前田利隆
生涯元禄3年(1690年)11月11日、第2代藩主・前田正甫の五男として富山で生まれる。宝永2年(1705年)11月27日に元服する。宝永3年(1706年)8月21日、兄で第3代藩主の利興から150人扶持の知行を与えられる。享保9年(1724年)6月に利興の養子となり、兄が7月18日に隠居したのにともない家督を継いだ。 利隆は、自らが寵愛する藩士だけを重用し、頻繁に加増を繰り返したりして財政難を招き、借金や倹約令、年貢取立ての強化、享保16年(1731年)の銀札発行なども効果はなかった。延享元年(1744年)12月20日に死去した。享年56。跡を長男の利幸が継いだ。 系譜
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