韓国放送公社 各種表記 ハングル :
한국방송공사 漢字 :
韓國放送公社 発音 :
ハングク バンソンゴンサ 日本語 読み:
かんこくほうそうこうしゃ 英語 表記:
Korean Broadcasting System (KBS) テンプレートを表示
韓国放送公社 (かんこくほうそうこうしゃ、ハングル : 한국방송공사 ; ハンチャ : 韓國放送公社 ; RR : Han-guk Bangsong Gongsa ; MR : Han'guk Pangsong Kongsa 、通称:KBS )は、韓国の公共放送 局である。ラジオ放送とテレビ放送を共に流すラテ兼営 を行っている。
概説
前身は日本統治時代 に設立された社団法人 「朝鮮放送協会 」(発足当時は社団法人京城放送局 。1927年 2月16日 開局、呼出符号 (コールサイン)はJODK )。1945年の解放以降は、名称をソウル中央放送局(呼出符号はHLKA)に変更され、大韓民国建国時に国営 化された。1961年 10月15日 に地上波テレビ放送が開始され、1973年 3月3日 に現行の公営放送となった[ 1] 。
公営放送であるが、1981年 から広告 収入が認められているため[ 2] 、CM も放送されている[ 注釈 1] 。これは、全斗煥 政権時代の1980年 に行われた、いわゆる「言論統廃合 」政策によって、東洋放送 ・東亜放送 ・西海放送 ・全日放送 ・韓国FM放送 と言った民放 を統合したことによる。そのこともあり、旧東洋放送系のチャンネルと有料放送チャンネルに限って実施されている。また、韓国の提供クレジットは提供企業の名称が羅列しているだけであり、それを読み上げないのが一般的であるが、KBSでは、“提供 ”の字幕表示を省略している番組が他局よりも多い。
ネットワーク
概要
本部の他、各地の放送局、海外10支局を有する。
各地の放送局は拠点局である「放送総局」と一般の放送局の2階建てになっている。放送総局は基本的に建国当時の直轄市(現在の広域市)と各道庁所在地に置かれる。
国内拠点
KBS昌原放送総局
国外拠点
放送系統
多チャンネルであるが、地域ごとに視聴できる系統が異なっている。
その背景としては、1980年の全斗煥 による言論統廃合 により、KBSがMBC(文化放送) 系列各社とCBS(基督教放送) 以外の民放を吸収合併したことがある。
全国紙・中央日報 社経営による「東洋放送 」はKBSの第2テレビジョン・第3ラジオ(初代)[ 注釈 2] ・第2FMに移行。
全国紙・東亜日報 社経営による「東亜放送 」(HLKJ/792KHz)はソウル・首都圏市民向けに生活情報やニュースなどを放送するKBSラジオソウル に移行された。なお、KBSラジオソウルは民放のソウル放送(現社名:SBS )に移管している。
その後教育テレビ放送 、教育FM放送 はKBSから分離して韓国教育放送公社 (EBS)に移管している。
国内向けテレビジョン放送
地上波チャンネル
KBS 1TV
略称:KBS 1TV。ニュース・時事・教養番組中心。もともとのKBSオリジナル系統。
KBS 2TV
略称:KBS 2TV。ドラマ・芸能番組中心だが、一部1TVとジャンルが被る。言論統廃合 によって1980年 11月30日 で廃局した東洋放送 から引き継いだ。
KBS第3テレビジョン
2017年 5月31日 首都圏地区で開局。世界初の地上波による超高精細度画質 (4K )によるテレビジョン放送で、第1・第2それぞれで放送を行っている。但し導入に際し、試験段階でヨーロッパ方式を試していたものの本放送ではアメリカ方式を採用したため、一部でアメリカ方式に対応したセットトップボックスの追加購入を余儀なくされる事態となった。
地上波DMBテレビ放送 “U-KBS”
2005年 まず首都圏で開始し、2年後に全国化。1TVサイマルの「U-KBS HEART」[ 注釈 3] 、2TVサイマルの「U-KBS STAR」がある。
ケーブル・衛星チャンネル(KBS N系列)
KBS drama(ドラマ・バラエティ専門)
キャッチフレーズは「あなたを愛しています 」。最新のドラマとバラエティや、思い出のドラマや海外のテレビシリーズなどを放送している。
KBS N sports(スポーツ専門)
キャッチフレーズは「MORE THAN SPORTS 」と「スポーツ、その以上の感動 」。韓国内の様々のプロスポーツと海外のスポーツなどの実況中継を中心とする。
KBS joy(本格バラエティ専門)
キャッチフレーズは「想像、その以上の楽しさ 」。本チャンネル自主制作のオリジナル番組が、ほかのチャンネルと比べて多い。
KBS prime(プレミアム文化専門)
キャッチフレーズは「Leader's Choice 」。1996年 、衛星2テレビ として開局したこのチャンネルは、文化・歴史・生活情報などを放送する。
KBS Kids(子供向け専門)
子供番組 専門チャンネルで、かつて2TVで放送されていた幼児向けフィクション『フートス』のキャラクターをマスコットとしていた。
KBS W(女性向け専門)
女性向けの番組が多数放送されている。
KBS News D(ニュース専門)
インターネット限定放送。このコンテンツオリジナルのニュースやドキュメンタリーを放送している。地上波チャンネルの全定期ニュース番組とサイマル放送をしている。
国内向けラジオ放送
KBS第1ラジオ“ニュースチャンネル”
略称:KBS 1R。ニュース ・時事情報専門の24時間放送である。午前5時を基点とし、愛国歌 はその前に放送。中波(AM)による放送が基本だが、混信対策も兼ねて標準FM放送 も全国的に放送されている。
KBS第2ラジオ“Happy FM”
略称:KBS 2R。「健康な家族・娯楽チャンネル」として、インターネットと連動した放送を実施。KBSオリジナル系統ではあるものの、後に吸収した“愛の声放送”以前の旧第3ラジオを2TVと同じく東洋放送から引き継いだ経緯から、ソウルのみAMでも放送されており、その他の地域ではFMのみの放送。放送時間は5時から翌朝3時。
夜10時からの人気番組「夜を忘れたあなたに 」は東洋放送時代から続く人気長寿番組。オープニングテーマ曲も「シバの女王」と、TBC当時と全く変わっていない。ただ放送時間が10時からと、当時の開始時間に比べ若干早くなっている。
KBS第3ラジオ“愛の声放送”
2000年 放送開始。障害者 や社会的弱者に向けた生活情報を中心とした番組編成。放送時間は5時から翌朝3時。「HLKC(-SFM)」のコールサインを用いたラジオ放送を旧第3ラジオ閉局以来19年ぶりに復活させたもの。ソウル首都圏のみ標準FM放送を2010年 から開始したため、国内対象のAM局は全て標準FMを実施するようになった。それ以外の地区でも第2ラジオのAM波はコールサインをそのままにして当局に変更したため、AMのみの放送となっている。
ソウル、大邱 、光州 、江陵 、昌原 地区で放送中。かつては群山 、順天 地区でも放送していた。
1980年12月1日から1981年9月6日まで運営していた第3ラジオとは関係ない。
KBS第1FM“Classic FM”
器楽曲 専門放送で、クラシック 、ジャズ はもちろんのこと、韓国の放送局ということもあり、国楽 も扱う。1Rとは別の系統である。24時間放送。ソウル首都圏以外におけるKBSのFM局はこの系統だけであり、地域ごとに局名・愛称が異なる。
大邱局のものは韓国FM放送 から引き継いだ系統のため、未だに独自番組が他局よりも多くなっている。
KBS第2FM“Cool FM”
地上DMB音声放送“U-KBS MUSIC”
ポピュラー音楽専門放送。2TV、2Rと同じく東洋放送から引き継いだ。前者の系統は首都圏のみではあるが、首都圏以外の地区では第2ラジオに移してネットしている番組もある。後者の系統は全国向けで、前者系統のサイマル放送 を実施しているが、ごく一部でサイマル放送を行っていない時間もある。24時間放送。
国外向け放送
歴史
1926年
11月30日...「社団法人京城放送局」設立が許可される。
1927年
1月20日...京城放送局、試験放送開始。
2月16日...京城放送局開局。呼出符号JODK、周波数870キロサイクル、空中線電力1kW。
1932年
4月7日...「社団法人朝鮮放送協会」に改組、京城放送局は後に「京城中央放送局」に改称。
1933年
4月26日...京城中央放送局、朝鮮語による第2放送開始。従前の放送は日本語による第1放送となる。空中線電力を共に10kWとする。
1935年
9月21日...釜山放送局 開局、以後順次朝鮮全土にネットワークを広げる。
1937年
4月17日...京城中央放送局第2放送の空中線電力を50kWに増強。
1945年
8月15日 - 終戦の詔勅 を中継放送。
8月26日...日本敗戦により朝鮮半島北部を占領したソ連軍が南北の中継回線を切断。
9月9日...京城に進駐した米軍が京城中央放送局を接収し、日本語による放送終了。以後米軍の管理下に置かれる。
1948年
8月6日...大韓民国発足により朝鮮放送協会が「大韓放送協会」に改称。その後大韓放送協会は解散させられ、国営となる。
1953年
1961年
7月1日...自由大韓の声を「ソウル国際放送局」に改称。
10月15日...政権を掌握した朴正煕 により、韓国初のテレビ局「大韓放送 」が国に接収され廃局となる。
12月31日...接収した大韓放送を引き継ぐ形で「ソウルテレビジョン放送局」開局。
1968年
7月25日...ソウル中央放送局、ソウル国際放送局、ソウルテレビジョン放送局を統合し、国営中央放送局が発足。
1973年
3月3日...放送事業を公社化し、「韓国放送公社」発足。
1976年
1979年
1980年
1981年
2月2日...第3テレビジョン、教育FM放送開始。
1990年
12月27日...第3テレビジョンと教育FM放送を韓国教育開発院に移管。
2000年
2001年
3月3日...「韓国放送」の愛称を導入。
11月5日...デジタルテレビジョン放送開始[ 3] 。
2004年
10月31日...合理化のため地域放送局の統廃合を実施。
2012年
12月31日...首都圏地域を最後にアナログテレビジョン放送を午前4時をもって終了した[ 4] [ 5] 。
歴代代表取締役社長
歴代
名前
就任
退任
1代
洪景模 (홍경모)
1973年2月21日
1979年2月20日
2代
3代
崔世卿 (최세경)
1979年2月21日
1980年7月28日
4代
李元洪 (이원홍)
1980年7月28日
1985年2月19日
5代
6代
朴鉉兌[ 6] (박현태)
1985年2月20日
1986年8月29日
7代
鄭九鎬 (정구호)
1986年8月30日
1988年11月3日
8代
徐英勳 (서영훈)
1988年11月3日
1990年3月8日
9代
徐基源[ 6] (서기원)
1990年4月9日
1993年3月16日
10代
洪斗杓[ 6] (홍두표)
1993年3月17日
1998年4月1日
11代
12代
朴權相[ 6] (박권상)
1998年4月20日
2003年3月10日
13代
14代
徐東九 (서동구)
2003年3月22日
2003年4月2日
15代
鄭淵珠[ 6] (정연주)
2003年4月28日
2008年8月11日(解任)[ 7]
16代
17代
18代
李炳淳[ 6] (이병순)
2008年8月26日
2009年11月23日
19代
金仁圭[ 6] (김인규)
2009年11月24日
2012年11月23日
20代
吉桓永[ 6] (길환영)
2012年11月23日
2014年6月10日(解任)[ 8]
21代
曺大鉉[ 6] (조대현)
2014年7月28日
2015年11月23日
22代
高大榮[ 6] (고대영)
2015年11月24日
2018年1月23日(解任)[ 9]
23代
梁承東[ 6] (양승동)
2018年4月9日
2018年11月23日
シンボルマーク
本社の概要
所在地
本館:郵便番号150-790 大韓民国ソウル特別市 永登浦区 汝矣公園路13(汝矣島 洞 )
英文表記:18, Yeouido-dong, Yeongdeungpo-gu, Seoul 150-790.
ほか、9号線セッカン駅 に近い別館がある。この別館は旧東洋放送本社である。
送信所・中継局一覧
デジタルテレビ
第1テレビ
リモコンキーID:9-1
呼出符号:HLKA-DTV
第2テレビ
リモコンキーID:7-1
呼出符号:HLSA-DTV
EBSテレビ
リモコンキーID:10-1
呼出符号:HLQL-DTV
送信所
物理チャンネル
空中線電力
第1テレビ
第2テレビ
EBSテレビ
冠岳山
K-15ch
K-17ch
K-18ch
2.5kW
南山
K-22ch
K-45ch
K-46ch
5kW
仏光
K-26ch
K-28ch
90W
白蓮
K-20ch
K-51ch
90W
貞陵
K-320ch
K-51ch
50W
長位
K-38ch
K-47ch
90W
アナログテレビ
[2012年12月31日午前4時終了]
第1テレビ
第2テレビ
呼出符号:HLSA-TV
旧「東洋テレビジョン(TBC/HLKC-TV ただし前身DTVとして開局から中央日報社と統合時しばらくはHLCE-TVを使用。)」
EBSテレビ
送信所
チャンネル
空中線電力
第1テレビ
第2テレビ
EBSテレビ
南山
K-9ch
K-7ch
K-13ch
50kW / 50kW / 10kW
冠岳山
K-25ch
K-37ch
K-43ch
30kW / 10kW / 30kW
仏光
K-49ch
K-52ch
K-60ch
500W
白蓮
K-20ch
K-32ch
K-39ch
500W
貞陵
K-53ch
K-57ch
K-59ch
100W
東小門
K-49ch
K-36ch
K-39ch
10W
長位
K-20ch
K-45ch
K-23ch
500W
杏堂
K-57ch
K-21ch
K-31ch
10W
ラジオ
ラジオはテレビと異なり、仁川市・京畿道も本社直轄である。
第1ラジオ
送信所
周波数
空中線電力
呼出符号
※蘇莱送信所 (仁川市)
AM 711kHz
500kW
HLKA
※冠岳山送信所 (ソウル市)
FM 97.3MHz
10kW
HLKA-SFM
※龍門山中継所 (楊平郡)
FM 90.3MHz
1kW
なし
紺岳山中継所 (坡州市ほか)
FM 91.5MHz
500W
城南中継局 (城南市)
FM 93.5MHz
20W
龍仁中継局 (龍仁市)
FM 88.1MHz
20W
第2ラジオ(HappyFM)
送信所
周波数
空中線電力
呼出符号
南陽送信所 (華城市)
AM 603kHz
250kW(昼間) 500kW(夜間)
HLSA
冠岳山送信所
FM 106.1MHz
10kW
HLSA-FM
第3ラジオ(愛の声放送)
AMは2000年 1月1日 放送開始。この呼出符号(コールサイン)・周波数(HLKC/639kHz)はかつて東洋放送が使用していた。
2010年に周波数を1134kHzに変更。この周波数は韓民族放送第1で使用されていた(972kHzとサイマル放送)。標準FM(本社直轄)は2010年 4月20日 放送開始。
送信所
周波数
空中線電力
呼出符号
華城送信所 (華城市)
AM 1134kHz
500kW
HLKC
冠岳山送信所
FM 104.9MHz
2kW
HLKC-SFM
第1FM(Classic FM)
送信所
周波数
空中線電力
呼出符号
冠岳山送信所
FM 93.1MHz
10kW
HLKA-FM
第2FM(Cool FM)
送信所
周波数
空中線電力
呼出符号
冠岳山送信所
FM 89.1MHz
10kW
HLKC-FM
白翎中継局
FM 90.9MHz
100W
なし
城南中継局
FM 97.7MHz
20W
なし
韓民族放送
送信所
周波数
空中線電力
呼出符号
備考
唐津送信所 (忠清南道唐津市)
AM 972kHz
750kW(昼間) 1500kW(夜間)
HLCA
第1放送
華城送信所
SW 6015kHz
100kW
HLK2
金堤送信所 (全羅南道金堤市)
AM 1170kHz
500kW
HLSR
第2放送
地上波DMB
U-KBS
送信所
物理チャンネル(周波数)
空中線電力
冠岳山送信所
K-12Bch (207.008MHz)
2kW
南山中継所 (Nソウルタワー )
2kW
仏光中継所 (ソウル市)
90W
主なテレビ番組
ドラマ
アニメ
日韓合作
日本製作
ニュース
1TV
KBSニュース広場 (KBS뉴스광장 )
月曜~土曜6:00~7:50。ローカル枠は7:35頃~。平日のみの放送。(手話)
平日の6時台の前半 (6:00~6:15) を第1ラジオと同時放送。
祝日は6:00〜6:10にKBSニュースを放送し、KBSニュース広場は7:00開始となる
KBSニュース (930) (KBS뉴스(930) )
平日9:30~10:00(手話)(9:50頃~10:00はローカル枠)。
KBSニュース12 (KBS뉴스 12)
平日12:00~13:00。(手話放送)
祝日はKBSニュースとして12:00〜12:20に放送)
KBSニュース2 (KBS뉴스 2)
平日14:00〜14:30。(手話)
祝日はその日の編成によるが、KBSニュースとして14:00〜10分間ないし15分間放送)
KBSニュース5 (KBS뉴스 5)
平日17:00~17:30。(手話)
祝日はKBS ニュースとして17:00〜17:10に放送)
KBSニュース7 (KBS뉴스7 )
平日19:00~19:40。月曜〜木曜は全編ローカル枠。金曜日のローカル枠は19:30頃~19:35頃。(手話)
KBSニュース9 (KBS뉴스 9)
平日21:00~22:00、土日21:00~21:40。ローカル枠は平日21:35頃~21:45過ぎ、土日21:25頃~21:30過ぎ。(手話)
「MBCニュースデスク (MBC 뉴스데스크 )」と並ぶ韓国を代表するニュース番組。前半部は第1ラジオ放送と同時放送。日本では日本放送協会 (NHK)の「ニュースウオッチ9 」と同時間帯。
テレビ欄上の表記は「KBSニュース9 (KBS 뉴스 9)」であるが、実際の放送では「KBS 9時のニュース (KBS 아홉시 뉴스 )」と言っている。
番組の前半 (平日21:00~21:30、土日21:00〜21:20) を第1ラジオ、第3ラジオ、韓民族放送と同時放送
KBSニュースライン (KBS뉴스라인 )
月曜〜木曜23:30~24:10、金曜23:40〜24:10。(手話)
KBSニュース (KBS뉴스 )
KBS週末ニュース (KBS주말뉴스 )
週末24時台に10分間(その日の編成によって放送時間が変わり、25時台に放送する場合もある)、土曜9:30~9:40(手話)、日曜8:00~8:10(手話)。
日曜は6:00~6:10 (手話放送)
土日は12:00~12:10(手話放送)
土日は17:00~17:10(手話放送)
土日は19:00~19:10(手話放送)
KBSニュース特報(KBS뉴스특보 )
KBS気象特報(KBS기상특보 )
このうち、日本向けテレビ国際放送「KBS WORLDテレビ」では、「ニュース広場」(平日で第1部のみ)、「ニュース9」(2022年1月より平日のみに縮小)を同時に放送する。
2TV
KBS朝のニュースタイム (KBS아침뉴스타임 )
地球村ニュース (지구촌뉴스 )
平日10:40~11:00。世界のニュースやトピックを紹介。(祝日は放送休止)
KBSニュースタイム (KBS뉴스타임 )
KBS統合ニュースルームET (KBS통합뉴스룸ET )
月曜~木曜17:50~18:30、火曜〜木曜24時台(その日の編成によって放送時間が変わり、25時台に放送する場合もある)。主に、経済関係のニュースを放送する。(祝日は放送休止)
KBS災難放送センター(KBS재난방송센터 )
日曜7:00~7:10、月曜〜木曜25時台(その日の編成によって放送時間が変わる)。
備考
第1テレビジョンのKBSニュース広場、KBSニュース12、KBSニュース9はNHK-BS1 のワールドニュース(ニュース広場→「ワールドWave モーニング 」と「ワールドWave 」、ニュース12→「ワールドWave アジア 」、ニュース9→「ワールドWave トゥナイト 」と「ワールドWave アジア」(記事によっては翌朝の「ワールドWave モーニング」))でも放映されている。ハイビジョンで制作されているため、デジタル放送は16:9のワイド画面で放送されており、NHKのデジタル総合テレビでは韓国KBSのニュースが放送される際、ハイビジョン画質で見ることができる。
長らく、KBSニュース9の開始時間が半端な時間なのはヘッドラインが20:58′30″から開始する為であった。現在はOPの後にヘッドラインが流れているため、21:00開始である。また、過去に第2テレビジョンで放送されたKBS8ニュースタイムも同様(19:58′30″開始)であった。
情報番組
生放送 世界の朝(생방송 세상의 아침 )(第2テレビジョン、平日6:00~/放送終了)
生放送 今日(생방송 오늘 )(第2テレビジョン、平日6:00~放送終了)
2TV朝(2TV 아침 )(第2テレビジョン、平日6:00~)
生放送 朝がいい(생방송 아침이 좋다 )(第2テレビジョン、平日7:00~08:00)
生放送 朝の広場(아침마당 )(第1テレビジョン、平日8:30~)
6時 我が故郷(6시 내고향 )(第1テレビジョン、平日18:00~)
生放送 時事360(생방송 시사360 )(第2テレビジョン、月曜~木曜24:15~/放送終了)
生放送 世界は今(생방송 세계는 지금 )(第2テレビジョン、月曜~木曜20:20~20:50)
追跡60分(추적 60분 )(第2テレビジョン、土曜22:15~)
VJ特攻隊 (VJ특공대 )(第2テレビジョン、金曜21:55~)
取材ファイル4321(第1テレビジョン、日曜21:40~)
リビングショーあなたの6時(리빙쇼 당신의여섯시 )(第2テレビジョン、月~木18:10/放送終了)
法律バラエティ~依頼人K(의뢰인 K) (第2テレビジョン金曜19:55~20:55/放送終了)
TV批評 視聽者デスク(TV비평 시청자데스크 )(第1テレビジョン、金曜13:00~14:00)
TVグショ 珍品名品(TV쇼 진품명품 )(第1テレビジョン、日曜11:00~12:00)
挑戦! ゴールデンベル (도전! 골든벨 )(第1テレビジョン、日曜19:10~20:05)
KBS WORLD TVでは、「特ダネニュース 」の名義で放送されている。
生生情報通(생생정보통 )(第2テレビジョン1.月~木18:30~18:40,平日 20:30~20:50/放送終了)
動物の世界(동물의 세계 )
動物の王国(동물의 왕국 )
KBS杯バドゥク王戦 (KBS바둑왕전 )
テレビ囲碁アジア選手権戦 (TV바둑아시아선수권대회 )
KBS杯 将棋王戦(KBS장기왕전 )
音楽・バラエティ
歌謡舞台 (第1テレビジョン、月曜10:00~)
開かれた音楽会(第1テレビジョン、日曜18:00~)KBSホール で定期収録。
ハッピートゥゲザー3(第2テレビジョン、木曜23:05~)トークバラエティ
ギャグコンサート(第2テレビジョン、日曜21:05~)若手コメディアンによるショートコント番組。
スポンジ2.0 (第2テレビジョン、土曜18:40~)フジテレビ 「トリビアの泉 」の盗作と批判を浴びた番組。
楽しい日曜日・ハッピーサンデー(第2テレビジョン、日曜17:30~)(2時間余のワイドバラエティで「スーパーマンが帰ってきた」と「1泊2日」の2番組を放送)
クイズ大韓民国(第1テレビジョン、日曜10:00~)
ミュージックバンク (第2テレビジョン、金曜18:30~)
愛のリクエスト(第1テレビジョン、土曜18:00~)
全国のど自慢 (第1テレビジョン、日曜12:10~)日テレ 、A で司会者が紹介された(2005年5月15日)。
コンサート7080(第1テレビジョン、日曜11:10~)
国楽の祭典だ(국악한마당 )(第1テレビジョン、土曜13:15~14:05)
TVショー珍品名品(TV쇼 진품명품 )(第1テレビジョン、日曜11:00~)
美女たちのおしゃべり2(미녀들의 수다2 、第2テレビジョン、月曜23:05~)
想像プラス(第2テレビジョン、火曜23:05~)
1対100(第2テレビジョン、火曜20:55 (1대100 、1 vs. 100 の韓国版にあたるクイズ番組。
演芸家 中継(연예가 중계 、第2テレビジョン、金曜20:55~)
天下無敵野球団 スポーツバラエティー。韓国の芸能人野球 愛好家が結成した草野球チームの奮闘を描いたドキュメンタリータッチの番組。
ヌガヌガ チャラナ (第2テレビジョン、金曜16:00~17:00)
受信料制度
KBSの受信料制度 は、1961年 のテレビ放送開始を機に導入された。日本のNHK とは異なり、当初はKBS独自で、続いて公共機関 による委託 徴収を経て、1994年 からは受信料を韓国電力公社 の電気料金 に上乗せして徴収している。受信料の一部は韓国教育放送公社 (EBS)と韓国電力公社[ 注釈 4] にそれぞれ分配されている[ 10] 。世帯にテレビ受像機 が無い家庭については、KBSに別途申告することで毎月の受信料を免除されるが、この手続きが煩雑であり(大韓民国のマスメディアでも、この件について批判報道があった)、実際にKBS受信料が免除されている家庭は少ない。
現行の制度は、受信料徴収にかかる費用を抑えることや、受信料公平負担を目的に導入された。この徴収制度によって受信料収入は増加し、広告収入も増加しているため、月額2,500ウォン のまま20年以上据え置かれているが、「公共放送 にふさわしい財源に見直すべきだ」との意見が高まっているため、広告収入を縮小させ受信料を引き上げることも検討された。2010年10月現在、受信料を月額4,600ウォンとし、全体に占める広告収入の割合を20%以内とする法案が検討されている[ 11] 。
2023年6月、大統領府 は韓国電力の電気料金と分離した上でKBS受信料を徴収するように放送通信委員会と産業通商資源部に勧告したことを発表した。これに伴い、同委員会などは放送法施行令の改正に動く方向で調整しており、朝鮮日報 は早ければ同年内にも分離徴収が実現する可能性があると報じている[ 12] 。
全斗煥 政権時代には、毎日ニュース番組のトップで大統領の動静を伝えたり(毎日午後9時になると、時報と同時に「全斗煥大統領閣下は」と始まっていたのを揶揄し、「땡」(テン)と時報が鳴ったら「全斗煥」(전두환)の頭文字「전」(ジョン、ただし実際にはチョンと発音)という音が聞こえるということで땡전뉴스 (テンジョンニュース)と呼ばれていた)、総選挙時には与党候補に隔たった偏向報道 を行って韓国の視聴者 の反感を買い、KBS受信料ボイコット 運動を起こされた。この受信料不払い運動によって、当時のKBSは受信料収入を50%も減らし、KBSの経営にも大きなダメージを負った。
受信料の現実化 - 健康な公営放送の始まり
言論統廃合 による媒体・組織の肥大化により、受信料収入だけでは運営が困難となり、放送局の統廃合など経営合理化策を進める一方で、旧東洋放送系統のチャンネルだけではなく、公式ウェブサイト 上でも国営企業 を通じて広告を募り、その収入で不足分を補う事態となっていた。大韓民国の国会にも大韓民国政府を通じて受信料値上げに向けて制度改正を求めたものの、拒否されていた。なお、KBSの受信料は年間3万ウォン であり格安である[ 13] 。
このため、2013年 12月10日 に"수신료 현실화, 건강한 공영방송의 시작입니다." (受信料の現実化 - 健康な公営放送の始作です)というキャッチフレーズを掲げ、受信料値上げへの理解を求める一大キャンペーンを開始した。『KBSニュース9 』後の繋ぎスポットも『韓国の遺産』から、受信料値上げに理解を求めるものに変わった。また、KBS理事会では受信料値上げの目的として実現した際に実行する「10大約束」を決め、放送などで広く示している。
論議を呼んだ報道
2014年2月9日、ソチオリンピック のフィギュアスケート 団体戦ショートプログラムにおいて「浅田真央 の演技が始まります。おそらく失敗するでしょう」とアナウンサーが実況したが、これを聞いた解説者が「今の浅田真央はキム・ヨナ のライバルではないですね。キム・ヨナのジャンプの高さ、スピード、表現力は、浅田と比べ物になりませんね。例えるなら、成熟した魅力を持つ女性と小娘の力比べのようなものでしょう」と応じた[ 14] 。
日本での視聴方法
テレビ放送(KBS 1TV、2TV)は、韓国に比較的近い日本の一部地域(主に西日本以南)で、衛星放送 を通じて受信可能である[ 15] 。また、スポラディックE層 が発生している時には、地上アナログ放送の電波をとらえることができた(九州北部や山陰地方は海上伝播による直接受信が可能)が、韓国のアナログテレビ放送終了により視聴出来無くなった。地上デジタルテレビ放送 も、日本とエンコード方式が異なるATSC を採用しているため、ISDB のテレビ受像機 では視聴出来ない。
CS放送のスカパー! およびスカパー!プレミアムサービス において、「KBSワールド 」を視聴することが可能である。ニュース番組は生放送であるが日本語字幕 や同時通訳 が無く(NHK BS1のワールドニュースでは時差放送で日本語 の同時通訳がある)、ドラマ・バラエティーなど多くの番組は一部を除き日本語字幕が付くため、本国よりも遅れて放送される(不定期のメンテナンス=主として深夜を除き、24時間放送)。
ニュース番組の同時放送対象番組 「KBSニュース広場」(平日6時台。以前は7時台や土曜の放送もあったが現在は平日6時台のみ)、「KBSニュース12」(平日12時台。前半35分間は手話通訳入り 2015年9月30日終了)、「KBSニュース9」(21時台。2022年1月より平日のみに縮小)
KBSワールド日本オリジナル番組として、K-POP の楽曲やアーティストの現状を取り上げる「輪!K-POP」が平日放送されている(2011年10月現在、月曜・水曜に新しい番組が更新され、翌日に当たる火曜・木曜は再放映)
これ以外にも、ひかりTV や全国主要ケーブルテレビ 局でも視聴可能(チャンネルは異なるので、外部リンク「KBSWorld視聴方法」で確認)。
2009年10月1日、スカパー!HD→スカパー!プレミアムサービス、eo光テレビ (チャンネル名は「KBS WORLD HD 」)にて、2018年10月1日、スカパー!(チャンネル名は「KBS WORLD 」)にてハイビジョン放送を開始した。
番組中の「ステーションブレイク 」中は、番組案内やK-POP(韓国のポップス歌手)のビデオクリップ が放送されているが、2010年 春頃から日本企業の通信販売 のインフォマーシャル が挿入される時間もある。
ラジオ放送 は、国際放送 の「KBSワールドラジオ 」(日本語放送)はもとより国内向け中波放送も夕方から早朝にかけて日本国内でも聴取可能で、終日聴取可能な地域や日本国内の放送局と混信する地域もある。
一時期、釜山放送本部 が第1ラジオ放送の電波(当初は890KHz→891kHzのみ。後にAM・FM同時放送が開始されたのに伴い103.7MHzも追加)を利用して日本向け国際放送を同時放送[ 注釈 5] したことがあったが、現在は廃止されている。
インターネット放送 を使うことによって、テレビ・ラジオ放送が視聴が出来るようになっている。また、2006年 より、KONG (K BS O n Air N o G ravity) という機能が独自に開発され、これにより簡単にラジオ放送が聴けるようになった。なお、テレビ・ラジオ放送を視聴するにはKBSへの会員登録が必要である。
韓国に居住していない日本人も「海外に住む外国人」枠(実際は英語表記)で登録可能であるが、登録にあたってはパスポート番号や住民基本台帳カード番号など、全国民を一義的に区分できる公的身分証明書の番号入力が必須となっている。なお、これはKBSに限らず、韓国のインターネットサイトでは本人確認 が日常的に行われている(韓国のインターネット 参照)。
同年11月には「KBSワールドラジオ 」日本語放送 の人気音楽番組SUNDAY MUSIC POWER の日本向け携帯配信サービスを開始。エンタメ配信サイト interest.TV を通してNTTドコモ やau の携帯電話でも一部無料で聴けるようになった。
2015年10月30日、ニュースの生放送に特化した「KBS WORLD 24 」を開局。KBS 1TVでの最新ニュースやKBS 2TVでのドキュメンタリー番組を中心に編成され、YouTube やニコニコ生放送 によるインターネットストリーミング配信にて視聴が可能で、「KBSニュース広場」「KBSニュース12」「KBSニュース9」も、全編を通じて放送するようになった。その後、2021年7月に「KBS KOREA 」にリニューアルし、1TVで放送している全てのニュースを全編同時放送するようになった他、夜の連続ドラマや幼児向け番組も放送されるようになった。また、これまで通り、ドキュメンタリー番組や教養番組も放送される。
ラジオ部門では、これまでの短波放送 に代わる、より効率のよい伝送路の開発を行っている。
備考
放送開始前(テレビでは午前 05:53)より、愛国歌 をフルコーラス演奏している。また、ラジオ放送では愛国歌と併せて社歌も放送される。
ジングル などに使われるロゴソングは、ピ (Rain)が歌っている。
上述の社歌・ロゴソングとは別にKBSの歌 という曲が存在する。これはKBSの対外向けキャンペーンソングとして製作されたもので、国際放送の時間調整(オルゴールとして)などに放送される。2番まで歌詞がある。
韓国の地方自治体公式サイトに設置されている実時間ニュースにKBSを使っている自治体もあるが、最近は国政広報処 が運営する国政ブリーフィング に切り替えている自治体が多い。
KBSワールドラジオでは、日本語放送 を含む漢字文化圏 全体の言語において、韓国での呼称に合わせており、「朝鮮民主主義人民共和国 (北朝鮮)」を「北韓 」(ほっかん)、「朝鮮半島 」を「韓半島 」(かんはんとう)、「朝鮮戦争 」を「韓国戦争 」(かんこくせんそう)と呼称しており、KBSワールドラジオの公式HP・アプリでも同様の表記が用いられる。ただし、スカパー!で放送している「KBS WORLD」では『南北の窓 』などの番組であっても、日本語字幕 では「北朝鮮」「朝鮮半島」「朝鮮戦争」を用いている。
なお、北朝鮮の国際放送、朝鮮の声放送 (Voice of Korea)の日本語放送では韓国を「南朝鮮(みなみ・チョソン。ただし過去はみなみ・ちょうせん)」と表現している。逆のパターンではNHKワールド・ラジオ日本 製作のハングルニュースでは北朝鮮をそのまま漢字語 に直訳(プッチョソン[ 注釈 6] と読み上げている)したものが使われている。
NHKとは本部レベルで包括提携しているが、各放送局レベルでも提携関係を樹立している。
また、1980年代 の一時期、韓国文化放送 (MBC)の筆頭株主となり、事実上「1局2波」と同等状態になっていたことがあった。(言論統廃合 を参照)
参考文献
脚注
注釈
^ 韓国では、番組 と番組の合間にスポットCM が流され、KBS第2テレビジョンではスポットCMが唯一の地域別放送でもある。テレビ番組は、オープニングクレジット 、本編、エンドカードの順で構成されており、タイムCM (パーティシペーション は無し)がそれらの合間のみに放送され、番組本編の中には放送されないことが原則(ケーブルTVを除く)。ただし、数時間に及ぶ朝のワイドショー や特番、映画 の時は、第1部・第2部というように番組を各部に分け、その間に中間広告を入れる手法を取っている。また、ドラマでも2018年4月から中間公告を始めたが、1話2部構成で、1部あたりの放送時間が35分である。
^ 現在放送している第3ラジオとは別の系統で、翌年に第2ラジオに統合される。
^ 本土向け放送のソウル局サイマルと、済州局サイマルがある。
^ 徴収委託手数料として。
^ 毎日0:00-1:00。なお1987年 と1988年 は韓国ではサマータイム を採用し、この期間の日本時間は23:00-24:00に当たる
^ 북조선 、この単語を用いられる全世界の放送媒体では当ニュースのみである。北朝鮮や中国朝鮮語 は、漢字語に訳したものにあたるチョソン(조선 )である。ただし、NHKの番組であってもテレビとラジオのハングル講座 シリーズでは韓国の朝鮮語である韓国語 を学習する性質上、韓国に合わせて北朝鮮による韓国の呼び名である北韓を漢字語に直訳したものである북한 (プカン)が北朝鮮に相当する単語として用いられている。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
韓国放送公社 に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
韓国のテレビチャンネル
地上波
総合・報道 女性・娯楽 スポーツ・趣味 経済 音楽 映画・ドラマ 教養 教育・子ども・子育て アニメ 国際 ショッピング 公共 宗教 UHD 地域SOチャンネル
太字:韓国放送通信発展基本法第40条第1項で指定されている災害放送義務送出放送局