アミール・ギャレット
アミール・ジャマール・ギャレット(Amir Jamal Garrett, 1992年5月3日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡ヴィクターヴィル出身のプロ野球選手(投手)。左投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス傘下所属。 経歴プロ入り前高校時代からバスケットボール選手として活躍していたが、父親の説得で野球の道で活躍できる可能性も考慮し、スカウト陣の前で投球を披露することもあった。 プロ入りとレッズ時代2011年のMLBドラフト22巡目(全体685位)でシンシナティ・レッズから指名されプロ入り。この年はレッズ傘下ではプレーしなかった。オフにはセント・ジョーンズ大学へ通ってバスケットボール選手としてもプレー。春から秋にかけては野球、野球のオフシーズンにはバスケットボールというこの二足のわらじは2014年まで続いた(2013 - 2014年のオフはカリフォルニア州立大学ノースリッジ校へ転校して同大学でプレー。)[1]。 2012年にルーキー級アリゾナリーグ・レッズでプロデビュー。パイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングスでもプレーし、2球団合計で9試合(先発7試合)に登板して0勝2敗・防御率4.05・18奪三振の成績を残した。 2013年はルーキー級ビリングスとA級デイトン・ドラゴンズでプレーし、2球団合計で13試合に先発登板して2勝4敗・防御率5.15・32奪三振の成績を残した。 2014年はA級デイトンでプレーし、2球団合計で27試合に先発登板して7勝8敗・防御率3.64・127奪三振の成績を残した。オフには40人枠入りした[2]。 2015年はA+級デイトナ・トーテュガスでプレーし、26試合に先発登板して9勝7敗・防御率2.44・133奪三振の成績を残した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームに選出[3]、シーズン終了後にはフロリダ・ステートリーグのピッチャー・オブ・ザ・イヤーを受賞した[4]。 2016年はAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズとAAA級ルイビル・バッツでプレーし、2球団合計で25試合(先発23試合)に登板して7勝8敗・防御率2.55・132奪三振の成績を残した。また、7月には2年連続でオールスター・フューチャーズゲームに選出された[5]。 2017年は開幕25人枠入りを果たし[6]、メジャーデビューとなった4月7日のセントルイス・カージナルス戦では先発して6回を無失点で勝利投手となった[7]。 2018年は、リリーフ専門で、66試合に登板。 2019年7月30日のピッツバーグ・パイレーツ戦で、9回にパイレーツのトレバー・ウィリアムズからヤジを受けたことに激昂しパイレーツの選手に殴り掛かったことから乱闘に発展し、退場処分を受けた。8月1日にMLBより8試合の出場停止処分を受けた[8]。 ロイヤルズ時代2022年3月14日にマイク・マイナーと金銭とのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[9]。 ガーディアンズ傘下時代2023年7月24日にクリーブランド・ガーディアンズとマイナー契約を結び、同日中にAAA級コロンバス・クリッパーズに配属された。しかし、それから1ヶ月後の8月24日に再び自由契約となった。 エンゼルス時代2024年2月12日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[10]。しかし、約1ヶ月後の3月21日に自由契約となった[11]。 2024年3月27日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結んだ。4月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[12]。メジャー昇格後は6試合に登板し防御率5.06という成績を記録した。5月15日にDFAとなった[13]。同月19日にFAとなったが[14]、同月22日にエンゼルスとマイナー契約を結び直した[15]。 投球スタイル
アロルディス・チャップマンを彷彿とさせる体躯と投球フォームから放る最速98.9mph[17](約159.2km/h)の速球とスライダーは威力十分[18][19]。他にはカーブが武器でチェンジアップも向上中[20]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
獲得タイトル・表彰・記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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