タンソンニャット国際空港
タンソンニャット国際空港(タンソンニャットこくさいくうこう、ベトナム語: Cảng hàng không quốc tế Tân Sơn Nhất, 英語: Tan Son Nhat International Airport)は、ベトナム社会主義共和国南部のホーチミン市タンビン区にある国際空港。Sân bay quốc tế Tân Sơn Nhất とも呼ばれる。ホーチミン市街中心部より北西約8kmの位置にある。IATAコードは「SGN」であり、ホーチミン市の旧名サイゴンが由来である。 市内中心部より東方約40kmの場所にて、ロンタイン国際空港が2025年の完成予定で建設中である。 沿革
旅客ターミナル国内線ターミナル (ターミナル1)元は国内、国際線共用のターミナルであったが、2007年8月に新国際線ターミナルの供用が開始されたことに伴い国内線専用ターミナルとなった。ベトナム航空やパシフィック航空などが利用している。 国際線ターミナル (ターミナル2)国際航空需要の増加を受けて、国際線の新ターミナルが日本のODAにより建設された。4階建ての新ターミナルは、10万平方メートルの面積で8つの搭乗橋を備え、年間800万から1,000万人の旅客に対応する。新ターミナルは2007年8月28日から利用が開始され、国慶節である9月2日に、グランドオープンした[1][2]。 日本のODAで作られた新国際ターミナルへの謝辞として、タンソンニャット国際空港国際線ターミナルの到着フロアの外を出た所に、ベトナム政府から感謝の言葉が書かれた石碑が埋め込まれており、日本語、ベトナム語と英語で書かれてある。 就航航空会社と就航都市2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの定期便が運休、減便、経路変更となっている。 2023年8月現在[4] アクセス2010年現在、空港連絡鉄道や高速道路によるアクセスは整備されていないものの、前述のとおりホーチミン市中心部より8kmの好立地であり、市街地の中に空港があると言ってもよい事もあり、路線バスやタクシーで中心部まで30分程度でアクセスが可能である。 路線バスながらく運行されていた152番バスは最終便が18時発[5][6]とかなり早めであったため、かつて深夜発着便の旅客が使えるバスは存在しなかった。2016年3月より、朝5時45分から深夜2時半(空港発最終)[7]まで運行する109番路線バスが開通し、市の中心部にあるベンタイン市場前ロータリーや9月23日公園と空港とを結んでいる[8]。運賃は初乗り12,000ドン、終点までは20,000ドン(2016年3月現在)[7]。 ホテル専用車宿泊するホテルに、専用車での送迎を依頼することもできる。通常中型セダン1台で片道20US$前後かかる。 鉄道ホーチミン市都市鉄道が本空港に接続する計画があり、事業化調査が完了した状況である[9]。 ギャラリー
脚注
関連項目外部リンク
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