無声両唇ふるえ音
無声両唇ふるえ音(むせいりょうしんふるえおん、英: Voiceless bilabial trill)は、子音の一種であり、一部の音声言語で使用される。この音を表わす国際音声記号は ⟨ʙ̥⟩。 この音は類型的に極めて稀である。パラー・アララ語[1]やサーク語[要出典]といった言語に存在する。 ほんのわずかな言語が音素的に有声両唇ふるえ音と無声両唇ふるえ音を対比する。例えば、コンゴのマングベツ語やバヌアツのニンデ語がある[2][3]。 また、非常に稀な無声歯茎両唇的ふるえ破擦音 [t̪͡ʙ̥](Everett & Kernでは ⟨tᵖ̃⟩ と表記)も存在し、ピダハン語、チャパキュラ語族のワリ語とオロ・ウィン語のいくつかの単語から報告されている。この音は、アブハズ語とウビフ語において唇音化した無声歯茎閉鎖音 /tʷ/ の異音としても見られるが、それらの言語では二重調音閉鎖音 [t͡p] として実現されることのほうが多い。チャパキュラ語族では、[tʙ̥] はほぼ例外なく [o] や [y] といった円唇母音の前で報告される。 特徴両唇ふるえ音の特徴:
存在
出典
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