黒川 和美(くろかわ かずよし、1946年6月2日 - 2011年2月2日[1])は、日本の経済学者。元法政大学教授 (1985年 - 2011年)。岐阜県生まれ。
略歴
横浜国立大学経済学部卒業、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。学部では長洲一二ゼミに所属。大学院では加藤寛に師事した[2]。
法政大学経済学部特別研究助手・助教授・教授を歴任。公共選択論の日本における第一人者となり、数多くの審議会委員を歴任したほか、公共選択学会会長を歴任。2005年日本計画行政学会会長。2011年2月2日、原発性慢性骨髄線維症のため東京都港区の病院で死去。64歳没[1][3]。
研究面のみならず、教育面においても、黒川研究室からは多くの研究者を輩出し、また、公共部門・民間事業会社に有為な人材を輩出している。
著書
単著
- 『公共部門と公共選択』(三嶺書房、1987年/第2版、1993年)
- 『民優論』(PHP研究所、1997年)
- 『農村大革命-農村を変える 日本を変える-』(PHP研究所、1998年)
- 『黒川和美の地域激論 ― 日本の問題、地方の課題』(ぎょうせい、2002年)
編著
共著
共編著
- (加藤寛)『政府の経済学』(有斐閣、1987年)
- (舟田正之)『通信新時代の法と経済』(有斐閣、1991年)
- (大岩雄次郎・関谷登)『テキストブック現代経済政策』(有斐閣、1993年)
公職・委員履歴
- 内閣府道州制ビジョン懇談会 税財政専門委員会 委員長
- 内閣府構造改革特区 評価・調査委員会 委員
- 財務省 財政制度等審議会 委員
- 財務省 独立行政法人評価委員会 委員
- 国土交通省都市・地域整備局
- 下水処理水の再利用のあり方を考える懇談会 委員
- 国土交通省 交通政策審議会 港湾分科会 委員
- 農林水産省 食料・農業・農村政策審議会 委員
- 総務省電波政策懇談会 委員
- 総務省ICTビジョン 懇談会 委員
- 総務省情報通信審議会 専門委員
- 東京国税局 土地評価審議会 委員
など
脚注
外部リンク
- 先代
- 廣松毅
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- 日本計画行政学会会長
- 2005年 - 2008年
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- 次代
- 原科幸彦
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