タジキスタンの大統領
タジキスタンの大統領(タジキスタンのだいとうりょう、タジク語: Президентҳои Тоҷикистон)は、タジキスタン共和国の元首たる大統領である。 概要タジキスタン共和国の国家元首にして政府の長である。2016年の憲法改正により立候補は30歳から可能で、任期は7年間で1回のみ再選が認められている。ただし、エモマリ・ラフモンについてはこの再選制限はない[4]。 選出直接投票で過半数の得票を獲得した候補者を選出する。立候補者の条件として35歳以上、タジク語が堪能、タジキスタンに10年間居住していることが前提である。 権限大統領制を導入しているため、大統領は国家元首と行政府の長を兼任している。大統領に強大な権限が付与されているが、一部の権限は議会の承認が必要である。ただし、首相は大統領の補佐機関に過ぎない。
住居2008年以来、「パレス・オブ・ネイションズ」 (「コヒ・ミラット」または「ホワイトハウス」とも呼ばれる) は、タジキスタン大統領の公邸となっている。 この官邸にはタジキスタンの歴史的な王、イスマーイール・サーマーニーへの尊敬が示されている。大統領は頻繁に外国の高官や公務員を官邸に迎えたり、正殿で公開行事を開催したりしている。 2008年8月の完成初日に、SCOサミットが開催された。 官邸は500ソモニ紙幣の裏に描かれている[5]。 1992年から2008年までの大統領官邸は、十月革命40周年を記念して1957年に建設され、以前はタジキスタン共産党中央委員会の本部として使われていた建物内にあった。 ソ連時代には、ラウル・カストロ、ホー・チ・ミン、ニキータ・フルシチョフ、レオニード・ブレジネフ、ボリス・エリツィンなどの要人をもてなした。2017年、この建物はドゥシャンベ市長の臨時事務所となった[6][7][8]。2020年2月には旧官邸の取り壊しが発表された。 大統領の一覧
脚注注釈出典
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