河口湖ステラシアター
河口湖ステラシアターは山梨県南都留郡富士河口湖町に位置する富士河口湖町立の野外音楽堂。 概要1989年(平成元年)に河口湖町(当時)が計画した観光振興策「五感文化構想」の一環として通年型観光振興を目的とした音楽ホールの建設が1991年から検討され、当初1,000席規模のホールを計画したものの運営費の削減や建設省からの補助金交付を狙い野外音楽堂計画に転換、1994年に準備室を開設し着工。当初は大規模な音楽堂の建設に関して町民からの疑問視もあったが、玉置浩二が建設現場を視察し「こんな劇場で歌ってみたい」と絶賛したことをきっかけに建設への歓迎ムードが高まった[2]。 1995年(平成7年)5月20日に開場。古代ローマ劇場をイメージしたデザインで、収容人数約3000席の野外大ホールとリハーサル室を兼ねた240席の屋内小ホールから構成され、毎年富士山河口湖音楽祭を始めとしたコンサートやクラシック音楽の演奏会、映画上映会等多目的に対応できる。 2007年(平成19年)には横河システム建築の施工で左右42m・奥行き32m・稼働ストローク29mの鉄骨造開閉式屋根が設置され[2][3]、雨天時や管弦楽公演への対応も可能となった[4]。 2013年には第28回国民文化祭・やまなし2013夏のステージオープニングイベントが執り行われ、皇太子(当時)が出席された。 2020年には維持費調達を目的として富士河口湖町のふるさと納税の返礼品に本施設の関連サービスが加えられ、返礼品としてシアター会員制度「フレンドリークラブ」年間会員権・小型ステンレス製または大型真鍮製の納税者名プレート掲示・ベーゼンドルファー製ピアノ使用権付き円形ホール貸切利用権が用意された。プレート掲示については1年間の掲示でニックネームの印字も可能とし、コンサート以外でも支援を行う思いから複数年リピートして納税する音楽ファンも存在し、2023年度で30000円の真鍮板が78件234万円・16000円のステンレス板が30件48万円の納税が寄せられている[5]。 交通
主な公演2020年現在、本劇場で最も多く公演を行ったアーティストは茅原実里(通算25公演)であり、第2位がMISIA(通算21公演)[6]。 MISIAについては、劇場の壁に直筆サインが書かれている。 茅原実里については、2018年に北側A駐車場の一角に河口湖公演10周年に因み記念樹としてハナミズキを植樹[7]。植樹式には地元の店舗やスポンサー企業が多く駆けつけた。また2020年には8月1日に本会場初となる無観客配信公演を開催、劇場維持費調達のふるさと納税に際しては茅原自身と関係スタッフ3名が大型真鍮製の納税者ネームプレート付きの納税を行い、茅原の銘板は直筆の字体を用いた丸文字の特別仕様で設置された[8]。
ロケ地使用
脚注
関連項目外部リンク
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