三宅村(みやけむら)は、東京都の島嶼部に位置する村。
伊豆諸島を構成し、所属する郡はなく「東京都三宅村」が正式な表記である。所管する東京都の支庁は三宅支庁。
地理
伊豆諸島の北部に位置する三宅島及び無人島の大野原島を村域とする。2000年に雄山が噴火し、全島避難したことで知られる。
歴史
行政区域変遷
三宅村村域の変遷表
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1923年 以前
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大正12年 10月1日
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大正12年 - 昭和64年
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平成
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令和
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伊豆村
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伊豆村
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昭和21年10月1日 三宅村
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昭和31年2月1日 三宅村
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三宅村
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神着村
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神着村
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伊ヶ谷村
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伊ヶ谷村
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坪田村
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坪田村
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坪田村
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阿古村
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阿古村
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阿古村
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災害
火山の島にある自治体であり、噴火による災害の発生は今後も予見される。
また、島外からもたらされる自然災害として、今後発生が見込まれている南海トラフ巨大地震により、村の海岸に最大9mの津波が到達することが予想されている[9]。
人口
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三宅村と全国の年齢別人口分布(2005年)
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三宅村の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 三宅村 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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三宅村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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4,857人
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1975年(昭和50年)
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4,631人
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1980年(昭和55年)
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4,228人
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1985年(昭和60年)
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4,167人
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1990年(平成2年)
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3,911人
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1995年(平成7年)
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3,831人
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2000年(平成12年)
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0人
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2005年(平成17年)
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2,439人
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2010年(平成22年)
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2,676人
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2015年(平成27年)
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2,482人
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2020年(令和2年)
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2,273人
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総務省統計局 国勢調査より
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行政
- 村長 - 山高亜紀子 (2024年2月15日就任、1期目[10]、東京都内島しょ部の9町村で初の女性首長[10])
- 三宅村役場 - 坪田の庁舎周辺が火山ガス高濃度地区のため、島の西部にある旧阿古小学校校舎を臨時庁舎としている。
- 三宅村役場臨時庁舎 - 三宅村阿古497
歴代村長
特記なき場合『村勢要覧資料集』による[11]。
代 |
氏名 |
就任 |
退任 |
備考
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旧三宅村長(官選)
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不詳 |
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旧三宅村長(公選)
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不詳 |
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三宅村長(公選)
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初-2 |
村上金之助 |
昭和31年2月18日 |
昭和39年2月18日 |
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3 |
三池忠信 |
昭和39年2月19日 |
昭和43年2月18日 |
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4 |
浅沼潤吉 |
昭和43年2月19日 |
昭和43年10月31日 |
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5-7 |
大沼良三 |
昭和43年11月28日 |
昭和55年11月27日 |
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8 |
山本喜久治 |
昭和55年11月28日 |
昭和59年11月27日 |
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9-10 |
寺澤晴男 |
昭和59年11月28日 |
平成3年1月28日 |
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11-12 |
桑原秀雄 |
平成3年2月5日 |
平成8年6月20日 |
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13 |
廣瀬直行 |
平成8年7月20日 |
平成12年7月19日 |
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14 |
長谷川鴻 |
平成12年7月20日 |
平成16年2月14日 |
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15-16 |
平野祐康 |
平成16年2月15日 |
平成24年2月14日 |
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17-18-19 |
櫻田昭正 |
平成24年2月15日 |
令和6年2月14日 |
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20
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山高亜紀子
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令和6年2月15日
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現職
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公的機関
国の機関
東京都の機関
村の機関
警察
消防
議会
村議会
- 定数:8人[12]
- 任期:2024年2月24日まで
- 議長:谷 寿文(2016年2月25日就任[13]、2020年2月25日再任[14])
- 副議長:石井 肇(2016年2月25日就任[13]、2020年2月25日再任[14])
- 常任委員会:総務文化常任委員会、経済厚生常任委員会[15]
都政
三宅村が属する島部選挙区から選出される東京都議会議員の定数は1議席である。
国政
- 衆議院
- 参議院
東京都選挙区に属する。選出議員についての詳細は、東京都選挙区の項を参照のこと。
産業
三宅村の産業は漁業およびくさやの製造。他に明日葉の栽培、焼酎の醸造などがあるが、現在の基幹産業は観光である。年間観光客数は36,186人(2015年)[16]。かつて行われていた雄山の麓での酪農は、噴火に伴い現在は行われていない。
地域
教育
- かつて存在した学校
- 三宅村立阿古小学校(廃校)
- 三宅村立坪田小学校(廃校)
- 三宅村立阿古中学校(廃校)
- 三宅村立坪田中学校(廃校)
日本郵政グループ
(※2017年7月現在)
- 日本郵便株式会社
- 三宅島郵便局(神着)
- ※土曜・休日の午前中にも郵便窓口を営業/ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局
- 三宅島伊豆郵便局(伊豆)
- 三宅島伊ヶ谷郵便局(伊ヶ谷)
- 三宅島阿古郵便局(阿古)
- 坪田郵便局(坪田)
三宅村内の郵便番号は「100-11xx」「100-12xx」である。
交通
陸運
- バス
- タクシー[18]
- おしどりハイヤー(坪田)
- さくまタクシー(坪田)
- 三宅島交通(神着)
- 三栄タクシー(阿古)
航空
道路
船舶
- 大久保港(地方港湾)
- 三池港(地方港湾)
- 東海汽船[21]:客船「橘丸」もしくは「さるびあ丸」が東京竹芝桟橋との間を1日1往復就航している(所要約6時間)。錆ヶ浜港もしくは三池港のどちらかを寄港地とする。現在は三池港が火山性ガスの高濃度地域に指定されているため、錆ヶ浜港が優先的に使用され、錆ヶ浜港の波が高い場合に限り三池港が使用されている。このほか、ごく稀に島北西部にある伊ヶ谷港に寄港する場合もあるので必ず寄港地を確認すること。
超高速ジェット船の就航を期待する声もあるが、本島への航路が国や東京都から補助金を受ける補助航路のため就航することができない、と東海汽船側は説明している[要出典]。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
自然
- 神着地区
- 伊豆地区
- 阿古地区
- 火山体験遊歩道
- コシキの穴
- ふるさとの湯(温泉)
- メガネ岩
- 富賀浜
- 七島展望台
- 新澪池跡
- 新鼻新山
- 坪田地区
- 火の山峠
- 赤場暁
- ひょうたん山
- 三七山展望台
- サタドー岬
- 釜方海岸
- 沖原海岸
- 長太郎池
- 大路池・展望台
- 三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館
神社・寺院
三宅島オートバイレース大会
詳細は、「チャレンジ三宅島モーターサイクルフェスティバル」を参照。
2007年11月、東京都の石原慎太郎知事(当時)の提唱で、火山の噴火による災害の復興策として「チャレンジ三宅島モーターサイクルフェスティバル」が開催された。当初は島内を一周する公道でレースを行う予定だったが、安全性の懸念から断念された。来島者数909人(三宅村発表)。村内の観光イベントとしては、最大規模の来島者を集めた。
三宅村は開催に必要な約3億円(村民1人あたり約10万円)を負担する見込みだったが、レースイベントが縮小されたこともあり経費は大幅に縮小された。
翌2008年は、7月に江東区青海の青海臨時駐車場に特設会場を作り、プレイベントを開催。島民約70人も参加し、オートバイイベントと島の観光物産を融合させた。
「チャレンジ三宅島08モーターサイクルフェスティバル」は、10月17日から3日間開催された。
出身者・ゆかりの人物
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
三宅村に関連するカテゴリがあります。