意義と意味
意義と意味(ドイツ語: Sinn und Bedeutung、英語: sense and reference)は、ゴットロープ・フレーゲが1892年の論文「意義と意味について[1][2][3]」(Über Sinn und Bedeutung)で提起した言語哲学上の概念の区別。日本語では意義とイミ[4]、意義と指示対象[5][6]などとも訳される。 フレーゲは同論文で、「明けの明星」(独: Morgenstern)と「宵の明星」(独: Abendstern)という二つの名詞を例にとってこの区別を説明した。すなわち、どちらの名詞も同じ天体(金星)を指すという点で意味(Bedeutung)は同じだが、意義(Sinn)は異なると説明した[6]。フレーゲはこれを名詞だけでなく文にも拡大適用した[6]。 脚注
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