進 千賀子(しん ちかこ、1944年3月6日[1][2][3] - )は、日本の女優。
本名は同じ[3]。中国・上海市出身[1]。福岡県福岡市育ち[4]。福岡市立博多第二中学校[4]、博多高等学校卒業[1][2][3]。丹波プロに所属していた[3]。
来歴・人物
父親は共同通信社の記者で、第二次世界大戦後、家族とともに福岡県に引き揚げる[1]。高校3年時に日活撮影所を見学した時にスカウトされる[1][5]。1962年、高校卒業とともに日活に入社する[1][2]。劇団民藝での養成期間を経て、同年、映画『若くて、悪くて、凄いこいつら』でデビューし、青春スターとして活躍する[1][2]。1967年、東宝テレビ部に移籍するが[2]、のちにフリーとなりテレビドラマで活躍した[1]。
1978年、日高 千賀子名義で、海外ドラマ『チャーリーズ・エンジェル』の声優を担当する[1]。
2024年6月発行『吉永小百合 青春時代写真集』(文藝春秋)の座談会「共演女優たちの座談会」に吉永小百合・水森久美子・伊藤るり子と共に参加している[6]。
エピソード
出演作品
映画
テレビドラマ
- 海の音(1965年、TBS) - 小森音枝
- 山のかなたに(1966年、NTV)
- 平四郎危機一発(1967年、TBS) - 北沢由美
- 五人の野武士 第4話「隠し砦の決闘」(1968年、NTV) - 姫
- フジ三太郎(1968年 - 1969年、TBS)
- 青空にとび出せ! 第6話「ピンキーと五月人形」(1969年、TBS)
- 銭形平次 第243話「黒い迷路」(1970年、CX) - お浪
- 美しきチャレンジャー(1971年、TBS) - 七瀬茜
- 太陽にほえろ! 第10話「ハマッ子刑事の心意気」(1972年、NTV) - 西川恵子
- 大いなる旅路(1972年、NTV)
- あしたに駈けろ!(1972年、CX)
- 二人の素浪人 第9話「双つぼくろの女を斬れ!」(1972年、CX / 東映) - 小扇
- 眠狂四郎 第5話「仇花に露が煌めく」(1972年、KTV / 東映)
- 荒野の素浪人 第51話「叛乱 100挺のライフル銃」(1972年、NET) - お光
- 人造人間キカイダー 第27話「バイオレットサザエの悪魔の恋」(1973年、NET / 東映)- バイオレットサザエ人間態
- キイハンター 第258話「生首を切られた男」(1973年、TBS / 東映) - 由加
- プレイガールシリーズ(12ch / 東映)
- プレイガール
- 第233話「夜ごとの肌に黒い罠!!」(1973年) - 西宮佐代子
- 第271話「浴槽の全裸死美人」(1974年) - 大文字みゆき
- プレイガールQ
- 第1話「命知らずの化け猫たち」(1974年) - リエ
- 第16話「ゴルフ場の謎の怪事件」(1975年) - 冴子
- 第23話「スリラー・恐怖をよぶ影」(1975年) - 梅沢和子
- 助け人走る 第34話「必死大逃走」(1974年、ABC / 松竹) - つる
- バーディー大作戦 第34話「年忘れ新婚除夜の鐘」(1974年、TBS / 東映) - 織田克子
- 夜明けの刑事 第31話「ナンセンスクイズ殺人事件」(1975年、TBS / 大映テレビ)
- 大江戸捜査網 第195話「大江戸血の抗争」(1975年、12ch・三船プロ) - 名取綾
- 俺たちの旅 第42話「男は生きがいをもとめるものです」(1976年、NTV) - 矢島道子
- Gメン'75(TBS / 東映)
- 第80話「暗闇の密室殺人」(1976年) - 河原警部夫人
- 第123話「野球場ナイター殺人事件」、第124話「極秘作戦逆探知」 - 水野夫人
- 第131話「少女餓死」(1977年) - 斉藤靖子
- 第138話「復顔術」(1978年) - 井川夫人
- 第164話「消えた乳母車の赤ちゃん」(1978年) - 竹内きょう子
- 第291話「女たちの殺人忘年会」(1980年) - 堂島ようこ
- Gメン'82 第3話「奥様族の密室殺人」(1982年 / 近藤照男プロ) - 藤井香
- ジャッカー電撃隊 第15話「真赤なオカルト!! 怪談・吸血鬼」(1977年、ANB)- クライムボス
- 特捜最前線 (ANB / 東映)
- 第254話「海に消えた殺人婦警!」(1982年)
- 第267話「裸足の女警部補!」(1982年)
- 第489話「連続誘拐・心臓移植の少女!」(1986年) - 久坂夫人
- ただいま絶好調
- 月曜ドラマランド / ライパチくん(1985年、CX)
- 火曜サスペンス劇場 / 唐津火模様殺人事件(1987年、FBS)
吹き替え
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『日本映画人名事典』 女優編 上巻、キネマ旬報社、1995年、859頁。ISBN 4873761409。
- ^ a b c d e 『読売新聞』1967年5月25日付朝刊、11面、ラジオ・テレビ欄。
- ^ a b c d 『日本タレント名鑑1993』VIPタイムズ社、1993年、519頁。
- ^ a b 『平凡』、1964年4月号、90頁
- ^ 『毎日新聞』1965年2月13日付夕刊、8面。
- ^ 編=日活『吉永小百合 青春時代写真集』文藝春秋、2024年6月10日、96-112頁。
外部リンク