ブランドン・ウッドラフ
ブランドン・カイル・ウッドラフ(Brandon Kyle Woodruff, 1993年2月10日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州テューペロ出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。 経歴プロ入り前2011年のMLBドラフト5巡目(全体174位)でテキサス・レンジャーズから指名されたが、契約せずにミシシッピ州立大学へ進学した。 プロ入りとブルワーズ時代2014年のMLBドラフト11巡目(全体326位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され[1]、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズでプロデビュー。14試合(先発8試合)に登板して1勝2敗、防御率3.28、37奪三振を記録した。 2015年はA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、21試合(先発19試合)に登板して4勝7敗、防御率3.45、71奪三振を記録した。 2016年はA+級ブレバード・カウンティとAA級ビロクシ・シャッカーズでプレーし、2球団合計で28試合に先発登板して14勝9敗、防御率2.68、173奪三振を記録した。 2017年は開幕からAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーした。6月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。だが、ウォームアップ中に故障したため、メジャーデビューは8月4日のタンパベイ・レイズ戦までずれ込んだ。そのデビュー戦では先発して6.1回を無失点に抑え、初登板初勝利を挙げた[3]。活躍を見せていたが8月20日にマイナー降格。9月1日に再昇格してからはしばしば炎上することもあり、最終的に8先発で2勝3敗、防御率4.81だった。 2018年はメジャーとマイナーを行き来し、リリーフとして起用されることも多くなった。最終成績は19試合(先発4試合)に登板して3勝0敗、防御率3.61だった。ポストシーズンでもオープナーやリリーフとして登板した。ロサンゼルス・ドジャースとのNLCS第1戦では3回表から2番手として登板すると、その裏にクレイトン・カーショウから本塁打を放ち、白星を挙げた。リリーフ投手が本塁打を打つのは史上3人目[4]、カーショウが左投手から本塁打を打たれたのは初のことだった[5]。チームはこのシリーズで敗退したが、自身はポストシーズン全体で4試合(12.1回)登板して防御率1.46の好成績を残した。 2019年は先発復帰。5月に5試合に先発登板し4勝0敗、防御率1.36を記録するなどしてオールスターゲームに代替選出され、登板も果たした。しかし左腹斜筋を痛めて7月22日に故障者リスト入りし、以後レギュラーシーズンでの登板はなかった。ポストシーズンのワシントン・ナショナルズとのワイルドカードゲームに先発登板し、4回1失点でリードを保って降板するも、後続が打たれてチームは敗れた。 2020年は新型コロナウイルスの影響で60試合制となる中で自身初となる開幕投手を務めた。最終的にリーグ最多の13試合に先発登板し3勝5敗、防御率3.05という成績を残した。 2021年4月1日のツインズとの開幕戦で2年連続2度目の開幕投手を務めた[6]。7月4日に選手間投票で通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが、辞退している[7]。 2022年は27試合に先発登板し、3年ぶりの2桁勝利となる13勝4敗、防御率3.05を記録した。 2023年は開幕からローテーションに加わったが、早くも右肩を負傷。4月11日に故障者リスト入りし、4カ月離脱。8月6日のピッツバーグ・パイレーツ戦で復帰した。11試合に先発登板し5勝1敗、防御率2.28という成績であった。オフの11月17日にノンテンダーFAとなった[8]。 2024年2月22日にブルワーズと2年総額750万ドルで再契約した[9]。2026年の契約はチームオプションとなり、バイアウトの際は1000万ドルが支払われる[10]。 選手としての特徴
速球(フォーシーム・シンカー)が投球の約6割を占め、変化球は、カーブやスライダー、チェンジアップを使う。速球の最速は100mph[12](約160.9km/h)。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
表彰
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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