日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会(にほんクラブユースサッカーせんしゅけん(アンダー15)たいかい)は、日本サッカー協会と日本クラブユースサッカー連盟の共同主催により行われる、中学生年代(第3種登録チーム)のクラブチーム(Jリーグ、JFLなど社会人チームの傘下にあるジュニアユースチームも含む)で争う公式戦のタイトルである。
1986年に長野県で第1回大会が開かれた。1997年からは福島県のJヴィレッジが会場だったが、2011年からは東日本大震災の影響で北海道帯広市等で開催されていた。2024年の第39回大会から札幌市、小樽市、夕張市、栗山町での開催になった。
開催方式
※2013年度の大会を参考とした
出場枠
各地域の予選を勝ち抜いた48チーム(2013年大会より増枠)が出場。
- 北海道 2
- 東北 3
- 関東 13
- 北信越 4
- 東海 7
予選リーグ
- 48チームを4チームずつ12組に分けて1回戦総当り方式でリーグ戦を行い、各組第2位までの24チームと各組第3位の中から成績上位8チームの32チームが決勝トーナメントに進む。
- 試合は80分(40分ハーフ)。延長戦は行わない。
- 勝ち点は勝ち3、引き分け双方に1、負け0とし、同点の場合得失点差、総得点、当該チームの対戦成績、抽選により決定する。
決勝トーナメント
- 32チームのトーナメント戦で行われる。
- 試合は80分(40分ハーフ)。同点の場合20分(10分ハーフ)の延長戦(ゴールデンゴール方式ではない)、更に同点の場合はPK戦とする。
- 3位決定戦はしないので、準決勝敗戦2チームは自動的に3位となる。
結果
チーム別成績
チーム名 |
優 |
準 |
優勝年度 |
準優勝年度
|
清水エスパルスジュニアユース |
6 |
4 |
1995,1996,1997,2010,2011,2016 |
1998,1999,2006,2014
|
東京ヴェルディジュニアユース |
6 |
3 |
1986,1988,1989,1990,1991,2004 |
1995,2002,2007
|
横浜F・マリノスジュニアユース |
5 |
2 |
1992,1993,2000,2013,2015 |
1997,2005
|
京都サンガF.C.U-15 |
2 |
2 |
1999,2007 |
2000,2009
|
サガン鳥栖U-15 |
2 |
1 |
2017,2019 |
2021
|
浦和レッズジュニアユース |
2 |
0 |
2001,2005 |
|
ガンバ大阪ジュニアユース |
1 |
3 |
2012 |
2004,2008,2011
|
横浜F・マリノスジュニアユース追浜 |
1 |
2 |
2006 |
1990,1991
|
ジェフユナイテッド千葉U-15 |
1 |
2 |
1998 |
1993,1994
|
ヴィッセル神戸U-15 |
1 |
2 |
2009 |
1987,2012
|
FC東京U-15深川 |
1 |
2 |
2003 |
2001,2013
|
セレッソ大阪U-15 |
1 |
2 |
2022 |
2018,2019
|
岐阜VAMOS |
1 |
1 |
1994 |
1996
|
柏レイソルU-15 |
1 |
1 |
2002 |
2017
|
FC東京U-15むさし |
1 |
1 |
2021 |
2015
|
兵庫FC |
1 |
0 |
1987 |
|
名古屋グランパスU-15 |
1 |
0 |
2008 |
|
鹿島アントラーズジュニアユース |
1 |
0 |
2014 |
|
サンフレッチェ広島ジュニアユース |
1 |
0 |
2018 |
|
FC多摩 |
1 |
0 |
2023 |
|
川崎フロンターレU-15生田 |
1 |
0 |
2024 |
|
FC町田ゼルビアジュニアユース |
0 |
2 |
|
1988,1989
|
三菱養和サッカースクール |
0 |
1 |
|
1986
|
横浜栄FC |
0 |
1 |
|
1992
|
ジェフユナイテッド千葉U-15舞浜 |
0 |
1 |
|
2003
|
ジュビロ磐田ジュニアユース |
0 |
1 |
|
2010
|
JFAアカデミー福島U-15 |
0 |
1 |
|
2016
|
横浜FCジュニアユース |
0 |
1 |
|
2022
|
ソレッソ熊本 |
0 |
1 |
|
2023
|
FC岐阜U-15 |
0 |
1 |
|
2024
|
個人賞
回 |
年度 |
MVP |
MIP |
得点王
|
16 |
2001年 |
中村祐也 (浦和レッズジュニアユース) |
林佑樹 (FC東京U-15) |
|
17 |
2002年 |
|
|
|
18 |
2003年 |
森村昂太(FC東京U-15) |
河上徹(ジェフ市原ジュニアユース舞浜) |
|
19 |
2004年 |
高木駿(ヴェルディジュニアユース) |
安田晃大(ガンバ大阪ジュニアユース) |
|
20 |
2005年 |
田仲智紀(浦和レッズジュニアユース) |
齋藤学(横浜F・マリノスジュニアユース) |
齋藤学(横浜F・マリノスジュニアユース)
|
21 |
2006年 |
中田航平(横浜F・マリノスジュニアユース追浜) |
畑直樹(清水エスパルスジュニアユース) |
宇佐美貴史(ガンバ大阪ジュニアユース)
|
22 |
2007年 |
宮吉拓実(京都サンガジュニアユース) |
渋谷亮(東京ヴェルディ1969ジュニアユース) |
宮吉拓実(京都サンガジュニアユース)
|
23 |
2008年 |
高原幹(名古屋グランパスU-15) |
小谷光毅(ガンバ大阪ジュニアユース) |
小谷光毅(ガンバ大阪ジュニアユース)
|
24 |
2009年 |
岩波拓也(ヴィッセル神戸ジュニアユース) |
森口亮(京都サンガF.C.U-15) |
南野拓実(セレッソ大阪U-15)
|
25 |
2010年 |
鈴木聖矢(清水エスパルスジュニアユース) |
中野誠也(ジュビロ磐田ジュニアユース) |
國分将(コンサドーレ札幌U-15) 武颯(横浜F・マリノスジュニアユース追浜) 海野智貴(清水エスパルスジュニアユース)
|
26 |
2011年 |
北川航也(清水エスパルスジュニアユース) |
高木彰人(ガンバ大阪ジュニアユース) |
北川航也(清水エスパルスジュニアユース)
|
27 |
2012年 |
高木彰人(ガンバ大阪ジュニアユース) |
松原啓介(ヴィッセル神戸U-15) |
宮森祐希(ガンバ大阪ジュニアユース)
|
28 |
2013年 |
西田優太(横浜F・マリノスジュニアユース) |
廣末陸(FC東京U-15深川) |
中村駿太(柏レイソルU-15) 小西雄大(ガンバ大阪ジュニアユース)
|
29 |
2014年 |
沖悠哉(鹿島アントラーズジュニアユース) |
吉田峻(清水エスパルスジュニアユース) |
鈴木魁人(清水エスパルスジュニアユース)
|
30 |
2015年 |
中丸流佳(横浜F・マリノスジュニアユース) |
竹浪良威(FC東京U-15むさし) |
棚橋尭士(横浜F・マリノスジュニアユース)
|
31 |
2016年 |
青島太一(清水エスパルスジュニアユース) |
廣岡睦樹(JFAアカデミー福島U15) |
宮城天(川崎フロンターレU-15)
|
32 |
2017年 |
佐藤聡史 (サガン鳥栖U-15) |
田村蒼生(柏レイソルU-15) |
田中禅(サガン鳥栖U-15) 佐藤聡史(サガン鳥栖U-15) 堀井真海(浦和レッズジュニアユース) 津久井匠海(クマガヤサッカースポーツクラブ)
|
33 |
2018年 |
棚田遼 (サンフレッチェ広島ジュニアユース) |
西村昴(セレッソ大阪U-15) |
水谷優佑(千里丘FC)
|
34 |
2019年 |
鬼木健太 (サガン鳥栖U-15) |
藤田崇弘(セレッソ大阪U-15) |
池田怜央(MIOびわこ滋賀U-15)
|
35 |
2020年 |
- |
- |
-
|
36 |
2021年 |
小林脩晃 (FC東京U-15むさし) |
山﨑遥稀(サガン鳥栖U-15) |
増田陽太(FC多摩) 山﨑遥稀(サガン鳥栖U-15)
|
37 |
2022年 |
上山泰智 (セレッソ大阪U-15) |
前田勘太朗 (横浜FCジュニアユース) |
渡辺隼人 (ヴィッセル神戸U-15)
|
38 |
2023年 |
吉田湊海 (FC多摩ジュニアユース) |
菊山璃皇 (ソレッソ熊本) |
吉田湊海 (FC多摩ジュニアユース)
|
39 |
2024年 |
十河晟央(川崎フロンターレU-15生田) |
高田憲慎 (FC岐阜) |
十河晟央(川崎フロンターレU-15生田) 永添功樹(セレッソ大阪U-15)
|
デベロップカップ
日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会に出場できなかったチームが参加し、2010年より同大会とほぼ同時期にJヴィレッジで開催されることになった。同大会のMVPとMIPは下記のクラブユース東西対抗戦に出場する。
2012年大会の地域別参加チームは以下の通りである。
- 北海道 1
- 東北 1
- 関東 3
- 北信越 2
- 東海 2
以上16チーム
結果
個人賞
年度 |
MVP |
MIP |
得点王
|
2010年 |
新堀真也(ジェフユナイテッド千葉U-15) |
嶋田慎太郎(ロアッソ熊本ジュニアユース) |
新堀真也(ジェフユナイテッド千葉U-15)
|
2011年 |
遠山拓民(ヴァンフォーレ甲府U-15) |
千葉涼介(宇治FCジュニアユース) |
遠山拓民(ヴァンフォーレ甲府U-15)
|
2012年 |
加藤睦次樹(クマガヤサッカースポーツクラブ) |
庄司朋乃也(クマガヤサッカースポーツクラブ) |
加藤睦次樹(クマガヤサッカースポーツクラブ)
|
2013年 |
服部剛(横浜FCジュニアユース) |
松岡大智(カターレ富山U-15) |
松岡大智(カターレ富山U-15)
|
メニコンカップ クラブユース東西対抗戦
当大会期間中、クラブユース連盟の技術委員会による審査を行い、優秀選手には毎年9月に名古屋市瑞穂公園ラグビー場(2015年より「パロマ瑞穂ラグビー場」、また2024年から改修工事のためマルヤス岡崎龍北スタジアムに変更)で開かれるメニコンカップ・日本クラブユースサッカー東西対抗戦の出場メンバーとして推薦される。これは当大会の第10回記念大会を記念して1995年から毎年開いている。
試合方式
- 東軍:北海道、東北、関東、北信越
- 西軍:東海、関西、中国、四国、九州
- 40分ハーフで同点の場合延長戦はなしでPK戦で勝敗を決める。
結果
太字は勝利チームを表す
脚注
注記
- ^ ハーフタイム、雷のため後半開始を遅らせたが、天候回復が見込めないため、前半終了時点で試合成立[4]
出典
関連項目
外部リンク
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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