『鉄道公安官』(てつどうこうあんかん)は、テレビ朝日系列(ただしフルネット局のみ)で1979年4月9日から1980年3月17日まで、毎週月曜日20時から放送されたテレビドラマ[1]。
東京鉄道公安室内の捜査部署「ゼロ課」の活躍を描く。ゼロ課に所属する鉄道公安官は私服で捜査活動を行なうが、制服を着た公安官も登場する。
捜査は広域に至るため、三重県・広島県・愛媛県・山口県など、全国各地でロケーション撮影を実施していた。
概要
初回のストーリーは、船乗り(上條恒彦)が投資に失敗した影響から借金を背負い、その弱みにつけこまれ麻薬の運び屋をやらされた末に、その船乗りの息子とブルートレイン「さくら号」でたまたま知り合った主人公たちからどのようにして救われるかといった内容であり、このように本ドラマでは毎話ごとに主人公たちがトラブルを解決していくという人情ドラマが描かれる。
登場人物
東京鉄道公安室ゼロ課
- 榊 大介(さかき だいすけ)
- 演 - 石立鉄男
- 捜査主任。ゼロ課のメンバーには「主任」と呼ばれている。本作の主人公。
- 八木 和子(やぎ かずこ)
- 演 - 五十嵐めぐみ
- ゼロ課の紅一点。列車ダイヤを記憶しており、聞かれた列車の位置やその列車に追いつくための列車などを即答するため、榊には「コンピューター」と呼ばれている。
- 小林 健二(こばやし けんじ)
- 演 - 星正人
- 山口県の小郡公安室に所属していたが、第22話で義兄と甥が事件に巻き込まれ、星野たちと協力して解決したのを機に東京鉄道公安室ゼロ課へ異動となる。
- 古賀 隆太(こが りゅうた)
- 演 - 赤木良次
- 新米の公安官。
- 星野 一(ほしの はじめ)
- 演 - 加納竜
- 若手の公安官。英語も堪能で行動派。榊とコンビを組むことが多い。
- 本間 国雄(ほんま くにお)
- 演 - 中条静夫
- ベテランの公安官。
- 瀬川 浩三(せがわ こうぞう)
- 演 - 三橋達也
- ゼロ課を統率する東京鉄道公安室の室長。
その他
- 島村 泉(しまむら いずみ)
- 演 - 夏目雅子
- 雑誌『美しき旅』のカメラマン兼ルポライター。第7話の新幹線の車内で榊たちと知り合い、その後も第14話や第16話などでたびたび榊たちと行動をともにする。
スタッフ
主題歌
- オープニング主題歌(第1話 - 第12話)、エンディング主題歌 「ホームタウン急行」 (アルファレコード)
- オープニングテーマ(第13話 - 最終回) 「鉄道公安官のテーマ」
放映リスト
映像ソフト化
- 2016年11月9日に、ベストフィールドよりデジタルリマスター版のDVD-BOX1が発売(第1話 〜 第21話を収録)され、12月7日にDVD-BOX2が後に発売(第22話 〜 第42話を収録)されている。
再放送
ネット配信
脚注
- ^ 鉄道公安官WEBザテレビジョン
- ^ 7月23日と7月30日は「モスクワプレオリンピック」中継(19:30 - 20:54)のため休止。
- ^ 8月20日は萩本欽一主演スペシャルドラマ『定時制高校 俺たちの甲子園』(19:30 - 20:54)のため休止。
- ^ 9月3日は「第1回ワールドカップ水泳選手権」中継(19:30 - 20:54)のため休止。
- ^ 広島ホームテレビは、プロ野球広島東洋カープ対阪神タイガース戦中継のため、後日に放送。
- ^ 10月1日は『ルーツ2』第2夜(19:30 - 20:54)、10月8日は『ミニミニ招待席』(20:00 - 20:52)、『黒部の太陽』(20:02 - 22:48。ただし21:24 - 21:30は『ANNニュース』のため中断)のため休止。
- ^ 第22話の次回予告ではフレートライナーとルビが振られた部分をナレーターはそのまま「とっきゅうかもつびん」と読み上げている。
- ^ 1980年12月31日は『ゴルゴ13 九竜の首』(18:30 - 20:21)、『ミニミニ招待席』(20:22 - 20:24)、『ANNニュース』(20:24 - 20:30)、『ニューミュージックスペシャル』(20:30 - 23:18)のため休止。
テレビ朝日系 月曜20時台 |
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