101 (映画)
『101』(ワンオーワン、原題:101 Dalmatians)は、1996年制作のアメリカ映画。『101匹わんちゃん』を原作とする実写映画。主演はクルエラ・デ・ビルを演じたグレン・クローズである。 日本では1997年3月8日より陽春東宝洋画系にて全国ロードショー。映画ポスターなどのキャッチコピーは「いま、夢が現実になる。」。 ストーリーゲームデザイナーのロジャーは、ペットのダルメシアン・ポンゴとロンドンに暮らしていた。ある日、散歩の途中で二人はファッションデザイナーのアニータと彼女のダルメシアン・パーディタに出会い、ロジャーはアニータと、ポンゴはパーディタと恋に落ち、二人と二匹は互いに結婚する。一方、アニータの勤めるファッションデザイン会社「HOUSE OF DEVIL」の社長で結婚を嫌悪するクルエラ・デ・ビルは、彼女が結婚したと知ると激怒する。結婚からしばらくして、二人と二匹は家政婦のナニーと共に幸せな家庭を築く中、アニータとパーディタが妊娠して一家は幸福に包まれる。数か月後、パーディタは15匹の子犬を出産するが、それを聞きつけたクルエラは、アニータが考案したダルメシアンの毛皮のコートを作るために子犬を7,500ポンドで買い取ろうとするも、ロジャーとアニータから申し出を拒否される。激怒したクルエラは、アニータを解雇した後、手下のジャスパーとホーレスに子犬を盗み出すように命令する。 ジャスパーとホーレスは、ロジャーとアニータが留守にしている間を見計らい、家に侵入して子犬を盗み出す。その様子を目撃した街中の動物たちが騒ぎ出し、異変を察知したポンゴとパーディタが急いで家に戻ると、既に子犬たちは盗み出された後だった。ロジャーとアニータは警察に連絡して捜査を依頼する一方、子犬たちは盗み出された他のダルメシアンの子犬と共に郊外の廃屋に押し込められていた。警察の捜査を知ったクルエラは、毛皮職人のスキナーに子犬たちを殺し、すぐ毛皮にするよう命令を下し、ジャスパーとホーレスは子犬たちを殺そうとするが、他の動物たちが協力して三人を翻弄し、脱出に成功した子犬たちは追いかけてきたポンゴとパーディタと再会する。 その頃、ロジャーたち三人は子犬たちや突如家を飛び出したきり帰ってこないポンゴとパーディタの安否を心配する中、ロジャーとナニーはこれまでの出来事から真っ先にクルエラを疑っていたが、アニータは自身がクルエラの会社にいた頃に描いていたダルメシアンをモチーフにしたコートのデザイン画を思い出すと、ロジャーたちは事件の黒幕がクルエラで、彼女が子犬たちを殺そうとしていることを確信する。しかし動物たちに痛い目に遭わされたジャスパーとホーレス、スキナーは警察に逮捕され、子犬たちが逃げ出したことを知ったクルエラも子犬たちを追跡するが、途中で家畜小屋に迷い込み、馬や豚たちに散々な目に遭わされた挙句、ロジャーやアニータの証言を元に自身が毛皮を作るために動物を盗み殺してきた証拠を掴んだ警察に逮捕される。 子犬たちは警察に保護され、無事にロジャーとアニータの元に帰ってくる。その後、夫妻は警察から「飼い主が不明の子犬たちを引き取って欲しい」という依頼を引き受け、ポンゴとパーディタ、子犬たち合わせて101匹を飼うことに決める。さらにその後、ロジャーはクルエラの逮捕記事からクルエラを悪役のモデルにしたゲームを開発して多額の富を得て、郊外の大豪邸に移り、アニータやナニー、無事に産まれた第一子やダルメシアンたちと共に順風満帆な暮らしをしたのだった。 キャスト実写化するにあたり、ポンゴの飼い主のロジャーの苗字が「ラドクリフ」から原作小説と同じ苗字の「ディアリー」に変更された。
スタッフ
日本語版制作スタッフ
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