室、圃場、温室の他、森林からなる緑地部分もあり、北側は農学研究科の圃場が広がるほかブナ科やニレ科をまとめて植えた区域や、樹高の高いCinnamomum camphora(クスノキ)は25m以上の樹高をもつほかカシ類の常緑広葉樹、ブナ、エノキなどの落葉広葉樹、メタセコイア、ヌマスギなどの落葉性針葉樹、竹林など、いずれも高木化して生育。東側と南側は民家に隣接しているため、夏の台風襲来前の時期に落下する危険のある枯れ枝剪定や秋に大量の葉が民家路上に散乱のため樹木剪定や路上の落ち葉の片づけなどの対策を理学研究科職員らが行ってきた。
大池と湿地状の小池の2つの池があり、池には丘が造成されている。大池の方にはPhragmites australis(ヨシ)の他、Iris pseudacorus(キショウブ)、Nuphar japonicum(コウホネ)など、小池のほうには Saururus chainensis(ハンゲショウ)や Acorus gramineus(セキショウ)が生息。それらの植物のいくつかにはプレートが付けられている。
1923年に設立。生態学的特色をもった植物園にするという構想のもと、当時の植物学教室教授郡場寛によって造営計画がされていく。植物園の管理は発足から理学部植物学教室と付属植物生態研究施設に委ねられてきたが、1991年度以降は植物生態研究施設の改組によって、植物学教室が中心となって植物園の管理。2007年から理学研究科植物学教室から理学研究科植物園運営委員会が運営を引き継ぐ。
著名な出身者→「京都大学の人物一覧」を参照
ノーベル賞受賞者
フィールズ賞受賞者関連項目脚注
外部リンク |