星街すいせい
星街 すいせい(ほしまち すいせい、3月22日[1] - )は、日本のバーチャルYouTuber[注 1]、バーチャルアイドル[注 2][4]。所属事務所はホロライブプロダクション[1]。Midnight Grand Orchestraのメンバーとしてトイズファクトリーにも所属している[5]。愛称は、すいちゃん[6]。日本武道館でライブを開催することを目標としている[1][7]。また、同事務所所属で同じくバーチャルYouTuberの常闇トワ、湊あくあの3人でStartend(スターテンド)、同0期生であるさくらみことのペア名でmiComet(ミコメット)、AZKiとのペア名でAS_tar(アスター)と呼ばれる。 概要キャラクターを、永遠の18歳の高校生アイドルVTuberと設定し[1][7]、歌手活動やゲーム実況などのライブ配信の他、イラストや動画の作成なども行っている[8]。ファンの呼称は、2019年5月19日までは「こめとも」、20日以降は「星詠み(ほしよみ)」[9]。 2018年3月18日にYouTubeチャンネルを開設[10]、同日に自身のTwitterにてキャラクターデザインを公開した[11]。その後の同月22日にYouTubeチャンネルに1本目となる動画を投稿した[7]。フリーランスとして活動する「個人勢」としてデビューをしたため、自身のアイコンやロゴ、キャラクターデザイン、Live2Dの設定、動画の編集などをすべて星街1人で行っていた[8]。 2019年5月19日にホロライブプロダクション内に新たに設立された、音楽活動に特化したレーベル「イノナカミュージック」への所属が決定した[12]。同年12月1日に星街のサポート強化などを理由にイノナカミュージックから、女性バーチャルYouTuberグループ「ホロライブ」への転籍が発表された[13]。ホロライブへの転籍と同時にキャラクターデザインを担当するデザイナーが星街から手島nariへ[14]、Live2Dモデルの制作がrariemonnへとそれぞれ変更となった[15]。 2019年10月より、bilibiliでも星街すいせいの名義でライブ配信を開始。2020年3月17日にはメンバーシップ[注 3]の人数が1000人を超えた。bilibili投稿者の中で4番目に、バーチャルYouTuberとしては初めてのメンバーシップの1000人越え。bilibiliの視聴者の間では、あらゆる技術に精通しており、総合的にバランスの取れている人物を表す六边形战士(六角戦士)とも評価されている[8]。 2020年1月24日に豊洲PITで開催された「hololive 1st Fes. ノンストップ・ストーリー」において3Dモデルを初披露し[16]、同年3月1日に自身のチャンネルにて3Dモデルを披露する配信を行った[17]。3Dモデルを作成したのは、3DCGモデレーターの八剣[18]。 2023年1月20日には、VTuberとして史上初めてTHE FIRST TAKEに出演し[19]、プレミア公開の同時視聴者数は同チャンネル史上最大となる約15万9500人を記録した[20][21]。 2024年9月30日には、渋谷区宇田川町の路上にて史上初となるVTuberによる路上ライブを開催した[22]。 2025年2月1日には自身の夢となる武道館ライブ「SuperNova」が開催されることになった。 略歴
活動音楽活動、ゲーム実況などの配信活動、イラスト・デザイン作成、動画編集などを行っている[8]。 イラスト・デザインの作成では、自身のYouTubeチャンネルやTwitterで利用するコンテンツの作成以外にも、他のバーチャルYouTuberのYouTubeチャンネルロゴイラストの作成などを行う[43]。動画編集においては、自身のYouTubeチャンネルで投稿する動画以外にも、Re:AcTやホロライブに所属するバーチャルYouTuberのミュージック・ビデオの制作を行い[44][45]、映像編集者としても活動をしている。 ゲーム配信については、特にテトリスが得意であり、全バーチャルYouTuberの中でもトップクラスの実力とされており、あめみやたいようを始めとしたトッププレイヤーとも互角に戦えるほどである。「沼にハマってきいてみた」2020年12月7日のテトリスをテーマとした放送ではバーチャルYouTuberとして唯一出演を果たしている。 2019年3月から、同年5月までココナラで、新しくバーチャルYouTuberとして活動を始めようとする人を支援する活動を行っていた[46][47]。 2020年3月1日に行った3Dモデルの披露配信では、全編ライブとしてオリジナル曲とカバー曲をライブ形式で歌い、高い歌唱力を披露[48]。ライブ配信の最大同時接続者数は約55,000人を記録し、Twitterではトレンド世界1位を獲得した[49]。 2020年4月からは文化放送超A&G+にて初の冠ラジオ「星街すいせいのMUSIC SPACE」を担当[6]。同年6月17日には文化放送において日本の地上波ラジオ番組でバーチャルアーティストとしては初のスタジオライブ「音楽で日本をアゲる!」を同じくバーチャルYouTuberのもこ田めめめ、花鋏キョウの2人と共に行った[50]。 2021年6月からは3ヶ月連続デジタルシングルリリースを発表。第1弾は『comet』と新曲『Bluerose』を収録した「Bluerose / comet」[51]、第2弾は『天球、彗星は夜を跨いで』と新曲『駆けろ』を収録した「駆けろ / 天球、彗星は夜を跨いで」[30]、第3弾は新曲『自分勝手Dazzling』と新曲『バイバイレイニー』を収録した「自分勝手Dazzling / バイバイレイニー」[31]がリリースされた。また、2021年9月に初となるフルアルバム「Still Still Stellar」の発売が決定した[32]。10月には同アルバムを記念した初となる有観客ライブ「STELLAR into the GALAXY」が開催されることも発表された[52]。 2022年3月に自身の活動4周年を記念したYouTubeライブ「Selfish of a Rough Stone」で新曲『Wicked』と『TEMPLATE』を披露。『TEMPLATE』は同日にスマホゲーム「太鼓の達人★新曲取り放題!」に収録され[53]、翌日に両曲が収録された配信限定EP「TEMPLATE / Wicked feat.Mori Calliope」がリリースされた。同配信内ではTAKU INOUEとの音楽プロジェクト「Midnight Grand Orchestra」として音楽レーベルVIAよりメジャーデビューが発表された[34]。 2022年9月15日、自身のYouTubeチャンネルでのライブ配信上で喉の手術とそれに伴ったダウンタイムも含めて約1か月半の活動休止を発表した[35]。同年11月4日に自身のYouTuberチャンネルで復帰配信と称した3Dライブを敢行[54]。配信内で2ndフルアルバム『Specter』の発売並びに2ndソロライブ『Shout in Crisis』の開催を発表した[55]。同配信内では2ndアルバム収録曲のうち、作詞曲・田淵智也、編曲・堀江晶太の『灼熱にて純情(wii-wii-woo)』を初披露[54]。同楽曲は翌日0時より音楽配信が開始された[56]。 2023年1月20日には、バーチャルYouTuber史上初となる「THE FIRST TAKE」に出演し、『Stellar Stellar』『みちづれ』を披露した。 2024年08月31日、自身のYouTubeチャンネルにおいて初となるライブツアー『Spectra of Nova』を発表し[57]、11月14日にさいたまスーパーアリーナにて開催した[58]。また同日に3rdフルアルバム『新星目録』の発売並びに自身の夢であった日本武道館LIVE『Super Nova』の開催を発表した[59]。 音楽活動2018年4月30日に自身のYouTubeチャンネルに初の「歌ってみた」動画を投稿[60]。その後もいくつもの楽曲をカバーし投稿している。その他にも、ライブ配信を行いながら、カラオケ音源を使用し歌唱を披露する配信(通称、歌枠)を行っている[61]。 オリジナルソング
→「NEXT COLOR PLANET」も参照
→「GHOST (星街すいせいの曲)」も参照
→「Stellar Stellar」も参照
→「灼熱にて純情(wii-wii-woo)」も参照
→「みちづれ (星街すいせいの曲)」も参照
→「ビビデバ」も参照
その他の音楽活動
→「§ 自分勝手Dazzling」を参照
配信活動YouTube、bilibiliなどの動画共有サービスにおいて配信を行なっている。 YouTube2018年3月より、動画の投稿、ライブ配信を行っている[10]。 活動を開始した2018年末では、チャンネル登録者数が約3,600人であったが、2018年12月29日に行われた「V紅白歌合戦」で紹介されたことをきっかけに2019年1月には約5300人へと増加した[8]。その後ホロライブプロダクションへ所属し、2019年7月に1万人、2020年1月末に10万人[206]、同年9月末に50万人[207]のチャンネル登録者数を達成している。 2021年6月26日にはYouTubeチャンネル登録者数100万人を達成した[208]。 実績主な受賞歴
チャート成績オリコンランキング
Billboard JAPANチャート [221]
出演ゲーム全て本人役での出演。
吹き替えラジオ番組※はインターネット配信。
テレビ番組※はインターネット配信。
ライブ・イベント※はライブストリーミング。 ワンマンライブ
合同ライブ
CMタイアップ
楽曲タイアップ
ディスコグラフィオリコン最高位は、オリコンウィークリーチャートに基づく[325]。 →「§ オリジナルソング」も参照
シングル
デジタルシングル
アルバム
Blu-ray
その他参加作品
映像作品
Midnight Grand Orchestra
Midnight Grand Orchestra(ミッドナイト・グランド・オーケストラ)は、星街すいせいとTAKU INOUEによる音楽ユニット。2022年3月31日に自身のYouTubeチャンネル上で配信した活動4周年記念ライブ「Selfish of a Rough Stone」にてティザームービーが初披露された[354]。星街すいせいと音楽家であるTAKU INOUEによって行われるユニバース・ミュージック プロジェクトと題され、TAKU INOUEはサウンドプロデューサーとして参画することとなっている[5]。同音楽プロジェクトはTAKU INOUEも所属するレコード会社TOY'S FACTORY内の音楽レーベルVIAでのデビューとなっている[5]。 活動2022年3月31日にTwitter、YouTube、Instagramにて活動を開始した[5]。 同年4月13日、Midnight Grand Orchestraの初シングルとなる『SOS』がリリースされた[355]。作詞は星街すいせいとTAKU INOUEの共作、作編曲はTAKU INOUEによって行われた[356]。映像監督はテレビCMやミュージックビデオ、ライブ映像などを手掛ける大野悟が務めた[357][358]。7月27日には『SOS』も収録されたメジャーデビュー初となるミニアルバム『Overture』が発売される[359]。アルバムは『SOS』をはじめとして全7曲すべてがMidnight Grand Orchestraとして出す新曲であり、それぞれの楽曲について都築陵佑は『Never Ending Midnights』を「ミュージカルのような神々しさと重厚感が混ざり合った楽曲」、『Allegro』を「疾走感溢れる楽曲」、『Rat A Tat』は「思わずフロアで踊り出したくなるようなディスコチューン」、『流星群』は「切なさと儚さが共存するミッドナイトミドルチューン」、『Highway』は「宇宙の旅路を後押しするポップチューン」と評している[360]。 8月20日には同年7月27日に発売されたミニアルバム『Overture』の発売記念と称したストリーミング限定のライブを敢行した[361]。ライブステージはサイバーパンクをイメージしたバーチャル空間で行われた[362]。当日は東京・池袋HUMAXシネマズにてライブビューイングも実施[363]。星街ならびにTAKUの出演のほかに、オーケストラ陣としてギターのtepe、キーボードの永山ひろなお、バイオリンのCHICA、杉野裕、ヴィオラの細川亜維子、チェロの篠崎由紀、ドラムのBOBO、山本真央樹も出演した[363]。セットリストには1stミニアルバム『Overture』の楽曲のほかに星街、TAKUの両者が出した『Stellar Stellar』ならびに『3時12分』を加えた9曲で構成された[364]。ネットメディア「スパイス」のライブレポート内で前田勇介は同ライブを『太陽系が太陽を中心に回っているように、星街すいせいという惑星を軸に、TAKU INOUEやバックバンドのメンバー、特設ステージを作り上げたスタッフなど、様々な才能という引力が互いを引き寄せ合って、大きな惑星系を形成している。』と評価した[362]。 出演テレビ番組
ライブ※はライブストリーミング。
CM
タイアップ
ディスコグラフィアルバム
デジタルシングル
Blu-ray/DVD
脚注注釈
ユニットメンバー
出典
外部リンク
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