『広重ぶるう』(ひろしげぶるう)は、梶よう子による日本の歴史小説。
小説新潮に2019年4月号から2020年8月号まで「東都の藍」の題名で連載され、2022年(令和4年)5月30日に『広重ぶるう』[注 1]に改題されて新潮社より単行本として刊行された[2][3](発売日は6月1日[4])。10月6日、本屋が選ぶ時代小説大賞の候補作品に選ばれた[5]。
翌年(2023年)4月12日、第42回新田次郎文学賞に選ばれた[6]。
2024年、NHKにてテレビドラマ化された[7]。
登場人物
書誌情報
テレビドラマ
2023年(令和5年)7月13日、NHK BSプレミアム4Kに於いてテレビドラマ化すること、および出演者、スタッフが発表された[7][8]。2024年(令和6年)1月18日、放送日程および語りに檀ふみを配したことが発表された[9]。
2024年3月23日にBSプレミアム4Kで、4月27日にNHK BSで放送された[10]。
再編集版がNHK総合の「特選!時代劇」で2024年6月23日から7月7日まで3週連続で放送された[11]。
キャスト
- 歌川広重(うたがわ ひろしげ)
- 演 - 阿部サダヲ[7][8]
- 主人公。
- 加代(かよ)
- 演 - 優香[7][8]
- 広重の妻。
- 歌川国貞(うたがわ くにさだ)
- 演 - 吹越満[8]
- 葛飾北斎(かつしか ほくさい)
- 演 - 長塚京三[8]
- 竹内孫八(たけのうち まごはち)
- 演 - 高嶋政伸[8]
- 安藤十右衛門
- 演 - 笹野高史[7]
- 広重の養祖父。仲次郎の父。
- 安藤仲次郎
- 演 - 若林時英[7]
- 安藤十右衛門と後妻・しづとの間に生まれた嫡子。広重より年下だが叔父にあたる。
- しづ
- 演 - 黒沢あすか[7]
- 安藤十右衛門の後妻で、仲次郎の母。
- 昌吉
- 演 - 川原瑛都(少年期)[10]、二宮慶多(1839年 - )
- 広重の弟子。
- 岡島武左衛門
- 演 - 勝村政信[7]
- 定火消与力。狩野派・林斎として絵師でもある。
- 岩戸屋喜三郎
- 演 - 渡辺いっけい[7]
- 栄林堂・主人。昔から広重と付き合いのある版元。
- お栄
- 演 - 中島ひろ子[7]
- 葛飾北斎の娘。
- 寛治
- 演 - 前野朋哉[7]
- 「摺政」の摺師。
- 川口屋
- 演 - 小松和重
- 版元の「川口屋」の主人。
- 山田屋
- 演 - みのすけ[7]
- 版元の「山田屋」の主人。
- 竹内孫八の兄(質屋)
- 演 - 野添義弘[7]
- 質屋を経営する、竹内孫八の兄。
- お安(やす)
- 演 - 山本裕子[7]、
- 広重の家に住み込みで働くことになる飯炊き女。
スタッフ
脚注
注釈
- ^ 歌川の作品で描かれた鮮やかな青色は、欧州では「ヒロシゲブルー」とも呼称される[1]。
出典
外部リンク