上伊万里駅(かみいまりえき)は、佐賀県伊万里市大坪町丙にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線の駅である[1]。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]。かつては島式ホーム1面2線であったが、1線を撤去した。駅舎は既に撤去されており上屋があるのみだが駅舎跡は残っている。
無人駅である[1]。
利用状況
2011年度の1日平均乗車人員は6人である[5]。
年度
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1日平均 乗車人員
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2000年
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8
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2001年
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7
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2002年
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7
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2003年
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6
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2004年
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5
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2005年
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4
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2006年
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6
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2007年
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9
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2008年
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10
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2009年
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7
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2010年
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6
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2011年
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6
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駅周辺
- 森永乳業の伊万里工場(旧・第八工場)の跡地を公園として整備したもので[6]、エンゼルの門や森永の創始者森永太一郎の胸像などがある[7]。
- (これは伊万里の酪農振興を願った森永が西松浦郡にその資金として私財(1万円)を寄付し[8]、同郡で酪農への関心が上がったことがその由来である[注釈 1](※これが切っ掛けとなり、酪農組合(西松浦郡酪農組合[注釈 2])が設立された)。ちなみに、森永乳業第八工場(後の伊万里工場)が建設された1922年(大正11年)には、牛乳の生産量(西松浦郡の周辺自治体(牧島、大川内、二里の各村等を含む))が1日当たりで約5t(24石)となった[注釈 3][8])
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■筑肥線
- 金石原駅 - 上伊万里駅 - 伊万里駅
脚注
注釈
- ^ ※この寄付金を使い、千葉県から乳牛を約50頭購入し、それを希望者に(抽選で)分けている。
- ^ (後に「森永伊万里酪農組合」へ改称。1958年(昭和33年)に「伊万里地方酪農協同組合」(※後継となる組合)が発足したが、(酪農に適した)土地縮少により2007年(平成19年)に解散した)
- ^ (※酪農組合を設立した当時の生産量は1日約3トン(15石))
出典
関連項目
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外部リンク