Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

 

犬島新町駅

犬島新町駅
駅全景(2018年1月)
いぬじましんまち
Inujima-Shimmachi
C33 城川原 (0.4 km)
地図
所在地 富山県富山市犬島新町
北緯36度44分6.5秒 東経137度13分35.7秒 / 北緯36.735139度 東経137.226583度 / 36.735139; 137.226583座標: 北緯36度44分6.5秒 東経137度13分35.7秒 / 北緯36.735139度 東経137.226583度 / 36.735139; 137.226583
駅番号 C34
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 富山港線
キロ程 4.7 km(富山駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面1線
乗降人員
-統計年度-
146[1]人/日
-2019年-
開業年月日 2006年平成18年)4月29日
テンプレートを表示

犬島新町駅(いぬじましんまちえき)は、富山県富山市犬島新町1丁目にある、富山地方鉄道富山港線である。駅番号C34

歴史

富山港線の富山ライトレールへの経営移管にあたっては、当初より複数の新駅を設置することが計画されていたが、2003年平成15年)11月27日の富山市議会建設委員会における富山港線路面電車化検討委員会の中間報告においては犬島新町附近等に新駅を設置することが提案された[2][3]。これによって事業計画は進められ、2005年(平成17年)2月18日に富山ライトレールは国土交通省より新駅設置の認可を受け、2006年(平成18年)4月29日の富山ライトレール富山港線の開業と共に当駅が新設された[4][5]。当駅等を含む新駅の開業によりそれまで富山港線の駅間距離は平均888 mであったが、富山ライトレールへの移管開業後は546 mとなり、土居靖範はこれを「利用者が駅に一層アクセスしやすくなる」施策と評価している[2]

年表

  • 2003年平成15年)
    • 7月27日:富山市議会建設委員会における富山港線の路面電車化に係る報告において600m毎に新駅を設置する計画が発表される[2]
    • 11月27日:富山市議会建設委員会における富山港線路面電車化検討委員会の中間報告において旅客の利便性向上のために犬島新町附近に新駅を設置することが提案される[3]
  • 2004年(平成16年)6月11日:富山市と富山ライトレールが4箇所に新駅を設置する方針を固める[2]
  • 2005年(平成17年)
    • 2月18日:国土交通省が富山ライトレールに対し新駅設置等を含む事業計画を認可する[4]
    • 10月3日:富山ライトレールが城川原駅 - 蓮町駅間に新設する駅等の命名権を1,500万円にて販売することを発表する[6]
    • 12月2日:富山ライトレールが当駅駅名を犬島新町駅と決定したことを発表する[7]。当駅に係る命名権の販売申込はなく、地元代表者によって構成される選定委員会において駅名が決定された[8][9]
  • 2006年(平成18年)4月29日:富山ライトレール富山港線の移管開業と共に開業する[5]
  • 2020年令和2年)2月22日:富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、富山地方鉄道の駅となる[10][11]

駅構造

千鳥式ホーム2面1線の地上駅であり、構内の高屋敷田踏切をはさんで上下ホームがある[12][13]

ホームは低床ホームとなっており、旅客上屋等の設備が設けられている[14][15]。富山ライトレール富山港線の各駅及び各停留場においては、各電停の旅客上屋壁面を「個性化壁」と称して駅周辺の文化や歴史を伝える意匠を施しているが、当駅においては舘近史がデザインを手がけ、住友運河がモチーフとなったイメージグラフィックが掲出されている[16]。当駅における個性化壁の協賛企業は、日本海ガスである[16]

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 富山港線 下り 岩瀬浜方面
2 上り 富山駅方面

※同じ線路を用いるため、「方面別のりば」となっている。

利用状況

近年の1日平均乗降人員は以下の通り。[17][18]

年度 1日平均
乗降人員
2013年 160
2014年 108
2015年 124
2016年 124
2017年 166
2018年 146

駅周辺

  • 日本海ガス岩瀬工場
  • 米田・犬島すずかけ台団地

隣の駅

富山地方鉄道
富山港線
城川原駅 (C33) - 犬島新町駅 (C34) - 蓮町(馬場記念公園前)駅 (C35)

脚注

  1. ^ 富山県 駅乗降客数”. 2021年4月19日閲覧。
  2. ^ a b c d 土居靖範、「JR富山港線のLRT転換と課題(上)」、『立命館経営学』第43巻6号所収、2005年(平成17年)3月、立命館大学
  3. ^ a b 「富山港線の路面電車化、第三セクター経営が望ましい 初期投資は45億円 富山市議会建設委で中間報告を提示」、『富山新聞』(4面)、2003年(平成15年)11月28日、富山新聞社
  4. ^ a b 「LRT工事を認可 国土交通省が森市長に」、『富山新聞』(4面)、2005年(平成17年)2月19日、富山新聞社
  5. ^ a b 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(35頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
  6. ^ 「新停留所の命名権、1500万円で販売 富山ライトレール」、『富山新聞』(30面)、2005年(平成17年)10月4日、富山新聞社
  7. ^ 「新設の電停名と車両愛称決まる 富山ライトレール」、『朝日新聞』(富山全県1地方・31面)、2005年(平成17年)12月3日、朝日新聞社
  8. ^ 「富山ライトレールが2社に電停命名権 インテックと大阪屋ショップ 車両愛称はポートラム」、『富山新聞』(19面)、2005年(平成17年)12月3日、富山新聞社
  9. ^ 「富山ライトレール 車両愛称は「ポートラム」 電停5カ所も名称決定」、『北日本新聞』(1面)、2005年(j平成17年)12月3日、北日本新聞社
  10. ^ “富山ライトレール、2月22日に富山地鉄が吸収合併”. 日本経済新聞. (2020年2月21日). オリジナルの2020年2月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200222034302/https://r.nikkei.com/article/DGXMZO55944650R20C20A2LB0000 2020年2月22日閲覧。 
  11. ^ “富山駅南・北の路面電車 20年3月21日に接続 運賃210円”. 日本経済新聞. (2019年10月1日). オリジナルの2019年10月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191005002058/https://r.nikkei.com/article/DGXMZO50447440R01C19A0LB0000 2020年2月20日閲覧。 
  12. ^ 富山ライトレール株式会社安全報告書 - 2016年(平成28年)、富山ライトレール
  13. ^ 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』(18及び85頁)、2010年(平成22年)10月、講談社
  14. ^ 室哲雄、「日本初の本格的なLRTの導入・その成果と今後の展開――富山県富山市――」、『IATSS review』第34巻2号所収、2009年(平成21年)8月、国際交通安全学会
  15. ^ 富山市監修・富山ライトレール記録誌編集委員会編、『富山ライトレールの誕生 日本的本格的LRTによるコンパクトなまちづくり』(75頁)、2007年(平成19年)9月、富山市
  16. ^ a b 富山市監修・富山ライトレール記録誌編集委員会編、『富山ライトレールの誕生 日本的本格的LRTによるコンパクトなまちづくり』(86頁)、2007年(平成19年)9月、富山市
  17. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ)2011-2015年 uMap - 駅別乗降客数マップ 、2019年9月4日閲覧
  18. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月15日閲覧

関連項目

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya