テレビ宣言
『テレビ宣言』(テレビせんげん;通称「テレ宣」(てれせん))は、1993年4月5日から2008年3月28日まで広島テレビで放送された夕方ワイド番組である。番組タイトルは『柏村武昭のテレビ宣言』(1993年4月 - 2001年3月)→『テレビ宣言にゅ〜』(2001年4月 - 2005年3月)→『テレビ宣言』(2005年4月 - 2008年3月)と変遷した。 ステレオ放送(『NNN Newsリアルタイム』第2部ネット時にはモノラル放送)、ハイビジョン制作、データ放送実施(地上デジタル放送のみ)。 概要放送開始当初はフリーアナウンサーの柏村武昭が司会で、タイトルも『柏村武昭のテレビ宣言』だった[1][2][3][4]。その後、柏村が第19回参議院議員通常選挙に立候補するために2001年3月30日放送分をもって降板し、同年4月2日からは『テレビ宣言にゅ〜』として放送。2005年4月4日からは産休を取っていた馬場のぶえ(広島テレビアナウンサー)が復帰し、タイトルも『テレビ宣言にゅ〜』から『テレビ宣言』へ改めるなど大幅にリニューアルした。 16:48 - 17:50(10月からは[いつ?]月曜 - 木曜 16:43 - 17:50・金曜 16:50 - 17:50)の第1部は地域情報枠、18:16 - 18:55はローカルニュース枠となっており、夕方のローカルニュースも内包している。そのため、広島テレビは『NEWSリアルタイム○○』というタイトルのニュース番組を制作していなかった。なお、「ニュースプラス1」が付く番組については、1988年4月から1993年3月まで『NNNニュースプラス1ひろしま』というタイトルの番組があった。 2007年3月、2001年4月からキャスターを務めていた児玉勝司(当時広島テレビアナウンサー)と料理コーナーの沖廣祐枝が降板し、同年4月にキャスターを一新してリニューアル。同時に、番組開始時から14年間実施していた街角中継も廃止し、スタジオ中心の番組構成になった。また、第1部は広島民放番組では唯一の視聴者のスタジオ観覧が可能となった。オープニングもハイビジョン制作になり、番組制作も2006年度版よりもハイビジョンを意識している。ニューステロップも、上下スクロールの動作から、項目部分が回転して現れたり、ニュース映像中に右上に出てくる項目テロップも線が現れたあとに文字が浮かび上がるという風にキー局並みの動作になった(ただし、テレ宣扱いなので『リアルタイム』のテンプレートとは異なる)。 2007年からは、16:48 - 18:26までテレビ宣言のスタジオから放送することになった。ニュースも18:16 - 18:26まではテレビ宣言のスタジオからとなった。ニュースに関しても長島がずっとニュースを通して伝えていたのに対し、同年4月からは藤村と馬場のコメントを挿んで進行していくようになった。18:38からのニュースは広島テレビニュースセンターからとなった。また、第1部では出演者全員が立って番組進行をしていた。第3部ではテーブルがセットされ、座って進めていた。同年8月7日からは馬場に第2子が出来たため、それを考慮してテーブルに座って進めるスタイルになっている。このため、馬場は8月30日をもって再び番組を一時降板した。後任は西名みずほ(広島テレビアナウンサー)。 2006年までは主にローカル情報枠の第1部と天気予報はテレビ宣言のスタジオから、ニュース枠である第3部は広島テレビニュースセンターから伝えることになっていた(どちらのスタジオもHD対応)。 番組のモットーは「「便利な生活」から「本当の豊かさ」へ」。2006年に『リアルタイム』を30分間ネットし、一度地元指向が薄れていたが、2007年からコーナーを増やしたり、『リアルタイム』ネット時間を無くしたりと、地元密着番組の色が濃くなった。ただし、重大ニュースがNNNに入った場合には一部コーナーを休止して『リアルタイム』をネット、または『日テレNEWS24』をネットしていた。また、ゴールデンウィークなどの時期には広島への帰省客を配慮してローカルコーナーを休止し、『リアルタイム』を18:16まで全てネットしていた。第3部の特集でも「リアル目線」と「リアル特集」を放送するため、ゴールデンウィークとお盆の時期には『リアルタイム』をほぼ全てネットする形にし、地域密着色を薄めて報道番組色を強めていた。 2007年4月には16:19から『YOUなび』がスタートしたため、このテレビ宣言と合わせて自社製作番組の平日の帯番組が2時間41分間になった。 2006年10月から2007年4月2日まで番組名を表記したサイドパネルが4:3映像のオンエア中に表示されていたが、2007年4月3日から一時期表示されなかったが、4月6日から情報カメラの時のみ再び表示するようになった。特集や日替わりコーナーはテロップが4月2日よりハイビジョン制作になったため、サイドパネル表示不可になった。 それまで天気コーナーにしか登場しなかった古庵も2007年4月からは第1部は常時スタジオに登場するようになった。 8月6日の広島の原爆投下日には広島平和記念公園から中継という形で第1部を藤村と馬場が進行していく。番組内容も原爆・核にテーマを定めている。この日のみテロップの色調がスカイブルーとなる。 年末の放送は2006年までは12月最後週の金曜日まで行っていたが、2007年より12月最終週の月曜日までの放送となった。同週火曜から翌年第1週までは『Newsリアルタイム』か『NNNニュース』を放送し、ローカルニュースは12月29日まで18:11 - 18:30に放送。また、最終週火曜・水曜 16:43 - 16:53・12月30日 17:25 - 17:30に『広島テレビNEWS』を放送した。31日にはローカルニュース無し。これに伴い、2006年まで行っていた『テレビ宣言総集編SP』は別番組『激動!広島ニュース総決算』として放送された。キャストは西名と長島の2人。 『柏村武昭のテレビ宣言』時代のオープニングテーマは浅倉大介の「RAINBOW IN THE UNIVERSE」(アルバム『D-Trick』所収)であった。 2008年3月28日放送分をもってこの番組は終了し、1993年4月から開始した『テレビ宣言シリーズ』は15年の歴史に幕を閉じることとなった。後番組は『旬感テレビ派ッ!』である。 放送時間・タイムテーブル
通常時(2007年10月1日 - )生放送を前提に構成しているため、コーナー開始時間が異なったり、順番が交互する場合がある。特に第1部は17時台の『Newsリアルタイム』の飛び降りのタイミングで変動しやすい。 月曜日
火曜日 - 木曜日
金曜日
祝日版(第1部ローカルコーナーを全面休止)月曜日 - 木曜日
金曜日
8月6日
年末版
コーナー内容
特集1993年から続く老舗コーナーで、リポーターが得する県内の情報や県内の世論事情を取材していた。2007年からは一部の特集で取材した人をスタジオに招き、VTRを流したあとに話を聞くようになった。また、時間を2006年度よりも多く取っていた。当初は取材映像は4:3SDだったが、2007年夏ごろより16:9HDに変更している。日によっては『Newsリアルタイム』の「リアル目線・特集」を放送する(その際、画角は4:3SDになる)。
日替わりコーナー他局に比べて地域情報が多い。また、『リアルタイム』17時台のネットを2007年から再びネットしなくなった。ただし、祝日には下記のコーナーの半数以上を休止し、17時台の『リアルタイム』第1部を完全ネットする。
番組名の変遷
情報カメラ設置位置※2[どれ?]、桜の時期のみ。 主な出演者メインキャスター
ニュースキャスター
お料理コーナー007年度「情熱キッチン」(木曜)担当
2006年度「いまさら聞けない!料理のツボ!」(月曜日)・「旬はおまかせ!」(水曜日)・「週末の食卓」(金曜日)担当
「男も料理!」(火曜日)担当
「ママ!おやつ!」(木曜日)担当
天気予報(ヤン坊マー坊天気予報等)
広島スポーツ魂日替わり情報コーナー2007年度「ミヤワキ行きます!」(月曜日)担当
「はっぴいファミリー」(火曜日)担当
「あのころへの旅」(水曜日)担当
「てれ川柳」(水曜日)担当
「情熱キッチン」(木曜日)担当
「とってもスイーツ!」(金曜日)担当
2006年度「子育て&孫育て応援団」(月曜日)担当
「あっぱれ!平成の仕事人」(火曜日)担当
「テレ宣!!救急箱」(水曜日)担当
「完食!!三つ星探検隊」(木曜日)担当
お好み焼き紀行(金曜日)
リポーター現任者[いつ?]
前任者
街頭中継(※2007年3月いっぱいで廃止)金曜日隔週コーナー(2006年度後半のみ)「解決!フライデー」担当(一万円でおつり!?バスツアーと同じ週に放送、2007年3月23日をもって終了)
「一万円でおつり!?バスツアー」担当(解決フライデーと同じ週に放送、2007年3月23日をもって終了)
「金曜徹底討論」担当(2007年3月30日をもって終了)
クリスマスイルミネーション中継毎年クリスマスの頃に日本テレビ系列の放送局が各地のクリスマスイルミネーションを中継でリレーするもので、HTVはテレビ宣言で参加している。
脚注
|