ジュアン・エンリク・ビベス・イ・シシリア(カタルーニャ語: Joan-Enric Vives i Sicília, 1949年7月24日 - )は、スペインのカトリック聖職者。2003年、ウルヘル司教に就任し、規定によりアンドラ公国の国家元首である共同公の1人となった。
略歴
1949年、小さな小売店を営んでいたフランセスク・ビベス・イ・ポンス(Francesc Vives i Pons)とコルネリア・シシリア・イバニェス(Cornèlia Sicília Ibáñez)の三男として、スペインのバルセロナで生まれた。1965年に神学校に入り、人文科学や哲学、神学を学んだ。1976年、生まれ育った教区であるサンタ・マリア・デル・タウラト・デ・バルセロナ(Santa Maria del Taulat de Barcelona)の司祭に任命された。1993年、バルセロナの補佐司教とニンの名義司教に任じられ、司教に叙階された。これにより、自動的にスペイン司教協議会(Spanish Episcopal Conference)の構成員となった。2001年、教皇ヨハネ・パウロ2世によってウルヘルの協働司教に任命された。2003年5月12日、長らくウルヘル司教を務めていたジュアン・マルティ・アラニスが引退したため、その後任となった。なお、ウルヘル司教はアンドラ公国の国家元首である共同公を兼ねる。同年7月10日にアンドラ・ラ・ベリャの「カサ・デ・ラ・バル(英語版)」において、就任宣誓を執り行った。2010年3月、教皇ベネディクト16世から個人的表彰として大司教の称号を授与された[1]。
栄典
出典
外部リンク