ユークス
株式会社ユークス(英: YUKE'S Co.,Ltd.[2])は、大阪府堺市堺区に本社を置く日本のゲーム会社。コンピュータエンターテインメント協会正会員。創業者代表取締役社長は谷口行規。コーポレートスローガンは「FUTURE MEDIA CREATORS」。 「闘魂烈伝」シリーズといったプロレスゲームの開発で知られている一方、『デジボク地球防衛軍』や『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』といった作品にも開発(または開発協力)として参加している[3]。 新日本プロレスやWWEなどのプロレスに関するDVDソフトの発売も手がけている。また、かつては新日本プロレスの親会社だった。 概要創業者の谷口行規は元々『ぷよぷよ』の開発に参加していた人物であり、ポリゴンを用いて人間を表現したいという考えから、1993年2月26日にユークスを設立した[3]。 その後、『テトリス』の開発スタッフである原典史が谷口に共感し、ユークスに合流した[3]。こうして、ポリゴンを用いた初のプロレスゲーム『新日本プロレスリング闘魂烈伝』(PlayStation)が誕生した[3]。 その後、ユークスはTHQの『エキサイティングプロレス』のローカライズに携わるようになった。かつて、テレビ朝日で放送されていたド・ナイトという番組で谷口が出演した際、エキサイティングプロレスに関する費用はローカライズのみであり、THQへロイヤリティを払わなくて良く、日本での売り上げは全てユークスのものという契約をしていることが明らかとなっている。 2005年に新日本プロレスを子会社化。その影響で、PlayStation 2版レッスルキングダムよりプロレスリング・ノアに関するすべての版権を使用することが出来なくなった。 プロレス以外には、モータースポーツにも積極的に関わり、全日本プロドリフト選手権(通称・D1グランプリ)にチームユークス(通称・チームオレンジ)としてスバル・インプレッサを3台参戦させ、PS2向け公式ゲームも発売している。さらには谷口社長が自らハンドルを握りアルテッツァレースや鈴鹿クラブマンレース、スーパー耐久などにも参戦し、優勝経験もある。 経営再建を進める子会社・新日本プロレスが全日本プロレスと協力し1年振りに開催する東京ドーム大会(2007年1月4日)の大会名を同社のソフト名から取り、「レッスルキングダム」とした。 なお、子会社化した新日本プロレスに対して役員を送り込む他、3月だった決算期も当社と統一し1月とした。当初より不明朗な流れのあった資金・財務面および、ドーム興行やアントニオ猪木提唱のバングラデシュ興行等の採算性に問題があった興行面を中心に見直しを進めたものの、2007年1月期は同社を含むグループ連結で601百万円の赤字(単体では518百万円)となった。 2011年1月期決算では子会社化後初の営業黒字を達成した。 2012年1月31日付で新日本プロレスの全株式を、ブシロードグループの持株会社だったブシロードグループパブリッシングに譲渡し、経営から撤退した。 プロレス以外の作品の開発や開発協力としてもかかわっている。たとえば、バンダイナムコアミューズメントによるキャラクタープロジェクト「ポラポリポスポ」では、自社開発のリアルタイムレンダリングエンジン「ALiS ZERO」を提供する形で携わっている[4]。 沿革
ゲームタイトル
その他の製品
DVD
漫画脚注
外部リンク |