韓国FAカップ(かんこくエフエーカップ、FA컵)は、韓国におけるサッカーのカップ戦である。韓国の銀行であるハナ銀行が大会のスポンサーシップを行っており、ハナ銀行 FAカップと呼称される。
概要
2001年から、アマチュアの大会であった全国サッカー選手権大会が統合された。基本的に1回勝負のノックアウト方式のトーナメントで行われるが、2016年より決勝戦のみホーム・アンド・アウェー方式で実施されている。また、優勝クラブは2001年まではアジアカップウィナーズカップへの出場権を得る事が出来た。2002年にアジアカップウィナーズカップがアジアクラブ選手権と統合して、AFCチャンピオンズリーグになると、この大会への出場権が優勝クラブに与えられる事になった。
イングランドのFAカップと同じ名称であることから混乱が生じたこともあり、2024年から、「コリアカップ」に名称を変更。準決勝がホーム・アンド・アウェーになり、決勝はソウルワールドカップ競技場での一発勝負になる。
参加クラブ
- 大会の参加クラブは以下の通りである(2014年大会時点)
- Kリーグクラシック全クラブ(4回戦から)
- Kリーグチャレンジ全クラブ(3回戦から)
- ナショナルリーグ全クラブ(3回戦から)
- K3リーグ全クラブ(上位2クラブは3回戦から、残りは2回戦から)
- 大学クラブ(上位10クラブは2回戦から、11~20位クラブは1回戦から)
- 国民生活体育全国サッカー連合会所属推薦10クラブ(1回戦から)
開催時期
例年Kリーグ終了後の11月および12月に開催され、決勝は12月中旬に行われてきた。しかし、寒い時期の開催は観客動員数などで大きな問題を抱え、長年サッカーファンの批判を浴びてきた。そのため、2006年大会以降はファンの長年の要望を受け入れる形で、春からの通年開催となった。2014年大会は3月22日より11月23日までの期間で開催された。
結果
歴代優勝クラブ
クラブ別優勝回数
クラブ名
|
優勝
|
準優勝
|
優勝年
|
準優勝年
|
浦項スティーラース
|
5
|
3
|
1996, 2008, 2012, 2013, 2023
|
2001, 2002, 2007
|
全北現代モータース
|
5
|
3
|
2000, 2003, 2005, 2020, 2022
|
1999, 2013, 2023
|
水原三星ブルーウィングス
|
5
|
3
|
2002, 2009, 2010, 2016, 2019
|
1996, 2006, 2011
|
全南ドラゴンズ
|
4
|
1
|
1997, 2006, 2007, 2021
|
2003
|
城南FC
|
3
|
3
|
1999, 2011, 2014
|
1997, 2000, 2009
|
FCソウル
|
2
|
3
|
1998, 2015
|
2014, 2016, 2022
|
蔚山HD FC
|
1
|
3
|
2017
|
1998, 2018, 2020
|
釜山アイパーク
|
1
|
1
|
2004
|
2010
|
大邱FC
|
1
|
1
|
2018
|
2021
|
大田ハナシチズン
|
1
|
0
|
2001
|
0 —
|
慶南FC
|
0
|
2
|
0 —
|
2008, 2012
|
済州ユナイテッドFC
|
0
|
1
|
0 —
|
2004
|
蔚山現代尾浦造船
|
0
|
1
|
0 —
|
2005
|
仁川ユナイテッドFC
|
0
|
1
|
0 —
|
2015
|
大田コレイル
|
0
|
1
|
0 —
|
2019
|
脚注
関連項目
外部リンク
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