山形県道・福島県道2号米沢猪苗代線
山形県道・福島県道2号米沢猪苗代線(やまがたけんどう・ふくしまけんどう2ごう よねざわいなわしろせん)は、山形県米沢市から福島県耶麻郡猪苗代町に至る県道(主要地方道)である。 概要山形県と福島県の県境にある白布峠(しらぶとうげ)を越えて、米沢市と裏磐梯・猪苗代とを結ぶ路線。白布峠越えの区間は冬季閉鎖があり、磐梯山東側を回り込む裏磐梯から猪苗代の一部区間は、国道459号と重複する。米沢市でも特に豊富な積雪量で知られる天元台高原スキー場へのアクセスはこのルートによる。一部は山形県道路公社が管理する西吾妻スカイバレーという観光有料道路だったが、無料開放された。会津若松と米沢とを結ぶ道は、明治時代以降は大峠越え(国道121号)がメインルートとなっているが、本路線の祖にあたる江戸時代以前の会津街道は白布峠のすぐ西に位置する桧原峠を越える道筋であった[1]。 路線データ
歴史
路線状況名称・愛称
冬期閉鎖区間
重複区間
道路施設山形県
福島県
地理福島県側では東鉢山の南麓を駆け上がり、東鉢山と矢筈山を山形・福島県境の白布峠(標高1410メートル)で通り抜けている[9]。白布峠越えの区間からは、山形県側は最上川源流の森林地帯で、双竜峡があり、白布大滝・赤滝・黒滝などの瀑布や、奥羽三高湯に数えられた開湯700年以上の歴史を持つといわれる白布温泉がある[1]。標高の高いところでは視界が開け、福島県側では5連ヘアピンカーブから上、山形県側は西吾妻トンネルを抜けたところから景色が開放的に変化し、その区間は約8 kmつづく[9]。福島県側からは磐梯山と桧原湖を望むことができ[10]、天気がいい日には、北の飯豊連峰や朝日連峰も遠望できる[1]。道路は西吾妻山の西中腹を越えるワインディングロードで、特に福島県側の東鉢山七曲りは、ヘアピンカーブの連続となる[10]。 通過する自治体交差する道路
沿線
脚注
参考文献
関連項目 |