アリスタ・レコード(Arista Records)は、かつて存在したアメリカのレコード会社。ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)傘下。
前身はベル・レコードである。元コロムビア・レコード社長のクライヴ・デイヴィスが退社後にベルの社長に着任し、社名を“アリスタ”と改名した。1986年にはBMG傘下となり、RCAと共にBMGの中核レーベルとなった。特に1980年代にAORやブラック・コンテンポラリーなど、比較的ソフトなポップスを売り物に順調に勢力を伸ばした。
日本では、同社の音楽作品はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル・RCA/JIVEグループ(両者ともに現在のソニー・ミュージックレーベルズ)から発売された。
2018年、SMEは著名な音楽マネージャーのDavid Masseyを社長兼CEOに迎え、レーベルを再始動させることを発表した。[1]
沿革
- 1954年 ベル・レコードが設立される。
- 1974年 クライヴ・デイヴィスが社長となり、ベルをアリスタと改名。
- 1978年 グルーシン・ローゼン・プロダクション(GRP)と契約、アリスタ傘下の元、GRPレコードを発足。
- 1979年 ポリグラムに買収され、PolyGramの一部となる。
- 1984年 GRPがアリスタより独立する。
- 1986年 ベルテルスマンに買収され、BMGの一部となる。
- 2000年 クライヴ・デイヴィスが社長を退任。
- 2004年 親元のBMGがソニーと合併、ソニーBMGとなり、その一部となる。
- 2011年 RCAレコードが、アリスタ・ジャイヴ・Jの3レーベルの閉鎖を発表。これらのレーベルの所属アーティストはすべてRCAへ転籍となる[2]。
主なアーティスト/グループ
(移籍・解散・死亡したアーティスト/グループも含む)
日本盤の発売元の変遷
脚注
- ^ “Sony Music Relaunches Arista Records With Hitmaker David Massey - Sony Music” (英語). Sony Music Entertainment (2018年7月9日). 2021年12月25日閲覧。
- ^ “RCA Folds Arista, Jive and J Records”. ローリング・ストーン (2011年10月7日). 2012年1月9日閲覧。
関連項目