アンデルソン・ロペス(Anderson Lopes)ことアンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ(Anderson José Lopes de Souza、1993年9月15日 - )は、ブラジル・ペルナンブーコ州レシフェ出身のプロサッカー選手。Jリーグ・横浜F・マリノス所属。ポジションはフォワード(FW)。
Jリーグ時代の登録名はアンデルソン・ロペス[1]、Kリーグ時代の登録名はアンデルソン(朝鮮語: 안델손)[2]。
来歴
2013年にアヴァイのトップチームの公式戦に初出場。マルシリオ・ジアスへの期限付き移籍の後、2014年途中からトンベンセへ保有権が移り、期限付きでアヴァイに復帰。2016年に移籍したアトレチコ・パラナエンセでパラナ州選手権のタイトルを獲得し、翌7月には海外移籍した浅野拓磨の代役として、翌年1月1日までの期限付きでJリーグ・サンフレッチェ広島へ移籍[3][4]。2017年にはリーグ戦で10得点したが、守備面での脆さも露呈し、結局この年限りで退団した[5]。
2018年12月12日、Kリーグ1のソウルへ移籍した。6得点を記録したがソウルは下位に沈み、ロペスもこの1年限りで退団した。のちに本人はこの移籍を間違いだったと語り、「(チームやスタッフが)日本では、僕にストレスがかからないよう、プレーに専念するようにみんながいろいろしてくれる。韓国では何かをするにも助けてくれなかったし、歓迎してくれるような感じではなかった」と述べ、「(韓国では)基本的に力強さが求められる。そこでは走って、蹴って、走って、蹴って、それがすべてだった。日本では、戦術やテクニックが重要で、リーグ自体のクオリティも上だ」と述べた[6]。
2019年シーズンに北海道コンサドーレ札幌へ移籍[7]。3月9日に行われた第3節清水エスパルス戦で移籍後初ゴール、来日初ハットトリックを達成した[8]。
2021年は前半戦だけで2桁得点を挙げるなど攻撃陣を牽引していたが、中国サッカー・スーパーリーグの武漢足球倶楽部に引き抜かれ、完全移籍で退団[9]。
2022年、海外移籍した前田大然に代わるストライカーの補強を計っていた横浜F・マリノスへ完全移籍で加入[10]。2月19日、加入後初の公式戦であるリーグ第1節のセレッソ大阪戦で、1ゴールと1アシストを記録した[11]。開幕から好調を維持していたが、第14節のアビスパ福岡戦で相手DF宮大樹に唾を吐いたとして退場処分となり[12]、6試合の出場停止処分と罰金60万円が科された。リーグ戦ではレオ・セアラと並ぶチームトップタイの11得点を記録し、チームのリーグ優勝に貢献した。
2023年、自身初のリーグ戦20得点台を記録、最終的に自己最高記録を大きく更新するリーグ戦22得点を記録し、F・マリノスのブラジル人選手シーズン最多得点記録(それまでは2013年のマルキーニョスが持っていた16ゴールである。)を更新し、得点王となった[13]。
2024年、11月9日の鳥栖戦で逆転ゴールを奪い、1993年に28ゴール、1994年に23ゴールを奪ったラモン・ディアス以来クラブ史上30年ぶり2人目の2年連続20ゴール超えを成し遂げ、台風の影響で11月16日に延期になった磐田戦で同点ゴールを挙げて、それまで53ゴールのダビド・ビスコンティが持っていたF・マリノスの外国人選手通算最多得点者となったのに続き、ハットトリックを達成した事でシーズン23ゴール目。自らが持っていたクラブのブラジル人選手シーズン最多得点記録を更新した。
人物・プレースタイル
左足のシュートは正確であり、ヘディングのミート力が高い[4]。ディフェンダーを背負うプレーでも貢献できると評されている[4]。
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
ブラジル
| リーグ戦 |
ブラジル杯 | オープン杯
|
期間通算
|
2013 |
アヴァイ |
|
セリエB |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0
|
2014 |
マルシリオ・ジアス |
|
SC州選手権 |
15 |
6 |
- |
- |
15 |
6
|
アヴァイ |
|
セリエB |
0 |
0 |
3 |
2 |
14 |
3 |
17 |
5
|
2015 |
|
セリエA |
8 |
5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
8 |
5
|
2016 |
アトレチコ-PR |
77 |
19 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
19 |
2
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2016 |
広島 |
44 |
J1 |
7 |
2 |
0 |
0 |
2 |
1 |
9 |
3
|
2017 |
32 |
10 |
5 |
0 |
2 |
0 |
39 |
10
|
韓国
| リーグ戦 |
リーグ杯 | FA杯
|
期間通算
|
2018 |
ソウル |
9 |
K1 |
30 |
6 |
1 |
1 |
0 |
0 |
31 |
7
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2019 |
札幌 |
11 |
J1 |
25 |
9 |
6 |
6 |
1 |
0 |
32 |
15
|
2020 |
24 |
9 |
3 |
1 |
- |
27 |
10
|
2021 |
14 |
12 |
2 |
2 |
0 |
0 |
16 |
16
|
中国
| リーグ戦 |
リーグ杯 | FA杯
|
期間通算
|
2021 |
武漢 |
44 |
超級 |
17 |
7 |
- |
1 |
0 |
18 |
7
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2022 |
横浜FM |
11 |
J1 |
28 |
11 |
2 |
0 |
0 |
0 |
30 |
11
|
2023 |
34 |
22 |
5 |
2 |
0 |
0 |
39 |
24
|
2024 |
10 |
37 |
24 |
3 |
1 |
2 |
1 |
42 |
26
|
通算 |
ブラジル |
セリエA
|
27 |
7 |
0 |
0 |
0 |
0 |
27 |
7
|
ブラジル |
セリエB
|
2 |
0 |
3 |
2 |
14 |
3 |
19 |
5
|
ブラジル |
SC州選手権
|
15 |
6 |
- |
- |
15 |
6
|
日本 |
J1
|
187 |
99 |
24 |
10 |
7 |
2 |
218 |
111
|
韓国 |
Kリーグ1
|
30 |
6 |
1 |
1 |
0 |
0 |
31 |
7
|
中国 |
超級
|
17 |
7 |
- |
1 |
0 |
18 |
7
|
総通算
|
278 |
113 |
37 |
15 |
22 |
5 |
337 |
131
|
その他の公式戦
タイトル
クラブ
- アトレチコ・パラナエンセ
- 横浜F・マリノス
個人
出典
関連項目
外部リンク
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スタッフ | |
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選手 |
GK | |
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DF | |
---|
MF | |
---|
FW | |
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- |
- 0 マリノス君
- 3 永久欠番
- 00 マリノスケ
- 12 サポーター
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---|
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関連項目 | |
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1 - 10,000 |
- 1 マイヤー 1993.5.15
- 100 松波正信 1993.6.9
- 500 水沼貴史 1993.12.1
- 1,000 メディナベージョ 1994.8.17
- 1,500 城彰二 1995.4.5
- 2,000 エジソン 1995.8.12
- 2,500 江尻篤彦 1995.11.15
- 3,000 三浦泰年 1996.8.28
- 3,500 高木琢也 1997.5.3
- 4,000 横山貴之 1997.8.23
- 4,500 レディアコフ 1998.4.25
- 5,000 バジーリオ 1998.9.23
- 5,500 佐藤一樹 1999.4.24
- 6,000 鈴木秀人 1999.11.7
- 6,500 長谷川祥之 2000.7.1
- 7,000 久保竜彦 2001.5.12
- 7,500 久保山由清 2001.11.3
- 8,000 崔龍洙 2002.9.14
- 8,500 ヴァスティッチ 2003.5.18
- 9,000 斎藤大輔 2004.3.13
- 9,500 安貞桓 2004.9.23
- 10,000 前田雅文 2005.5.8
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10,500 - 20,000 |
- 10,500 今野泰幸 2005.11.12
- 11,000 アンドレ 2006.7.23
- 11,500 田中佑昌 2006.11.18
- 12,000 ウェズレイ 2007.6.23
- 12,500 マルキーニョス 2008.3.16
- 13,000 巻誠一郎 2008.9.14
- 13,500 鄭大世 2009.5.10
- 14,000 中山博貴 2009.11.28
- 14,500 赤嶺真吾 2010.8.22
- 15,000 辻尾真二 2011.5.22
- 15,500 ラフィーニャ 2011.9.18
- 16,000 藤田直之 2012.5.25
- 16,500 永井謙佑 2012.11.17
- 17,000 鈴木大輔 2013.7.17
- 17,500 家長昭博 2014.3.15
- 18,000 興梠慎三 2014.9.23
- 18,500 塩谷司 2015.5.23
- 19,000 高山薫 2015.11.7
- 19,500 遠藤康 2016.7.17
- 20,000 金子翔太 2017.4.21
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20,500 - 30,000 |
- 20,500 エウシーニョ 2017.9.30
- 21,000 齊藤未月 2018.7.22
- 21,500 興梠慎三 2019.3.9
- 22,000 遠藤渓太 2019.8.24
- 22,500 野上結貴 2020.8.19
- 23,000 ジェイ 2020.11.21
- 23,500 レアンドロ・ダミアン 2021.5.26
- 24,000 ミラン・トゥチッチ 2021.11.27
- 24,500 森島司 2022.7.17
- 25,000 森島司 2023.4.22
- 25,500 植中朝日 2023.10.21
- 26,000 アンデルソン・ロペス 2024.5.29
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得点王(J1 - J2 - J3) - 記念ゴール(J1 - J2 - J3) |
受賞歴 |
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J1 |
1990年代 |
- 93: 三浦知良, ディアス
- 94: 武田修宏, 高木琢也
- 95: 福田正博, 三浦知良, ストイコビッチ, 森島寛晃
- 96: 三浦知良, ストイコビッチ, 岡野雅行
- 97: 中山雅史, エムボマ
- 98: 中山雅史, 柳沢敦
- 99: ストイコビッチ, 黄善洪
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2000年代 |
- 00: ツゥット, 中山雅史, 西澤明訓
- 01: ウィル, 柳沢敦
- 02: エメルソン, 高原直泰, 中山雅史
- 03: エメルソン, ウェズレイ, 久保竜彦
- 04: エメルソン, マルケス, 大黒将志
- 05: アラウージョ, 佐藤寿人
- 06: ワシントン, マグノ・アウベス
- 07: ジュニーニョ, バレー
- 08: マルキーニョス, 柳沢敦
- 09: 岡崎慎司, 前田遼一
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2010年代 |
- 10: 前田遼一, ケネディ
- 11: ケネディ, ハーフナー・マイク
- 12: ウイルソン, 佐藤寿人, 豊田陽平
- 13: 大迫勇也, 大久保嘉人, 川又堅碁
- 14: 大久保嘉人, 宇佐美貴史, パトリック
- 15: 大久保嘉人, 宇佐美貴史, ドウグラス
- 16: 小林悠, レアンドロ
- 17: 興梠慎三, 小林悠, 杉本健勇
- 18: ジョー, ファン・ウィジョ
- 19: ディエゴ・オリヴェイラ, 永井謙佑, 仲川輝人, マルコス・ジュニオール
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2020年代 |
- 20: エヴェラウド, オルンガ
- 21: 旗手怜央, レアンドロ・ダミアン, 前田大然
- 22: チアゴ・サンタナ, エウベル, マルシーニョ
- 23: アンデルソン・ロペス, 大迫勇也, 武藤嘉紀
- 24: アンデルソン・ロペス, 大迫勇也, 武藤嘉紀, 宇佐美貴史, 知念慶
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J2 |
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J3 |
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ベストイレブン(GK - DF - MF - FW) - JCB |
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