ゴードン・タロック(Gordon Tullock, 1922年2月13日 - 2014年11月3日)は、米国の経済学者。ヴァージニア学派の中心的人物の一人で、ジェームズ・M・ブキャナンとともに公共選択論を提唱した。また、レントシーキングの概念を生み出し、その非効率性を指摘したことでも知られる。
略歴
主要著書
日本語訳
- (リチャード・B・マッケンジーと共著)『新経済学読本――人間行動の探求』、学研メディカル秀潤社、1977年
- (ジェームズ・M・ブキャナンと共著)『公共選択の理論――合意の経済論理』、宇田川璋仁・米原淳七郎共訳、東洋経済新報社、1979年
- 『ソシアル・ジレンマ――秩序と紛争の経済学』、宇田川璋仁・黒川和美・田中清和共訳、学研メディカル秀潤社、1980年
- 『政府は何をすべきか――外部性の政治経済学』、加藤寛・大岩雄次郎共訳、春秋社、1984年
- (ジェームズ・M・ブキャナン、加藤寛と共著)『行きづまる民主主義』、勁草書房、1998年
原語
- James M. Buchanan and Gordon Tullock, The Calculus of Consent: Logical Foundation of Constitutional Democracy, Ann Arbor: University of Michigan Press, 1962.
- J・M・ブキャナン、G・タロック 『公共選択の理論-合意の経済論理』 宇田川璋仁監訳、東洋経済新報社、1979年12月。
- Gordon Tullock, The Politics of Bureaucracy, Washington, D.C.: Public Affairs Press, 1965.
- Gordon Tullock, Private Wants, Public Mean, New York: Basic Books, 1970.
- G・タロック 『政府は何をすべきか-外部性の政治経済学』 加藤寛・大岩雄次郎訳、春秋社、1984年6月。
- Gordon Tullock, The Logic of the Law, New York: Basic Books, 1971.
- Gordon Tullock, On Voting: A Public Choice Approach, Cheltenham, U.K.: Edward Elgar Publishing, 1998.