筑前岩屋駅
筑前岩屋駅(ちくぜんいわやえき)は、福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山にある、JR九州バスが運行を行っている日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)のバス停留所である。 九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の鉄道駅でもある[1]が、2017年(平成29年)に発生した九州北部豪雨の影響により、鉄道駅は休止中の扱いである。 歴史
駅構造駅舎に面した鉄道ホームの跡地にBRT専用道および乗降場が設けられており、当駅で上下便の交換が可能となっている(専用道区間で上下便が交換可能な駅は、彦山駅 - 当駅 - 宝珠山駅)。添田方面は駅舎に隣接して乗降場が設けられ、日田方面は対向側に待合ブースが設けられている。待合ブースには、BRTのシンボルとなっている[11]多連アーチ橋(めがね橋)がデザインされている[12]。
駅舎は1997年(平成9年)に落成したもので[1]、消防団の倉庫と合築されている[7]。近隣の岩屋神社を模した木造平屋建て建築となっている[7][13]。改築前は山小屋風の駅舎だった[13]。 鉄道駅としては、単式ホーム1面1線を有する地上駅で無人駅だったが[1]、元々は島式ホーム1面2線だった。鉄道駅当時は、駅舎側の線路は撤去されており、使用されているのは1線のみであった[1]。ホームから駅舎へは、この使われていない線路跡を構内踏切で渡っていた。 駅周辺駅脇には日田彦山線釈迦岳トンネルの湧水が引かれている(岩屋湧水)[1]。この湧水は元は旧国鉄が蒸気機関車の給水用に、トンネルの掘削時に湧出した地下水を引く導水管を敷設したものである。その後2003年に地元の宝珠山村(当時)が給水場を整備した。当初は誰でも自由に汲める湧水であったが、2008年に環境省が平成の名水百選に選出したことで訪問者が急増し、悪質な例も続出したことから、2009年12月以降は有料の自動給水装置による供給に変更されている。
隣の駅
なお、BRT開業前の列車代行バスでは、彦山駅との間は県道52号を大行司駅方面へ向かった後、国道211号・国道500号を経由するルートへ迂回しており、途中の停車場所として「宝珠山庁舎前」・「小石原庁舎前」が設けられていた[16]。 脚注
関連項目外部リンク
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