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ユードラ・ウェルティ

作家ユードラ・ウェルティの肖像写真(1962年4月21日に発表)
肖像写真(1962年4月21日初出)

ユードラ・ウェルティ(Eudora Welty、1909年4月13日 - 2001年7月23日)は、アメリカ合衆国の女性作家[1]

生涯

ミシシッピ州ジャクソン生まれ[2]。ミシシッピ州立女子大学 (Mississippi University for Womenウィスコンシン大学を経て、コロンビア大学で広告を学び、一時期広告業に携わる[1]。1933 - 36年、WPA(Works Progress Administration)の仕事でミシシッピ州各地を訪ねる。

1936年、最初の短編「旅するセールスマン」を発表[2]。1942年、1943年、1968年の3度にわたってオー・ヘンリー賞を受賞。1946年代表作『デルタの結婚式英語版』。1954年『ポンダー家殺人事件』 でウィリアム・ディーン・ハウエルズ・メダル受賞[3]。1972年『マッケルヴァ家の娘英語版』でピューリッツァー賞受賞[1]。1983年、The Collected Stories of Eudora Welty全米図書賞受賞[4]

日本語訳された作品

  • 『デルタの結婚式』川上芳信訳 岡倉書房、1950年
  • 「リヴィは帰った」鈴木敦子訳『心あたたまる河 現代アメリカ短篇小説集』木村毅編 緑園書房、1955年
  • 「緑色のカーテン」田辺五十鈴訳「紫色の帽子」大原龍子訳『現代アメリカ文学全集 第15』荒地出版社、1958年
  • 「新聞紙」三浦朱門訳『アメリカ短篇名作集』大橋健三郎学生社、1961年
  • 「広い網」大原竜子訳『現代アメリカ文学選集 第3』荒地出版社、1967年
  • 「親戚の人たち」須山静夫訳『現代アメリカ短編選集 第1』白水社、1970年
  • 『大いなる大地』深町真理子角川書店、1973年
  • 「あるセールスマンの死」吉田誠一訳『現代アメリカ幻想小説』志村正雄編 白水社、1973年
  • 「緑のとばり」『女ごころ : 現代アメリカ女流8人集』真野明裕新書館、1974年
  • 『マッケルヴァ家の娘』須山静夫新潮社、1974年
  • 『大泥棒と結婚すれば』青山南晶文社、1979年
  • 『黄金の林檎』杉山直人訳 晶文社、1990年
  • 『ハーヴァード講演 一作家の生いたち』大杉博昭訳 りん書房、1993年
  • 『ポンダー家殺人事件 : 言葉で人を殺せるか?』ソーントン不破直子訳 リーベル出版、1994年
  • 「ある記憶」『20世紀アメリカ短篇選 下』大津栄一郎編訳 岩波文庫、1999年
  • 「クライティ」藤井光訳『ゴシック短編小説集』クリス・ボルディック選、春風社、2012年
  • 「声はどこから」渡辺佐智江訳『ベスト・ストーリーズ = THE BEST STORIES 2』若島正編、早川書房、2016年

脚注

  1. ^ a b c ウェルティ」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』https://kotobank.jp/word/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3コトバンクより2022年1月24日閲覧 
  2. ^ a b ウェルティ」『小学館「日本大百科全書(ニッポニカ)」』https://kotobank.jp/word/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3コトバンクより2022年1月24日閲覧 
  3. ^ NICHOLAS DAWIDOFF (1995年8月10日). “At Home With Eudora Welty; Only the Typewriter Is Silent”. The New York Times. 2022年9月28日閲覧。
  4. ^ National Book Awards 1983”. National Book Foundation. 2022年9月28日閲覧。

外部リンク

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