キラー・インサイド・ミー
『キラー・インサイド・ミー』(The Killer Inside Me)は、2010年のアメリカ合衆国の犯罪映画。監督はマイケル・ウィンターボトム、出演はケイシー・アフレックとジェシカ・アルバなど。原作は、ジム・トンプスンのノワール小説『ザ・キラー・インサイド・ミー』。同書の日本語訳は、村田勝彦訳の『内なる殺人者』(河出書房新社)と、三川基好訳の『おれの中の殺し屋』(扶桑社)がある。 同原作の映画化作品には1976年の『The Killer Inside Me』(監督:バート・ケネディ、主演:ステイシー・キーチ、日本劇場未公開)がある。 ストーリー
1950年代の西テキサスの小さな田舎町を舞台に、人当たりのいい人望のある保安官助手が、あることをきっかけに隠されていた裏の顔を見せ、次々と殺人を犯して行くようになる姿を描く。 キャスト
公開2010年1月24日にサンダンス映画祭でプレミア上映された[2]。同月、IFCフィルムズが約150万ドルで権利を購入し[3]、劇場公開とビデオ・オン・デマンド公開が告知された[4]。2月には第60回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で上映され、金熊賞を争った[5]。4月27日にはトライベッカ映画祭で上映された[6]。6月18日よりアメリカ合衆国の劇場で限定公開がスタートした[7]。 作品の評価Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『キラー・インサイド・ミー』はスタイリッシュで美しく撮られているが、マイケル・ウィンターボトムは登場人物から距離を置いているため、この残忍で暴力的な映画から重要な感情的背景を奪っている。」であり、128件の評論のうち高評価は55%にあたる70件で、平均して10点満点中5.69点を得ている[8]。 Metacriticによれば、33件の評論のうち、高評価は15件、賛否混在は14件、低評価は4件で、平均して100点満点中53点を得ている[9]。 出典
外部リンク
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