東向島駅(ひがしむこうじまえき)は、東京都墨田区東向島四丁目にある東武鉄道伊勢崎線の駅である。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号はTS 05。
開設当初は白鬚駅(しらひげえき)、そして1924年(大正13年)に営業を再開した際には玉ノ井駅(たまのいえき)の名称であったが、1987年(昭和62年)に現行の駅名に改称された。改称後も駅名標には「旧玉ノ井」と表示されている[注釈 1]。
年表
なお、1928年(昭和3年)から1936年(昭和11年)にかけては京成電気軌道の白鬚線が接続していた(京成玉ノ井駅)。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。ホーム有効長は10両編成に対応するが、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通列車は通過する。
バリアフリー対応施設として、2007年春に各ホームと1階改札内コンコースを連絡するエレベーターが整備された。浅草方面ホームのエレベーターは踊り場部分(中2階)での乗り換えとなっている。
トイレは改札内にあり、男性用と女性用は中2階に、エレベーターと同時に設置された多機能トイレは1階にある。
のりば
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
- 2020年6月6日ダイヤ改正より、日中時間帯に当駅へ発着する列車は毎時6本全て浅草駅 - 北千住駅間のシャトル列車であるため、それ以外の駅を利用する場合は曳舟駅・北千住駅などでの乗り継ぎが必要である。なお朝と夕方時間帯には、浅草 - 館林駅・東武動物公園駅・南栗橋駅などを発着する区間急行・区間準急も設定されている。
利用状況
2022年度の一日平均乗降人員は16,860人である[東武 1]。
近年の一日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度別一日平均乗降・乗車人員[4]
年度
|
一日平均 乗降人員[5]
|
一日平均 乗車人員
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1992年(平成04年)
|
|
7,671
|
1993年(平成05年)
|
|
7,781
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1994年(平成06年)
|
|
7,948
|
1995年(平成07年)
|
|
8,109
|
1996年(平成08年)
|
|
7,942
|
1997年(平成09年)
|
|
7,926
|
1998年(平成10年)
|
15,607 |
7,803
|
1999年(平成11年)
|
14,934 |
7,459
|
2000年(平成12年)
|
14,977 |
7,521
|
2001年(平成13年)
|
14,583 |
7,414
|
2002年(平成14年)
|
14,515 |
7,408
|
2003年(平成15年)
|
14,830 |
7,525
|
2004年(平成16年)
|
14,739 |
7,436
|
2005年(平成17年)
|
14,832 |
7,474
|
2006年(平成18年)
|
15,413 |
7,784
|
2007年(平成19年)
|
16,867 |
8,533
|
2008年(平成20年)
|
17,035 |
8,562
|
2009年(平成21年)
|
16,913 |
8,501
|
2010年(平成22年)
|
16,795 |
8,408
|
2011年(平成23年)
|
16,226 |
8,180
|
2012年(平成24年)
|
17,304 |
8,603
|
2013年(平成25年)
|
17,730 |
|
2014年(平成26年)
|
17,726 |
|
2015年(平成27年)
|
18,090 |
|
2016年(平成28年)
|
18,797 |
|
2017年(平成29年)
|
19,107 |
|
2018年(平成30年)
|
[東武 2]19,558 |
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2019年(令和元年)
|
[東武 3]20,442 |
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2020年(令和02年)
|
[東武 4]15,171 |
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2021年(令和03年)
|
[東武 5]15,608
|
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2022年(令和04年)
|
[東武 1]16,860
|
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京成電気軌道 京成玉ノ井駅
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京成玉ノ井駅(けいせいたまのいえき)は、かつてあった京成電気軌道(現、京成電鉄)白鬚線の駅である。
東武鉄道の玉ノ井駅の北側、交差部の東に位置し、立体交差で地平の東武線を跨いでいた。
歴史
廃止翌年に発表された永井荷風の小説『濹東綺譚』では、当駅の廃止直後の様子が描かれており、雑草に覆われた停車場跡の盛土が残され「城址のような趣」と評している。
駅周辺
バス路線
最寄りバス停留所は、水戸街道上の「向島消防署前」であり、以下の路線が都営バスにより運行されている。
また、明治通り上の都営バス「東向島広小路」停留所も利用できるが、若干距離がある。
その他
- 当駅のすぐ東側には、大正時代から1958年(昭和33年)まで、永井荷風その他の文学作品にも取り上げられた有名な私娼街「玉の井」があった。当時、当駅はその最寄り駅として賑わった。
- 玉の井を舞台にした永井荷風の小説『濹東綺譚』の初版本(1937年)には、当時の玉ノ井駅プラットホームの写真が掲載されていた。
隣の駅
- 東武鉄道
- 東武スカイツリーライン
- ■急行・■準急
- 通過
- ■区間急行・■区間準急・■普通
- 曳舟駅(TS 04) - 東向島駅(TS 05) - 鐘ヶ淵駅(TS 06)
かつて存在した路線
- 京成電気軌道
- 白鬚線
- 長浦駅 - 京成玉ノ井駅 - 白鬚駅
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東向島駅に関連するカテゴリがあります。
脚注
注釈
- ^ 当駅と同様に住所表記の変更による駅名の改称で、旧名称を併記した駅としては、京成本線の京成西船駅(旧・葛飾駅)がある。
出典
- 東武鉄道の1日平均利用客数
外部リンク
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大師線 | |
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