トースト (競走馬)
トーストは、日本のサラブレッド競走馬である。のちに繁殖牝馬として、東京優駿優勝馬のラッキールーラを送り出した。 戦績1961年11月12日の新馬(東京競馬場、以下 東京)でデビューして4着。同月26日の新馬(東京)で初勝利を挙げた。その後、12月23日の40万円下(中山競馬場、中山)にも勝利した。 1962年1月4日の4歳牝馬特別(中山)を勝って3連勝を飾った。1月21日の千葉4歳特別(中山)では後に桜花賞馬となるケンホウに敗れ2着に終わったが、2月17日のオープン(東京)を勝って西下し、3月18日のオープン(阪神競馬場、以下 阪神)では、後にオークス馬となるオーハヤブサに0.1秒差をつけ連勝。4月1日の桜花賞(阪神)では1番人気に支持されたが、ケンホウに2馬身半の差をつけられて2着に終わった。 その後はオークスを含めて4戦未勝利だったが、12月15日のオープン(中山)で騎手が山本勲から保田隆芳に替わり、9ヶ月ぶりに勝利した。 1963年1月12日のオープン(中山)、同月27日のオープン(東京)をそれぞれ勝って3連勝したものの、その後は6戦未勝利に終わった。11月30日のオープン(中山)で久々に勝利した。 1964年初戦は1月4日の金杯(現在の中山金杯、中山)で、6戦ぶりに保田隆芳が騎手を務めた。4番人気だったが、キングダンデイーに1馬身の差をつけて初の重賞勝ちを収めた。続く1月25日のオープン(東京)では騎手が久保田秀次郎に代わったが勝利した。その後また保田が騎手に戻り、1戦を挟んで2月23日の中山記念(中山)に出走し、ナスノニシキに1馬身半の差をつけて重賞2勝目を挙げた。その後は3戦していずれも敗れたが、5月17日のアルゼンチンジョッキークラブカップ(現在のアルゼンチン共和国杯、東京)では、芝2300mを2分22秒0のレコードタイムで走破し、カネツモルモツトに2馬身半の差をつけ、重賞3勝目を挙げた。6月7日の安田記念(東京)は8着に終わったものの、7月4日のオープン(東京)に勝利し、その後休養に入った。 秋初戦となる9月6日の京王杯オータムハンデキャップ(現在の京成杯オータムハンデキャップ、中山)は6着に終わったが、同月20日の毎日王冠(中山)ではウメノチカラをハナ差で下し、1番人気のヤマトキヨウダイを4着に沈めて4つ目の重賞勝ちを飾った。その後オープンを3戦2勝した後、新たに野平祐二を騎手に迎えて11月23日の天皇賞(秋)(東京)に出走したが、レコード勝ちしたヤマトキヨウダイに1馬身4分の1の差で2着に終わった。引退レースとなった12月27日の有馬記念(中山)も野平の騎乗となり、ここでもヤマトキヨウダイに敗れたものの、メイズイ(3着)、ウメノチカラ(4着)、ヒカルポーラ(5着)に先着する2着と健闘した。 上記の通り、大活躍となった1964年は、啓衆社賞の最優秀5歳以上牝馬と最良スプリンターの2つの受賞を果たした。 引退後現役引退後は繁殖牝馬となり、上記の通りラッキールーラを送り出した。妹のフラワーウツドも重賞5勝を挙げ活躍した。 血統表
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