POKÉTOON『POKÉTOON』(ポケトゥーン)は、2020年よりYouTubeチャンネル「ポケモン Kids TV」にて配信されているポケットモンスターのWebアニメシリーズ。第1弾ではポケモン視点のストーリーだったが、第2弾以降と2024年版は人間とポケモンの交流を描いたストーリーとなっている。 2020年6月5日に第1弾となる『ズルッグとミミッキュ』が、2021年5月5日には第2弾『ヒーローになりたいヤンチャム』が配信され、同年5月10日には第2弾を含む合計5つのエピソードが公開予定であることが発表された[1]。第2弾以降は『薄明の翼』の監督である山下清悟が総監督を務める[2]。 2024年9月18日からは、新シリーズが8週連続で公開[3]。数秒の縦動画と数分の横動画が4本ずつとなる。 第1弾『ズルッグとミミッキュ』2020年6月5日配信。約4分間の作品で、副題は「CHASE THE BEANS」。ズルッグとミミッキュが登場するルーニー・テューンズ風カートゥーンアニメーション[4]。 ストーリー(第1弾)ズルッグがポケマメを拾い食いしていると、一匹のミミッキュと出会う。ミミッキュのイタズラに振り回されながらもズルッグはミミッキュを追いかけていく。ところが、そうしているうちに誤ってミミッキュの中身を見てしまい、今度はズルッグが追われる側になってしまう。 スタッフ(第1弾)
第2弾『ヒーローになりたいヤンチャム』2021年5月5日配信。ヤンチャムと少年の登場する作品で、映像制作にはBlenderが用いられている[7]。ナレーションは南壽あさ子[8]。 ストーリー(第2弾)かつてウインディに助けられたのをきっかけにヒーローになろうとするヤンチャム。しかし、ヤンチャムの進化するゴロンダはあくタイプのため、進化に抵抗があった。少年は、父親が採掘場で雪崩に巻き込まれてしまったため、助けを求めてヤンチャムと交流を図る。ヤンチャムは採掘場の人間やポケモンを助けたため、ゴロンダに進化したがヒーローとなった。 スタッフ(第2弾)
第3弾『ユメノツボミ』2021年6月4日配信。同じくポケットモンスターシリーズのアニメ『薄明の翼』と同じくスタジオコロリドが制作を、山下清悟が監督を務める[2]。 ストーリー(第3弾)ポケモンリーグに出場してチャンピオンになることを夢見る少女ツボミ。しかし、ポケモンも持っていないどころか、両親に反対される始末。そこでツボミは一人で森に行き、ポケモンをゲットしようと試みる。そこでツボミは襲われそうになっているニドラン♂に出会う。自身の境遇を重ねていると、ニドランを奪われたと勘違いしたニドキングとニドクインが現れる。街まで逃げ延びるも、ニドキングたちは人を襲おうとする。ツボミは一旦家に戻り、父親のリザードン・ちょろびと協力して騒動を収める。両親は旅に出ることを認め、ツボミはニドランとともに旅立っていく。 キャスト(第3弾)
スタッフ(第3弾)
第4弾『まっててね!コイキング』2021年7月2日配信。水彩風のタッチであり、音楽のみの無声アニメとなっている[10]。少年・リクオとコイキングの絆を描いた作品。 ストーリー(第4弾)少年トレーナー・リクオは笛で演奏するのが大好き。ある日、彼は音楽好きなコイキングと出会う。リクオはコイキングをゲットしようとするも、両親に断られ、仕方なく育て屋に預けることになる。なかなか迎えが来ないことに寂しがるコイキングだったが、リクオの笛の音を聞いて嬉しくなり、ギャラドスに進化して再会する。 スタッフ(第4弾)
第5弾『ぽかぽかマグマッグハウス』2021年8月5日配信[12]。 ストーリー(第5弾)アンナは泊まりに来た祖父母の家で、恥ずかしがり屋のマグマッグと出会う。はじめは仲良くなることができなかったが、マグマッグの手伝った料理や風呂を喜んでいるアンナの姿を見てマグマッグも喜び、仲良くなることに成功する。 キャスト(第5弾)スタッフ(第5弾)
第6弾『ゲンガーになっちゃった!?』2021年9月10日配信[14]。 ストーリー(第6弾)自分の気持ちを伝えるのが苦手な少女・ショーコは、クラスメイトのフウタたちと一緒に学校の七不思議を探検しに行くことになる。おばけになってしまうという噂のある「魔の夕暮れ階段」の一段に足を乗せたショーコは意識を失い、気が付くとゲンガーになっていた。ショーコはフウタたちと話そうとして、別のゲンガーやゴーストポケモンと共に彼らを驚かしてしまう。そんな中、朝が来てチャイムが鳴ってしまい、これに捕まると学校から出られなくなってしまうというドロドロした物体に追いかけられる。ショーコとゲンガーは校門の外に出ることが出来たが、フウタたちは間に合わずに奈落の底に落ちそうになる。ショーコとゲンガーが間一髪で助けるも、引っ張り上げる体力がなく、協力を要する状態になる。他のポケモンに助けを求めるのを一瞬躊躇するショーコだったが、ゴーストポケモンと遊ぶうちに自信を得たため、他のポケモンに助けを求めることができ、無事クラスメイトの救出に成功する。その後、ゲンガーたちと別れるとショーコの姿は光に包まれ、魔の夕暮れ階段まで場面が戻る。クラスメイトは先刻までの出来事を覚えていないようだが、ショーコは覚えており、ゲンガーのストラップを見て感慨に耽る。 キャスト(第6弾)
スタッフ(第6弾)
第7弾『ふぶきのなつやすみ』2021年10月8日配信[16]。 ストーリー(第7弾)夏休みのある日、少年・キーノは、友達のリエル・クーポとともに、自分たちで作った秘密基地で過ごしていると、基地が急に寒くなったことに気づく。3人が外に出ると雪が降っており、原因を探ると近くの岩のすき間から雪が来ていることに気づく。そこには弱ったユキワラシがいて、3人はポケモンセンターに連れていく。ユキワラシは元気になったが、本来はもっと寒い地域で暮らしているポケモンで、誰かが逃がしたのではないかという話をポケモンセンターの人から聞かされる。3人はユキワラシを元の環境に戻すことに決め、秘密基地はポケモン研究基地へと改めることにした。 キャスト(第7弾)スタッフ(第7弾)
第8弾『プリンのうた』2021年12月28日配信[18]。 ストーリー(第8弾)ある日、モモは公園で泣いているプリンと友達になる。後日、同じくプリンを連れているアンズと出会いアンズのプリンの歌声を聞く。モモは自分のプリンにも歌って欲しいと頼むが、モモのプリンは歌うことが嫌で逃げ出してしまう。プリンは昔、他の仲間と歌声が違って驚かれてしまったことを思い出し、モモはプリンに、歌いたくなければ歌わなくていいと話す。翌日、再びアンズと出会う。アンズは、プリンはモモのことが好きではないから歌わないのではないかと言い出し、モモの泣き顔を見たプリンは歌いだす。その歌声は普通のプリンの声とは違うものの、モモはその歌を気に入り、プリンは歌うことが好きになった。 キャスト(第8弾)スタッフ(第8弾)
2024年版第1弾『パモパモットパーモット!』2024年9月18日配信[3]。パモ・パモット・パーモットがダンスをするショートムービー。 ストーリー(2024年版第1弾)少女が森でピクニックをしているとパモ・パモット・パーモットがダンスしていた。最初は警戒されていたものの次第に仲良くなり一緒にダンスするのだった。 キャスト(2024年版第1弾)スタッフ(2024年版第1弾)
製作(2024年版第1弾)パモたちを描く表現として、輪郭をギザギザさせることで質感を表したり、女の子と触れ合ったときに押しつぶされるような絵にすることで柔らかさを演出したりしている[21]。また、パモ・パモット・パーモットの3匹は姿がよく似ているが、女の子が捕まえたいのはパモットだということを軸として定め、パモは赤ちゃんのような存在、パーモットはしっかりしたサイズ感になるように描き分けられている[21]。 音楽に関しては、佐藤が描いたコンテの段階で音楽担当のMashinomiが楽曲を制作し、両者の間でキャッチボールのように同時進行で制作されている[21]。 2024年版第2弾『怒りのオコリザル観察日記』2024年9月25日配信[22]。少年が夏休みの自由研究としてオコリザルを観察日記する。 ストーリー(2024年版第2弾)マイペースでポジティブな少年は相棒のオコリザルを観察していた。オコリザルは生まれながら気性の荒いポケモンで笑っている姿を見せようとしなかった。そこで少年は「オコリザルの怒っていない姿を見てみたい」とオコリザルを観察することにしたのだった。ところが、餌をあげてもメイクしてもうまくいかず、かえってオコリザルを怒らせるだけだった。そこで少年はあることに気づく。なんと、オコリザルは強くなりたかったのだ。オコリザルの熱意に心を改めた少年はオコリザルと共にバトルを続け順調に勝ちを重ねていき、ついにはポケモンリーグでチャンピオンに挑むほどだった。しかし、チャンピオンの持つセグレイブに苦戦する中、少年とオコリザルは最後まであきらめなかった。ついに最後に放った「ふんどのこぶし」でセグレイブをKOし、新たなチャンピオンとなった少年は安堵の表情を浮かべていた。一方、オコリザルは立ったまま気を失っていた。そして、少年の方を向いたかと思いきやコノヨザルに進化したのだった。少年は感激する中、コノヨザルはありったけの怒気を放つのだった。結局、進化後も怒ったままのオコリザルだったが、少年はあきらめなかった。そこで彼はコノヨザルを観察することを決心するのだった。と今までの出来事を学校で発表する少年。その話を聞いて先生が感激しクラスメイトがドン引きする中、すぐ外にはコノヨザルがこの世の物とは思えないほど邪悪な表情を浮かべてクラスメイトを怖がらせるのだった。 キャスト(2024年版第2弾)スタッフ(2024年版第2弾)
製作(2024年版第2弾)監督の長屋が仕事を受けた際には、複数ある候補の中から企画を選べる状態であり、自身がコミカルなものが好きだったことから、「コミカル&ポップなもの」という説明が書かれたオコリザルの作品を担当することを選んだ[24]。 全体としてはテンポの良い作品となっているが、映像に緩急をつけるためにゆったりとしたシーンを間に入れるなどの工夫を行っている[24]。また、終盤のバトルシーンはアクションの得意なアニメーターに頼み、ギャグとアクションを手を抜かずに共存させることで、「作品の途中で作風が変わるというギャグ」を演出している[24]。 2024年版第3弾『ドオー大量発生ちゅう?』2024年10月2日配信[25]。縦型のショート動画。 ストーリー(2024年版第3弾)スタッフ(2024年版第3弾)
製作(2024年版第3弾)ドオーはもともと監督のおちゃのこが好きなポケモンだったため、自身が感じた愛着を表現している[27]。子どものようなウパーを親のように見守るドオーを描く、親子愛のようなものを感じる映像にしたいと語っている[27]。初期の企画書では「だるまさんがころんだ」を行うという案だったが、繰り返し見たくなるようにするため、アプローチが変更されている[27]。 音楽を担当したMashinomiは早い段階から打ち合わせに参加しており、音楽と映像を同時並行的に制作している[27]。 2024年版第4弾『ゴーゴートに乗って』2024年10月9日配信[28]。 ストーリー(2024年版第4弾)足を怪我したジュリアンは、学校に行くのが憂鬱で、道に座り込んでしまう。そこにゴーゴートが現れ、ジュリアンは強引にその背中に乗せられてしまう。ゴーゴートの背中に乗せられ街中を走りまわるジュリアンは、今まで見えていなかった景色に気づく。仲違いをしている友達のリュカが楽しそうに登校する様子を見て、ジュリアンはゴーゴートに頼み込み、楽しい場所に行こうと決める。花畑に行く最中、ゴーゴートはナゾノクサを轢きそうになってしまう。そこで、以前自分とリュカが喧嘩をした原因も、ローラースケートで走るリュカがスボミーにぶつからないように止まったことが原因だと思い出し、ジュリアンは学校へ行き、リュカに誤って仲直りをする。 キャスト(2024年版第4弾)スタッフ(2024年版第4弾)
製作(2024年版第4弾)当初は「少年とゴーゴートの旅」という企画だったが、ゴーゴートの図鑑説明を活かすのであれば、通りすがりの初対面の少年と心を通わせる内容のほうが適切なのではないかという話になり、脚本の新が出したゴーゴーシャトルというアイデアを進めることになった[30]。ゴーゴートには過去に事情があったものの、初対面のジュリアンは知る由のない事柄のため、本編中には描かれていない[30]。 主人公たちの関係性を省略し、「何かが起こった後」から描くことで、短い時間で少年たちの感情の機微をうまく表現している[30]。 ポケモンと共に生きることとはどういうことかを考えた結果、石像や時計などにもポケモンをモチーフとしたものが多く描かれている[30]。 2024年版第5弾『コアルヒーだいすき』2024年10月16日配信。 ストーリー(2024年版第5弾)コアルヒーと青年は大の仲良し。2人は生まれた時からいつも一緒で本当の兄弟のようだった。 キャスト(2024年版第5弾)スタッフ(2024年版第5弾)
製作(2024年版第5弾)60秒でポケモンと少年の成長を見せるにあたって、スマートフォンのアルバムを振り返っていくような形になっており、そのためアニメーションと静止画が織り交ぜられている[32]。あくまでも日常の1枚であるため、特別なシーンは描かれておらず、コアルヒーも同年代のようなテンションで少年に寄り添うものとなっている[32]。 Web配信であることから、日本にはこだわらずに制作されており、舞台としてはアメリカ西海岸を想定している[32]。楽曲にはコアルヒーの英語名の愛称「ダッキー」も使用されている。音楽、映像ともに最初と最後が繋がるようなものになっている[32]。 2024年版第6弾『ラッキーなサファリでおにごっこ!?』2024年10月23日配信[33]。サファリゾーンを舞台に少女とラッキーの日常を描いたストーリー。 ストーリー(2024年版第6弾)夏休みにサファリゾーンに遊びに来た少女メグは一匹のラッキーと出会う。このラッキーはどういうわけか通常のラッキーより一回り大きく帽子をかぶっており、園長のボズリーからもやっかい者扱いされていた。メグは早速、サファリを探検しようとするもどこも立ち入り禁止区域ばかり。その時、メグは弱っているミニリュウと出会う。そこへさっきのラッキーが「いやしのはどう」でミニリュウを治療してくれた。すると、たんぱん小僧やナース、やまおとこ・・・など様々なトレーナーがラッキーをゲットしようと現れた。しかし、ラッキーは軽い身のこなしでトレーナーたちのボールを交わし、そのまま森の奥へと消えていった。メグの足元にはラッキーの帽子が残されていたが、よく見るとラッキーが小さくなって隠れていたのだった。その晩、メグはボズリーにラッキーの話をしたが、ボズリーはラッキーのことを信用していなかった。ボズリーはふてくされるメグにラッキーの昔話をした。実はあのラッキーはボズリーの父、メグの祖父のポケモンだったのだ。そして、祖父が亡くなった直後に帽子を奪われたのが邪険にしていたのが原因だったという。ボズリーが出かけている間に毒で弱っているヤヤコマを見つけ、ラッキーが治療してくれた。メグはラッキーに雨宿りするように言うとすでにラッキーの姿はなかった。そして、運悪くラッキーはボズリーに見つかってしまう。実はラッキーはボズリーが園長だと認められなくて帽子を奪ったのだった。翌日、ラッキーに逃げられたボズリーだが、現場でサイホーンがハネッコの「いかりのこな」で縄張り争いをしていると知り向かおうとする。「こな」と聞いたメグはくしゃみが止まらなかった。そこでボズリーはメグと共にある場所へ向かう。なんと、ボズリーが風の通り道を防いだせいでサファリゾーンの中心部にある巨大な樹木にハネッコたちが集まっていたのだった。これによりボズリーのオラチフもハネッコの「しびれごな」の餌食になってしまうも、ラッキーが治療してくれた。メグとボズリーは風を通すとハネッコたちは一斉に飛び立っていった。ボズリーはラッキーに謝罪し、ラッキーも安堵の評所を浮かべ帽子を返して去っていった。それから数日後、サファリゾーンを満喫したメグは母の車に乗って帰ることになった。すると、メグのバッグの中からラッキーが出てきてしまうのだった。 キャスト(2024年版第6弾)スタッフ(2024年版第6弾)
製作(2024年版第6弾)監督の藤田はポケモンにあまり詳しくなく、依頼を受けて改めてラッキーの特徴に向き合って制作された[35]。テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズではラッキーの「癒し」の面に焦点を当てることが多いものの、本作では「ちいさくなる」「つかまえにくい」などゲーム内での体験に近い姿が描かれている[35]。 背景はすべて手描きで描かれており、作品全体が「手仕事感」に溢れるものになっている[35]。劇伴も、生楽器を演奏できる音楽家に依頼し、不思議な雰囲気の曲になっている[35]。 2024年版第7弾『Romanticスパイス カプサイジ伝説』2024年10月30日配信[36]。1980年代の作品を意識した作風で、少女とカプサイジの出会いを描いた映画の予告編風に描いている[36]。 ストーリー(2024年第7弾)一匹のカプサイジは一人の少女と出会い、彼女と共に成長する。時には喧嘩したり、バトルに負けたりと落ち込んじゃうこともあるけれどそれでも二人はなんとか乗り越えていく。 キャスト(2024年版第7弾)スタッフ(2024年版第7弾)
製作(2024年版第7弾)監督の山本には80年代風というオーダーがなされており、1分という短い尺で様々なシーンを描くため、映画の予告編風の映像になった[38]。楽曲も80年代風のものを新たに制作している[38]。 声優に注目しているファンも多いことから、話題になってほしいという思いのもと、いくつかの声優候補の中から、井上喜久子・ほの花母娘が起用された[38]。 2024年版第8弾『幼なじみのカルボウ』2024年11月20日配信[39]。当初は2024年11月6日に公開する予定だったが、諸般の事情により公開延期となり[40]、のちに11月20日の配信が発表された[41]。幼なじみのカルボウ2匹の青春ストーリー[39]。 ストーリー(2024年第8弾)これは2匹の仲良しのカルボウの話。食いしん坊でやんちゃな通常のカルボウと控えめでおとなしい色違いのカルボウはどんな時でも一緒だった。ある日、通常のカルボウはバトルに憧れていた。そこで出会った一人にの少年トレーナーユウトに誘われていった。こうして置き去りにされてしまった色違いのカルボウは一人寂しくさまようのだった。こうしてバトルに強くなりたい通常カルボウと一人で生きていく色違いのカルボウの日常が始まるのだった。ある日、通常の個体はユウトからイワイノノロイにまつわる伝説を聞かされてグレンアルマに進化した。一方で、同じく色違いの個体も近くにあったノロイノヨロイでソウブレイズに進化し、この辺を縄張りにするゲンガーを一撃で仕留めるのだった。そして待ちに待ったバトル大会当日。様々なトレーナー盛り上がる中、一匹の不思議なポケモンが現れた。なんとそこにいたのは通常とは違う赤い目のソウブレイズだった。いきなり、グレンアルマに襲いかかるソウブレイズ。グレンアルマはソウブレイズに攻撃するも技をことごとく交わされ、挙句には他のポケモンを盾にされる始末。その時、グレンアルマはこのソウブレイズがかつて仲良しだった色違いのカルボウだったことに気づく。グレンアルマはソウブレイズに近寄るが、まだソウブレイズは怒っていた。ソウブレイズはあの時に置き去りにされたことが許せなかったのだ。激しいバトルを繰り広げる2匹。そして、彼らはお互いに最後の一撃をぶつける。やがて、ついに倒れたのはソウブレイズだった。2匹はカルボウ時代以来楽しかったと感じ、和解する。こうして、グレンアルマとソウブレイズはそれぞれの未来に向かって旅立っていくのであった。 キャスト(2024年版第8弾)スタッフ(2024年版第8弾)
製作(2024年版第8弾)忠誠心が厚いといわれるグレンアルマと容赦のないソウブレイズ、この対比を描くため、人と一緒に進むカルボウと自然の中で生きるカルボウという2つを描きつつ、その根底に通ずるものがあるという構成になっている[43]。 背景はゲーム『スカーレット・バイオレット』に登場するパルデア地方の各所をモチーフとしており、ゲーム内の場所を巡ることでロケハンを行っている[43]。「ゲーム内では実現できないようなバトルにしたい」という依頼があったため、街中でのイレギュラーなバトルが行われており、通常のバトルではルール上あり得ないシーンも存在する[43]。 出典
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