十二芒星 (じゅうにぼうせい、英語:dodecagram ドデカグラム)は、12個の頂点 を持つ星型多角形 。シュレーフリ記号 は{12/5}である。正十二芒星は{12/1}で表される正十二角形 と同じ頂点の配置を持つ。
等角の変形
正十二芒星は、準切頂(quasitruncated)六角形として見なすことができ、t{6/5}={12/5}である。等間隔の頂点を持つ他の等角(頂点推移)の変形例は、2つの辺長で構成することができる。
組み合わせによる十二芒星
4つの正十二芒星の星形がある。{12/2}=2{6}, {12/3}=3{4}, {12/4}=4{3}, {12/6}=6{2}。1番目は2つの六角形 を組み合わせたもの、2番目は3つの正方形 を組み合わせたもの、3番目は4つの三角形 を組み合わせたもの、4番目は6つの直線状の二角形 を組み合わせたものである。最後から2番目は2つの六芒星 、最後は3つの四芒星 を組み合わせたものと考えることもできる。
完全グラフ
十二角形と十二芒星(6つの二角形 (線分)の退化 した組み合わせを含む)を全て重ね合わせると完全グラフ K 12 が生成される。
K 12
黒: 12個の頂点(節点)
赤: {12} 正十二角形
緑: {12/2}=2{6} 2つの六角形
青: {12/3}=3{4} 3つの正方形
シアン: {12/4}=4{3} 4つの三角形
マゼンタ: {12/5} 正十二芒星
黄: {12/6}=6{2} 6つの二角形
多面体の正十二芒星
十二芒星は、一様多面体 に組み込むこともできる。以下は正十二芒星を含む柱状一様多面体である(他に十二芒星を含む一様多面体はない)。
ユークリッド平面のスター・テッセレーションに組み込むこともできる。
象徴としての十二芒星
12個の点を持つ星は、古代ベトナムのドンソンドラム の際立った特徴である。
十二芒星もしくは12個の点を持つ星は次に示す象徴で使用されている。
関連項目
出典
Weisstein, Eric W. "Dodecagram" . mathworld.wolfram.com (英語).
Grünbaum, B. and G.C. Shephard; Tilings and Patterns , New York: W. H. Freeman & Co., (1987), ISBN 0-7167-1193-1 .
Grünbaum, B.; Polyhedra with Hollow Faces, Proc of NATO-ASI Conference on Polytopes ... etc. (Toronto 1993) , ed T. Bisztriczky et al., Kluwer Academic (1994) pp. 43–70.
John H. Conway , Heidi Burgiel, Chaim Goodman-Strass, The Symmetries of Things 2008, ISBN 978-1-56881-220-5 (Chapter 26. pp. 404: Regular star-polytopes Dimension 2)
非古典的 (2辺以下) 辺の数: 3–10
辺の数: 11–20 辺の数: 21–30 辺の数: 31–40 辺の数: 41–50 辺の数: 51–70 (抜粋) 辺の数: 71–100 (抜粋) 辺の数: 101– (抜粋) 無限 星型多角形 (辺の数: 5–12)多角形のクラス