カリーム・アブドゥル=ジャバー は, 史上最多の6度の受賞を誇る
NBA最優秀選手賞 (NBA Most Valuable Player Award) は、NBA でレギュラーシーズンに最も活躍した選手 (MVP) に授与される賞。レギュラーシーズン終了直後にジャーナリスト ら(アメリカ合衆国 とカナダ のスポーツ記者などの関係者)およびファン投票枠による投票によって選出される[ 1] 。プレイオフ以後の最優秀選手には、「NBAファイナル最優秀選手賞 」が設けられている[ 2] 。受賞者にはマイケル・ジョーダン ・トロフィー が授与される。
初選出は1955-56シーズンのボブ・ペティット 。最多選出は6回の受賞を果たしたカリーム・アブドゥル=ジャバー で[ 3] 、神様と謳われるマイケル・ジョーダンは、ビル・ラッセル と並んで第2位の5回[ 4] 。連続受賞はビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、ラリー・バードの3名が記録した3年連続。史上最年少受賞者は2010-11シーズンのデリック・ローズ 。
2000-01シーズン以前の受賞者は全て「バスケットボール殿堂 」入りを果たしている。また、規定にはないが、いずれもシーズン50勝以上を記録したチームから選出されており、1つの目安になっている。また、レギュラーシーズンの最多勝利チーム、もしくは最高勝率チームから選出されるという規定も存在しないが、1987-88シーズンのマイケル・ジョーダン以降の受賞者はすべて最低でも地区優勝以上のチーム成績を収めたチームの在籍者である。
2015-16シーズン受賞者のステフィン・カリー が131票全てで1位票を獲得するという、史上初全会一致で選出された。過去の最高投票率は1999-2000シーズンのシャキール・オニール と2012-13シーズンのレブロン・ジェームズ が1票だけ逃した120票(当時は全121票)の99.8%だった。また2014-15シーズンまでは匿名投票だったが2015-16シーズンより廃止となった。
2020-21シーズンおよび2021-22シーズン受賞者のニコラ・ヨキッチ は現在、ドラフト2巡目指名選手では唯一の受賞者である。
歴代受賞者
ビル・ラッセル (左) は5度, ウィルト・チェンバレン (中心) は4度受賞
マイケル・ジョーダン (5度受賞)
ティム・ダンカン (2度受賞)
レブロン・ジェームズ (4度受賞)
ステフィン・カリー (2度受賞)
ヤニス・アデトクンボ (2度受賞)
ニコラ・ヨキッチ (3度受賞)
最多受賞者
#
Player
Times
Years
1
カリーム・アブドゥル=ジャバー *
6
1971, 1972, 1974, 1976, 1977, 1980
2
ビル・ラッセル *
5
1958, 1961-1963, 1965
マイケル・ジョーダン *
1988, 1991, 1992, 1996, 1998
4
ウィルト・チェンバレン *
4
1960, 1966-1968
レブロン・ジェームズ ^
2009, 2010, 2012, 2013
6
モーゼス・マローン *
3
1979, 1982, 1983
ラリー・バード *
1984-1986
マジック・ジョンソン *
1987, 1989, 1990
ニコラ・ヨキッチ ^
2021, 2022, 2024
10
ボブ・ペティット *
2
1956, 1959
カール・マローン *
1997, 1999
ティム・ダンカン *
2002, 2003
スティーブ・ナッシュ *
2005, 2006
ステフィン・カリー ^
2015, 2016
ヤニス・アデトクンボ ^
2019, 2020
関連項目
脚注
外部リンク
1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代