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この項目では、NHKの時代劇について説明しています。本来の意味の「男前」については「硬派」をご覧ください。 |
『オトコマエ!』(オトコマエ)は、NHK総合テレビの「土曜時代劇」枠で2008年から2009年に放送された時代劇シリーズ。原作は井川香四郎『梟与力吟味帳』シリーズ。福士誠治と斎藤工のダブル主演で[1]、北町奉行所の吟味方与力と評定所の物調役の幼なじみの2人の若者が弱者に味方し悪を懲らしめる姿を、30分の1話完結で描く。
第1シリーズ『オトコマエ!』が2008年4月12日から7月26日まで土曜日の19:30 - 20:00に全13回にて、第2シリーズ『オトコマエ!2』が2009年9月5日から12月12日まで土曜日の19:30 - 20:00に全14回にて放送された。
なお、本作はNHK木曜時代劇枠を引き継いだ最初の作品である。
本項では続編「オトコマエ!2」についても記述する。
概要
時は天保のころ、明治維新を目前に控えた1840年代、ところは江戸の町。
同じ寺子屋に学んだ幼馴染コンビ、北町奉行所吟味方与力・藤堂逸馬(とうどう いつま)と評定所吟味物調役・武田信三郎(たけだ しんざぶろう)が、江戸の町で弱者いじめを行なう権力者達に立ち向かう。公儀と豪商の癒着・利権を暴いたり、瓦版の名誉毀損・事実無根の内容に対して謝罪声明掲載を命じたり(パート2最終回)など、現代ドラマにも通じる脚本が書かれている。
クライマックスで藤堂の切る啖呵「てめえら、ぜってぇ(絶対)許せねぇ!」が決め台詞。
2009年9月5日から12月12日まで第二弾「オトコマエ!2」が放送された。
あらすじ
オトコマエ!(あらすじ)
オトコマエ!2(あらすじ)
キャスト
主要人物
共通
オトコマエ!(主要人物)
- “仙人”宮宅又兵衛(寺子屋「一風堂」の先生で逸馬と信三郎の恩師):藤村俊二
- 茜(一風堂の若先生、実は鳥居耀蔵の手先で隠し子):近野成美
その他のキャスト
オトコマエ!2(主要人物)
- 茜、勘吉、留吉は登場せず。これ以外の出演者は従前どおり。
- ただし一部の登場人物の年齢が若干上下しており[1][2]、前作ではその存在を匂わせるだけに留まっていた刺青を遠山が見せるようになる、事件の探索だけをしていた逸馬が度々白州で裁きを下すようになるなど、随所に細かな設定変更がある。
ゲスト
オトコマエ!(ゲスト)
- 第1回「許さねえ」
- 第2回「助けてえ」
- 第3回「はめられた 前編」/第4回「はめられた 後編」
- 第5回「しくじった」
- 第6回「休みてえ」
- 第7回「女だますな」
- 第8回「信じてえ」
- 第9回「夢、見てえ」
- 第10回「兄ちゃんだい」
- 第11回「悪人狩り 前編」/第12回「悪人狩り 後編」
- 最終回「そして目が覚めた」
オトコマエ!2(ゲスト)
- 第1回「医は仁術なり」
- 第2回「千両小町」
- お花:柳沢なな
- 稲葉屋智右衛門:吹越満
- 芳吉:蟹江一平
- 伊藤裕三郎(阿部家用人):松澤一之
- 田所浅之介(倉田家用人):渡辺哲(引き続き第3回にも登場)
- 阿部右近将監(殿様・回想):新田純一(朱雀役の帆之亟のブログによれば、出演部分は尺の問題でカット)
- おたえ(お花の母・回想):浜田翔子
- 第3回「おかげさま」
- 第4回「里山の決戦 前編」、第5回「里山の決戦 後編」
- 第6回「佐和の恩返し」
- 第7回「夫婦日和」
- 第8回「落とし穴 前編」、第9回「落とし穴 後編」
- 第10回「恋のからくり」
- 第11回「損して得とれ」
- 第12回「不肖の孫」
- 第13回「静江の恋」
- 最終回「卒業試験」
スタッフ
主題歌
放送日程
オトコマエ!(放送日程)
放送回 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
演出
|
第1回 |
2008年04月12日 |
許さねえ |
斉藤樹実子 |
石塚嘉
|
第2回 |
2008年04月19日 |
助けてえ |
井川香四郎
|
第3回 |
2008年04月26日 |
はめられた 前編 |
川上英幸
|
第4回 |
2008年05月03日 |
はめられた 後編
|
第5回 |
2008年05月17日 |
しくじった |
坂田義和
|
第6回 |
2008年05月24日 |
休みてえ |
菱田信也
|
第7回 |
2008年05月31日 |
女だますな |
斉藤樹実子 |
黛りんたろう
|
第8回 |
2008年06月14日 |
信じてえ |
川上英幸
|
第9回 |
2008年06月28日 |
夢、見てえ |
菱田信也 |
田中英治
|
第10回 |
2008年07月05日 |
兄ちゃんだい |
斉藤樹実子
|
第11回 |
2008年07月12日 |
悪人狩り 前編 |
川上英幸 |
黛りんたろう
|
第12回 |
2008年07月19日 |
悪人狩り 後編
|
最終回 |
2008年07月26日 |
そして目が覚めた |
菱田信也
|
5月10日・6月21日はプロ野球(巨人対中日戦、巨人対ソフトバンク戦)中継のため休止。6月7日は『エコライフ・フェア2008』関連特別番組「SAVE THE FUTURE」のため休止。6月14日は岩手・宮城内陸地震関連特別編成のため30分繰り下げ[注 2]。
オトコマエ!2(放送日程)
各回 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
演出
|
第1回 |
2009年09月05日 |
医は仁術なり |
川上英幸 |
黛りんたろう
|
第2回 |
2009年09月12日 |
千両小町 |
菱田信也 |
本木一博
|
第3回 |
2009年09月19日 |
おかげさま |
黛りんたろう
|
第4回 |
2009年09月26日 |
里山の決戦 前編 |
川上英幸 |
本木一博
|
第5回 |
2009年10月03日 |
里山の決戦 後編
|
第6回 |
2009年10月10日 |
佐和の恩返し |
菱田信也 |
田中英治
|
第7回 |
2009年10月17日 |
夫婦日和 |
飯野陽子 |
黛りんたろう
|
第8回 |
2009年10月24日 |
落とし穴 前編 |
川上英幸 |
本木一博
|
第9回 |
2009年10月31日 |
落とし穴 後編
|
第10回 |
2009年11月14日 |
恋のからくり |
菱田信也 |
田中英治
|
第11回 |
2009年11月21日 |
損して得とれ |
梶本惠美 |
黛りんたろう
|
第12回 |
2009年11月28日 |
不肖の孫 |
飯野陽子 |
本木一博
|
第13回 |
2009年12月05日 |
静江の恋 |
梶本惠美 |
田中英治
|
最終回 |
2009年12月12日 |
卒業試験 |
菱田信也
|
11月7日は2009NHK杯フィギュア「女子シングル・フリー」中継のため休止。
関連商品
脚注
注釈
- ^ 原作に登場する奥祐筆仕置係(“おくゆうひつ・しおきがかり”。評定衆選任担当)・毛利八助はドラマには登場しない。
また、原作では信三郎の母の名前が「香澄」となっている。
- ^ 東北地方では地震関連ニュースによる特別編成のため、2008年6月21日16:30 - 17:00 (JST)に延期された。
出典
- ^ “斎藤工”. NHKアーカイブス. NHK人物録. 日本放送協会. 2019年7月14日閲覧。
- ^ “オトコマエ! DVD-BOX”. NHKエンタープライズ. 2019年10月28日閲覧。
- ^ “NQCL-4001”. HARBOR RECORDS. 2019年10月28日閲覧。
外部リンク
NHK総合テレビ 時代劇枠番組 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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オトコマエ! 【ここから土曜時代劇枠】
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土曜時代劇 |
枠設立前につき無し
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オトコマエ!
|
陽炎の辻2 〜居眠り磐音 江戸双紙〜
|
|
オトコマエ!2
|
|
NHK総合テレビ 土曜19時台後半枠 |
|
オトコマエ! 【ここから土曜時代劇枠】
|
陽炎の辻2 〜居眠り磐音 江戸双紙〜
|
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大衆名作座(1965年 - 1966年度) |
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金曜時代劇(1966年 - 1978年度) |
1966年 | |
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1967年 | |
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1968年 | |
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1969年 | |
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1970年 | |
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1971年 | |
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1972年 | |
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1973年 | |
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1974年 | |
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1977年 | |
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水曜時代劇(1978年 - 1983年度) |
1978年 | |
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1979年 | |
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1980年 | |
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1981年 | |
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1982年 | |
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1983年 | |
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金曜時代劇(1991年 - 1999年度) |
1991年 | |
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1992年 | |
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1993年 | |
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1994年 | |
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1995年 | |
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1996年 | |
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1997年 | |
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1998年 | |
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1999年 | |
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時代劇ロマン(2000年度) |
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金曜時代劇(2001年 - 2005年度) |
2001年 | |
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2002年 | |
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2003年 | |
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2004年 | |
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2005年 | |
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2006年 | |
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木曜時代劇(2006年 - 2007年度) |
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土曜時代劇(2008年 - 2010年度) |
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木曜時代劇(2013年 - 2016年度) |
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土曜時代劇(2016年度) |
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土曜時代ドラマ(2017年度 - 2021年度) |
2017年 | |
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2018年 | |
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2019年 | |
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2020年 | |
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2021年 | |
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2022年 | |
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特選!時代劇(2022年度 - ) |
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