ジャンプフェスタとは、集英社の雑誌『週刊少年ジャンプ』、『Vジャンプ』、『ジャンプスクエア』(ジャンプフェスタ2007までは月刊少年ジャンプ)、『最強ジャンプ』(ジャンプフェスタ2012から)主催のジャンプ4誌合同イベント。略称は「Jフェス」。
概要
1999年からスタートし、毎年12月第3週の土日に幕張メッセにて開催される。開催直後は毎年8万から10万人を動員していたが、年々動員数が増え、近年では20万人弱で動員している。初回会場は、東京ビッグサイトであった。
ジャンプ系の漫画のグッズを先行/限定発売する「オリジナルグッズ販売ゾーン」、『週刊少年ジャンプ』の世界が体験できる「ジャンプ体感ワールド」、原画やサイン色紙の展示を行う「ジャンプ原画ワールド」、アニメ化された作品に出演する声優などが出演する「ジャンプスーパーステージ」、ジャンプ漫画の世界観をモチーフにした飲食物を売っている「ジャンプ屋台村」などがある。また、ジャンプ漫画のライセンス社のブース(メーカーブース)が毎年20ブース以上も出展される。「コスプレ撮影許可エリア」にはコスプレイヤーも多くいるが、イベントの関係上、コスプレはほぼジャンプ系の作品に限られる。
「オリジナルグッズ販売ゾーン」など発売された先行販売グッズは、後にジャンプショップで販売される場合がある。
後に後述する2020年以降は新型コロナウイルスの影響により、ジャンプフェスタのアプリの運用を開始する他、毎年開催される幕張メッセに行かなくてもオリジナルグッズをオンラインショップで期間限定に購入できるようになった。
ジャンプフェスタ20××と、年号表記が入るが、年末に行われることから翌年の年号を取り入れている。例をあげると、2010年12月に開催されるジャンプフェスタは「ジャンプフェスタ2011」と表記されている。
開催日程と主な展開
- ジャンプフェスタ2000
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- 初年度のジャンプフェスタ。会場は「東京ビッグサイト」であった。
- ジャンプフェスタ2001
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- この年より会場を「幕張メッセ」へ移動。以降幕張メッセで開催されている。
- ジャンプフェスタ2002
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- ジャンプフェスタ2003
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- 幕張イベントホールにて『ジャンプ・スーパーアニメツアー2002』の東京大会が同時開催された。
- ジャンプフェスタ2004
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- 幕張イベントホールにて『ジャンプ・スーパーアニメツアー2003』の東京大会が同時開催された。来場者数は2日間で15万8189人[1]。
- ジャンプフェスタ2005
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- 「集英社ブース」から「ジャンプ体感ワールド」「ジャンプ原画ワールド」という2つのブースに変更。「バザールゾーン」から「オリジナルグッズ販売ゾーン」へと名称変更。同年の「弘前ねぷた」で披露された「ドラゴンボール立ちネプタ」が会場で運行された。また、秋に開催された「ジャンプ検定試験」が19日午後にジャンプフェスタ内でも開催された。来場者数は2日間で15万9264人[1]。
- ジャンプフェスタ2006
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- 来場者数は2日間で16万1134人[1]。
- ジャンプフェスタ2007
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- 来場者数は2日間で15万5525人[1]。
- ジャンプフェスタ2008
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- 「月刊少年ジャンプ」から「ジャンプスクエア」となった最初のジャンプフェスタである。ONE PIECE連載10周年を記念した展開が多く、尾田栄一郎の描いた壁画を見る事ができた。来場者数は2日間で18万7208人[1]。
- ジャンプフェスタ2009
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- NARUTO -ナルト-連載10周年を記念した展開が多かった。来場者数は2日間で19万6536人[1]。
- ジャンプフェスタ2010
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- ジャンプスーパーステージ(メインステージ)の観覧が応募抽選による完全招待制となる。来場者数は2日間で18万1326人[1]。
- ジャンプフェスタ2011
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- BLEACH連載10周年を記念した展開が多かった。来場者数は2日間で16万5625人[1]。
- ジャンプフェスタ2012
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- 『週刊少年ジャンプ』、『Vジャンプ』、『ジャンプスクエア』、『最強ジャンプ』のジャンプ4誌合同イベントとなる。株式会社ポケモンが“新作”を引っ提げて初出展し、話題を集める。来場者数は2日間で16万3364人[1]。
- ジャンプフェスタ2013
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- 最強ジャンプの連載作品でもある『ビーストサーガ』も初めて出展している。当初『黒子のバスケ』関連イベントも予定されていたが、会場宛に脅迫状が届いたため中止になった[2]。来場者数は2日間で13万3523人[1]。
- ジャンプフェスタ2014
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- 来場者数は2日間で約14万5000人[3]。
- ジャンプフェスタ2015
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- 来場者数は2日間で約15万8000人[4]。
- ジャンプフェスタ2016
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- ジャンプフェスタ2017
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- ジャンプフェスタ2018
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- ジャンプフェスタ2019
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- ジャンプフェスタ2020
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- ジャンプフェスタ2021ONLINE
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- ジャンプフェスタ2021は世界規模での新型コロナウイルス感染拡大に伴い、幕張メッセでの開催は中止とし、初のオンラインで12月19日と20日に開催される旨をツイッターにて発表された[5]。
- ジャンプフェスタ2022
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- ジャンプフェスタ2022からは新型コロナウイルスが収まるまでの間、感染対策として入場できる人数の無制限から情報アプリ「ジャンプフェスタNAVI」をダウンロードし入場チケットを応募することで当選者のみ入場できる完全招待制に制限することによって、2年ぶりの幕張メッセの開催となった[6]。また、専用アプリで入場チケットを応募しない場合や応募して外れた場合でも、前回と同様のオンライン配信として試聴可能になる。
- ジャンプフェスタ2023
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- ※事前応募・完全招待制[7]
- ジャンプフェスタ2024
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- ※事前応募・完全招待制[8]
- ジャンプフェスタ2025
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- ※事前応募・完全招待制[9]
主な参加企業
出展している企業のブースを総じて「メーカーブース」としている。
近年参加している主な企業
過去に参加したことのある主な企業
関連イベント
アニメツアー
ジャンプフェスタに関連し、秋ごろ(9月 - 11月ごろ)に全国各地を巡回して開催されていた招待制のアニメ上映イベント。テレビアニメ化される前のパイロットフィルムとして製作された作品も多い。開催年度によってツアー名が異なる。
- 1985年開催「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進」
- 全国22都市で行われた。
- 1988年開催「ジャンプ・アニメ・カーニバル」
- 『週刊少年ジャンプ』20周年記念。全国30都市で行われた。
- 1994年開催「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'94」
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- 1998年開催「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98」
- 『週刊少年ジャンプ』30周年記念。全国25都市で行われた。
- 2002年開催「ジャンプ・スーパーアニメツアー2002」
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- 2003年開催「ジャンプ・スーパーアニメツアー2003」
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- 2004年開催「ジャンプフェスタ・アニメツアー'04」
- 2004年9月23日から11月21日まで、全国5都市を巡回して開催された[10]。
- 2005年開催「ジャンプフェスタ・アニメツアー'05」
- 2005年9 - 10月に全国5会場で行われた。
- 2008年開催「ジャンプ・スーパーアニメツアー 〜ジャンプヒーロー大集結!〜」
- 『週刊少年ジャンプ』の創刊40周年を記念し、2008年9月21日から11月23日まで、全国10都市を巡回して開催された[11]。同イベントでは、鳥山明が原案を担当した『ドラゴンボール』の新エピソードなどが上映された[11]。
- 2009年開催「ジャンプ・スーパーアニメツアー2009」
- 2009年10月12日 - 11月29日の期間、全国5都市で行われた。
- 2010年開催「ジャンプスーパーアニメツアー2010」
- 2010年10月23日から11月21日まで、全国5都市を巡回して開催された[12]。
- 2013年開催「ジャンプ・スーパーアニメツアー2013」
- 2013年10月6日 - 11月24日の期間、全国5都市で開催された。
その他
- Vフェス'96で上演された『クロノトリガー』については、製作会社であるプロダクション・アイジーが当初、クロノが主人公にすると予定されていたが、諸事情によりファンタジー路線からギャグ路線へと作風に替わっている。これに伴い、タイトルも「クロノトリガー〜冒険の始まり〜」から「時空冒険ヌウマモンジャー」に変更された。
- Vフェス'97で上演された『貯金戦士キャッシュマン』は当初、草尾毅がキャッシュマン役で出演される予定であったが、諸事情で山寺宏一に変更されていた。
全国横断ジャンプスーパーイラスト展
2011年10月12日以降、東京以外の9都市(札幌市、仙台市、新潟市、静岡市、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、北九州市小倉)で開催されたイラスト展。WJ・Vジャンプ・ジャンプSQ.・ジャンプSQ.19・最強ジャンプの連載作家陣のカラーイラストを無料で見られる。
脚注
外部リンク
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