シアンモア
シアンモア(Shian Mor、1924年4月7日[1] - 1953年7月15日[2])は、昭和初期から中期(1930年代から1950年代)の日本を代表するサラブレッド種牡馬である。 経歴現役時代は2歳時にモールコームステークス(現英G3)に優勝し、エプソムダービーでは3着に入っている。1927年(昭和2年)に日本へ輸入され、岩手県雫石の小岩井農場で種牡馬となった。 産駒がデビューした1932年は、小岩井農場のライバル下総御料牧場が導入したトウルヌソルの産駒デビュー年と同じであり、東京優駿大競走がスタートした年でもある。第1回はトウルヌソル産駒のワカタカが勝ち、シアンモア産駒のオオツカヤマが2着。二大種牡馬の時代の到来を予感させた。実際、1933年カブトヤマ、1934年フレーモア、1935年ガヴァナーとシアンモア産駒が東京優駿大競走を3年連続で制覇した。なお、1934年は3着まで、翌1935年は2着もシアンモア産駒が入っている[3] 戦後も種牡馬を続けたが高齢のため、ダイオライト、プリメロ、セフトらの新進種牡馬に道を譲ることとなった。1949年にセントライトとともに岩手県畜産試験場に移った。1953年、老衰のために死亡。 明仁天皇が2012年に天皇賞(秋)観戦のため東京競馬場に来場した際、「若い頃に小岩井農場でシアンモアを見た」と思い出を語っている[4][5]。 おもな産駒
ほか多数 血統表
脚注
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