西町 (久留米市)西町(にしまち)は、福岡県久留米市の中央部に存在する地名である。住居表示は未実施であり、住所表記は「久留米市西町」で始まる。 本項では、2010年に当地域から分割された花畑(はなばたけ)地区についても記述する。こちらの住所表記はまたは「久留米市花畑一丁目・二丁目・三丁目」で始まる。 概要県道758号線の広又交差点から西町交差点までの区間を中心に広がる南北に長い区域で、ほぼ全域が住宅地となっており、区域の中央を筑後川の支流である金丸川が東西に流れる。また、市の中心である西鉄久留米駅にほど近い上、久留米市の市制施行時からの市域であったため、住宅数が多く、区域内を走る2本の県道以外の道路はほとんどが非常に狭く、道路が複雑に入り組んでいる。 戦前は隣接する南町地区に陸軍関連の施設が多数あったことから、現在の花畑地域には飲み屋街や遊郭などといった場所も多く存在したが、宅地化の進行で往時の姿はほとんど留めていない。現在はちょんの間が少数残る程度である。 以前は区域内に中心と言える場所は特に存在していなかったが、2005年(平成17年)に花畑駅周辺の再開発事業によって、西鉄天神大牟田線花畑駅の高架化や、花畑駅・花畑交差点を中心とした再開発・区画整理、また道路の再整備や金丸川に掛かる橋の架替が行われた。後に2010年11月27日から花畑駅周辺区域のみ住居表示が実施されて「花畑」という独立した行政区分に変更された。 名称の由来市町村制が施行される以前の町域は三井郡西久留米村の中に含まれており、1889年の施行とともに西久留米村のうち現在の西町にあたる部分だけが久留米市に編入され、市街地の西端の地域となったため(西久留米村の残りの地域は国分村に編入)。この頃から既に久留米市街地の一部となっていた。 「花畑」は、旧久留米藩主の有馬氏が所有していた邸宅にあった花畑から。しばらくはただの小字であったが、のちに正式な地名となった。 交通
主な公共施設
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