ケンドール郡は小さな郡だが、急速に成長しており、その人口の大半は郡北東部と、郡北西部を流れるフォックス川沿いに住んでいる。郡内に多くの新しい小区画が建設されており、かなりの人口増に結びついている。郡南部は現在も農業地帯である。モレーン(氷堆石)と呼ばれるもので形成された低い丘の連なりが2つある。2つのモレーンの中でもより目立つランサムが、郡西部と北中部を走っている。このモレーンは800フィート (240 m) 以上の高さになり、郡南部で500フィート (150 m) まで下がっているのと対照的である。もう一つのモレーンであるミヌーカはウィル郡との東部郡境に沿って走っている。この2つのモレーンはオスウェゴ郡区でほぼ直角に交わっている。郡内にはシルバースプリングス州立公園がある。
ケンドール郡は18マイル (29 km) 四方の広さがあり、下記9つの郡区に分割されている。各郡区は1マイル (1.6 km) 四方の小区画36個に分割されるが、フォックス川が郡区の境界に使われているので、ブリストル郡区が最小となり、その代わりにオスウェゴ郡区には面積が付加されている。1829年のプレーリードゥシーン条約によってインディアン土地特許が認められているので、オスウェゴ郡区のモー・エイ・ウェイ居留地と、ナ・オー・セイ郡区のウェイシュ・キー・ショー居留地の存在が、上記区割りの例外となっている。これらの地域は最終的にヨーロッパ出身の開拓者に売却された[7]。下記リストの数字はそれぞれの人口(2010年)である。
Forstall, Richard L. (editor) (1996). Population of states and counties of the United States: 1790 to 1990 : from the twenty-one decennial censuses. United States Department of Commerce, Bureau of the Census, Population Division. ISBN0-934213-48-8