ソーヌ=エ=ロワール県
ソーヌ=エ=ロワール県(ソーヌ=エ=ロワールけん、仏: Saône-et-Loire[注釈 1])は、フランスのブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏の県。中央高地の東部であり、名前が示すようにソーヌ川、ロワール川の流域[1]。2000年4月7日より、日本の山梨県と姉妹締結している[2]。 歴史中世、もちろんソーヌ=エ=ロワールは県として存在する以前であるが、この地はフランス王国の南北を結ぶ十字路として重要であった。数世紀にわたって現在のソーヌ=エ=ロワールの大半を治めたブランション領主、シャロン=シュル=ソーヌ伯、シャロレー伯といった、強力な領主たちが領土を分割していた。 1790年3月4日、かつてのブルゴーニュ州の一部から県が創設された。シャロレーの三部会がペール・ブランの旧修道院(のちに国家資産として売却された)で開催された。つい最近までフランス王領であった州から自由を獲得するため、県都はシャロン=シュル=ソーヌよりもマコンがふさわしいとされた。こうしてマコンが県都となった。 1815年のワーテルローの戦いで第七次対仏大同盟が勝利すると、県は1818年までオーストリア帝国軍に占領されていた。 地理県はコート=ドール県、ジュラ県、アン県、ローヌ県、ロワール県、アリエ県、ニエーヴル県と接している。アリエ県との境界は主にロワール川が形成している。しかし、マルシニー小郡に属する6つのコミューンはロワール川左岸に位置している。
人口統計
出典:SPLAF[3]、2006年以降INSEE[4][5] 主なコミューン
産業農業分野においては、ブルゴーニュ・ワインの生産県の一つという側面を持ち[2]、ぶどう畑はほぼ県全域に広がっている。ブズロンやメルキュレのような優れたワインを生産する村がある。また、シャロル(シャロレ)を代表とする地において[7]、脂肪の少なめな牛の品種シャロレー(シャロレーズ)種の放牧が盛ん[8]。鶏はブレスの地鶏が名高い[9]。また、チーズの産地としても知られる[2]。 工業はシャロネ地方と鉱山地帯に集中する。工業分野では写真製品、機械、電気および家具の製造や、繊維、金属、薬品および合成樹脂の加工が行われている[2]。ル・クルーゾにはアルストムが、モンシャナンにはアレヴァが、モンソー・レ・ミーヌにはアルセロール・ミッタルとミシュランが進出している。 ギャラリー
脚注注釈
出典
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