2001年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月9日に開幕した。ナショナルリーグの第32回リーグチャンピオンシップシリーズ(32nd National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、16日から21日にかけて計5試合が開催された。その結果、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(西地区)がアトランタ・ブレーブス(東地区)を4勝1敗で下し、球団創設4年目で初のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
両球団がポストシーズンで対戦するのはこれが初めて。この年のレギュラーシーズンでは両球団は7試合対戦し、ダイヤモンドバックスが5勝2敗と勝ち越していた[1]。ダイヤモンドバックスの創設4年目でのリーグ優勝は、1961年以降のエクスパンションで創設された球団によるものとしては史上最速である[2]。前の最速記録はフロリダ・マーリンズによるもので、球団創設5年目の1997年にナショナルリーグを制覇していた。その年と翌1998年に続き、ブレーブスが本拠地球場ターナー・フィールドで対戦相手にリーグ優勝を決められたのは、ここ5年間で3度目となる[3]。シリーズMVPには、第4戦で3適時打を放ち4打点を挙げるなど、5試合で打率.381・4打点・OPS.905という成績を残したダイヤモンドバックスのクレイグ・カウンセルが選出された。このあとダイヤモンドバックスは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースを4勝3敗で下して初優勝を成し遂げた。
試合結果
2001年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月16日に開幕し、途中に移動日を挟んで6日間で5試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
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10月16日(火) |
第1戦 |
アトランタ・ブレーブス |
0-2 |
アリゾナ・ダイヤモンドバックス |
バンク・ワン・ボールパーク |
|
10月17日(水) |
第2戦 |
アトランタ・ブレーブス |
8-1 |
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
|
10月18日(木) |
|
移動日 |
|
10月19日(金) |
第3戦 |
アリゾナ・ダイヤモンドバックス |
5-1 |
アトランタ・ブレーブス |
ターナー・フィールド
|
10月20日(土) |
第4戦 |
アリゾナ・ダイヤモンドバックス |
11-4 |
アトランタ・ブレーブス
|
10月21日(日) |
第5戦 |
アリゾナ・ダイヤモンドバックス |
3-2 |
アトランタ・ブレーブス
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優勝:アリゾナ・ダイヤモンドバックス(4勝1敗 / 球団創設4年目で初)
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第1戦 10月16日
第2戦 10月17日
第3戦 10月19日
第4戦 10月20日
第5戦 10月21日
脚注
- ^ "Head-to-Head Records," Baseball-Reference.com. 2021年5月19日閲覧。
- ^ David O'Brien, National correspondent, "D'BACKS TAKE THE NEXT STEP," Orlando Sentinel, October 22, 2001. 2021年5月19日閲覧。
- ^ Associated Press, "Atlanta goes out again, but not quietly," ESPN.com, October 21, 2001. 2021年5月19日閲覧。
外部リンク
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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永久欠番 | |
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ワールドシリーズ優勝(1回) | |
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ワールドシリーズ敗退(1回) | |
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リーグ優勝(2回) | |
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傘下マイナーチーム | |
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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永久欠番 | |
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ブレーブス球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(04回) | |
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ワールドシリーズ敗退(06回) | |
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リーグ優勝(18回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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