ローヌ県
ローヌ県(Rhône (フランス語発音: [ʁon]; アルピタン語: Rôno))は、フランス南東部に位置する、ローヌ川の流れる県である。 歴史1793年に設置されて以降、フランスの主要都市リヨンを県庁所在地としていたため、フランスの県でも4位という多くの人口を抱えた県であったが、2015年1月1日にリヨン都市共同体(グラン・リヨン)がメトロポール・ド・リヨンとして分離したために大幅に人口が減少した。 また、リヨン分離後の正式な県庁所在地は決定されておらず、保留となっている。経済上の理由から、リヨンにローヌ県庁が残っている。 地理メトロポール・ド・リヨンの成立によって、県名の由来となっているローヌ川は県を流れなくなった。セレザン・デュ・ローヌの中を数百メートル流れるにすぎない。 メトロポールの成立は、ローヌ県を2つに分けることにもなった。ローヌ川谷とリヨン東部の平野の外側のローヌ県は、標高の低い山が占めている。県北部はボジョレー山地、そして南西はリヨネ山地である。リヨンを取り囲むコミューンはリヨン都市圏の一部となっている。 人口統計
出典:SPLAF[1] et INSEE pour les années 2006[2] et 2007[3] ワイン北部のボジョレーは、ガメ種のぶどうで作られる、フルーティでライトボディーの赤ワインの産地として有名である。特に、1953年以来作られている、ボジョレー・ヌーヴォーは、今や生産量の4割以上が日本に送られるほど、日本人に親しまれている。 リヨンの南には、ボルドー、ブルゴーニュと並ぶフランスの銘醸地コート・デュ・ローヌのなかでも高級品とされ、シラー種のぶどうを主体として作られるコルナス、コート・ロティ、エルミタージュなどの生産地がある。 関連人物脚注出典
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