岩根橋駅
岩根橋駅(いわねばしえき)は、岩手県遠野市宮守町下宮守[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。 歴史花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により1914年(大正3年)12月15日に晴山 - 岩根橋間延伸と共に終点駅として開業した[2]。当初は762ミリメートル特殊狭軌の軽便鉄道であった[2]。1915年(大正4年)11月23日に柏木平駅まで開通して岩手軽便鉄道が全通し、当駅は中間駅となった[2]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて鉄道省(国鉄)の駅となり、その後は鉄道省標準の1,067ミリメートル軌間への改軌工事が進められた[2]。1943年(昭和18年)9月20日から1,067ミリメートル軌間での運行が開始されている[3]。 年表
駅構造単式ホーム1面1線の地上駅である。北上駅管理の無人駅で、側線の跡が残る。 駅周辺
その他エスペラントによる、「Fervojponto(フェルヴォイポント:鉄道橋)」という愛称がついている。これは当駅の釜石寄りにあるアーチ形の宮守川橋梁(「めがね橋」の異名でも知られる)に由来している。現在のこの橋は改軌時に建設されたもので、岩手軽便鉄道時代の橋脚が1本だけ隣に現存している。また、同じくアーチ形の達曽部(たっそべ)川橋梁も近くにあり、二つの橋はいずれも2002年(平成14年)に土木学会選奨土木遺産に指定された。 隣の駅脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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