青木 孝行(あおき たかゆき、1972年10月26日 - )は、日本のレーシングドライバー。滋賀県出身、神奈川県在住。血液型はA型。通称ブルー青木。
来歴
1995年に鈴鹿FJ1600でデビュー。1997年の鈴鹿F4選手権に参戦。以後はフォーミュラカーではなくツーリングカーレースを中心に参戦。耐久レースを得意とし、1999年と2001年には鈴鹿1000kmでクラス優勝を挙げた。
1997年からはスーパー耐久への参戦を開始しており、2001年十勝24時間レースで優勝を果たす。また、2002年と2003年にはクラス1のシリーズチャンピオンを獲得した。
1997年に日産レーシングスクールを経て検定会に合格、上述のスーパー耐久参戦をしながら、NISMOのテストドライバーもこなしていく[1]。
全日本GT選手権(現SUPER GT)には1998年から参戦。2001年にGT300クラスでシリーズチャンピオンを獲得した。ドリフト競技にも参戦しており、2005年にD1グランプリ参戦権を獲得した。
このほか、とちぎテレビ他で放送されている自動車情報番組『CAR Xs』でMCを務めるなど、メディア出演もある。
趣味はサバイバルゲーム。自らサバイバルゲーム場『Rock254 [2]』を埼玉県大里郡寄居町で経営していた[注 1]。
レース戦歴
- 1995年 - 鈴鹿FJ1600(シリーズ8位)
- 1996年 - スーパーN1耐久〈スポット参戦〉
- 1997年
- 鈴鹿F4選手権(シリーズ2位・2勝)
- スーパーN1耐久〈スポット参戦〉
- 1998年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(Xanavi Racing with NISMO Jr. #15 ザナヴィシルビア/シルビア S14 SR20DET)(シリーズ8位)
- スーパー耐久〈スポット参戦〉
- 1999年
- フォーミュラドリーム
- 鈴鹿1000km(TEAM DAISHIN #81 ダイシン シルビア/シルビア S15 SR20DET)(GT300クラス優勝)
- 十勝24時間レース( #8 ダイシンアドバンGTR/スカイラインGT-R R34 RB26DETT)(総合3位)
- 2000年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(TEAM DAISHIN #81 ダイシン ADVAN シルビア/シルビア S15 SR20DET)(シリーズ8位)
- スーパー耐久シリーズ(#8 ダイシン・アドバンGTR/スカイラインGT-R R34 RB26DETT)
- 鈴鹿1000km・GT500クラス(NISMO #23 ニスモ GT-R/スカイラインGT-R R34 RB26DETT)
- 2001年
- 全日本GT選手権・GT300(TEAM DAISHIN #81 ダイシン ADVAN シルビア/シルビア S15 SR20DET)(シリーズチャンピオン・2勝)
- 十勝24時間レース(#8 ダイシン・アドバンGTR/スカイラインGT-R R34 RB26DETT)(総合優勝)
- 鈴鹿1000km・GT300クラス(TEAM DAISHIN #81 ダイシン ADVAN シルビア/シルビア S15 SR20DET)(GT300クラス優勝)
- 2002年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(TEAM DAISHIN #81 ダイシン ADVAN シルビア/シルビア S15 SR20DET)(シリーズ5位)
- スーパー耐久・Class1(ENDLESS SPORTS #3 エンドレス アドバン GT-R/スカイラインGT-R BNR34)(シリーズチャンピオン・5勝)
- 2003年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(RACING PROJECT BANDOH #19 ウェッズスポーツMR-S(Rd1,2)→ウェッズスポーツCELICA(Rd3〜)/MR-S ZZW30 3S-GTE→セリカ ZZT231 3S-GTE)(シリーズ4位・2勝)
- スーパー耐久・Class1(ENDLESS SPORTS #1 エンドレス アドバン GT-R/スカイラインGT-R BNR34)(シリーズチャンピオン・4勝)
- 2004年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(RACING PROJECT BANDOH #19 ウェッズスポーツCELICA/セリカ ZZT231 3S-GTE)(シリーズ5位・1勝)
- スーパー耐久・クラス1(ADVAN KONDO RACING #1 MKアドバンエンドレスポルシェ/911JDN 996)(シリーズ3位・1勝)
- 2005年
- SUPER GT・GT300クラス(MOLA #46 Dream Cube's ADVAN Z/フェアレディZ Z33 VQ35DE)(シリーズ5位・1勝)
- スーパー耐久・STクラス1(TEAM GEMBALLA #333 エンドレス アドバン ゲンバラGT3R-R/911GT3 996)
- D1 GRAND PRIX
- 2006年
- SUPER GT・GT300クラス(JIM GAINER #11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP/F360 F131B)(シリーズ8位・1勝)
- スーパー耐久・STクラス1(ENDLESS SPORTS #3 ENDLESS ADVAN Z/フェアレディZ Z33)(シリーズ2位)
- 2007年
- SUPER GT・GT300クラス(CUSCO RACING #77 クスコ DUNLOP スバルインプレッサ/インプレッサ GDB EJ20)(シリーズ22位)
- スーパー耐久・ST-Class1(ENDLESS SPORTS #3 ENDLESS ADVAN Z/フェアレディZ Z33)(シリーズチャンピオン・5勝)
- 2008年
- SUPER GT・GT300クラス(TEAM DAISHIN #81 ダイシン ADVAN Z/フェアレディZ Z33 VQ35DE)(シリーズ5位・1勝)
- スーパー耐久・ST-1クラス(ENDLESS SPORTS #1 ENDLESS ADVAN Z/フェアレディZ Z33)(シリーズ3位)
- 世界ツーリングカー選手権〈Rd.19-24 スポット参戦〉(Wiechers-Sport #17/BMW 320si)
- 全日本ダートトライアル〈スポット参戦〉
- TRDヴィッツチャレンジ2008シリーズ〈スポット参戦〉
- 2009年
- SUPER GT・GT300クラス(TEAM DAISHIN #81 ダイシン アドバン Ferrari)(シリーズ4位・2勝)
- スーパー耐久・ST-3クラス〈Rd.1 スポット参戦〉(TRACY SPORTS #39 TRACY SPORTS ADVAN NSX/NSX NA2)
- スーパー耐久・ST-3クラス〈Rd.6 スポット参戦〉(TRACY SPORTS #93 TRACY SPORTS ODS CIVIC/FD2)
- アジアン・ル・マン・シリーズ GT2クラス(TEAM DAISHIN #71/Ferrari F430 GT2)(シリーズ4位)
- 世界ツーリングカー選手権〈Rd.23-24 スポット参戦〉(Wiechers-Sport #52/BMW 320si)
- 2010年 - スーパー耐久・ST4クラス(BOMEX Racing #666 BOMEX with CarXs 2000/AP1)(シリーズ6位)
- 2011年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #86 JLOC ランボルギーニ RG-3)(シリーズ17位)
- 2012年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ8位)
- 2013年
- SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ14位)
- スーパー耐久・GT3クラス(GTNET MOTOR SPORTS #81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R)(シリーズ3位)
- 2014年
- SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ16位・1勝)
- スーパー耐久・ST-Xクラス(GTNET MOTOR SPORTS #81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R)(シリーズチャンピオン・4勝)
- 2015年
- SUPER GT・GT300クラス(JLOC #87 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3)
- スーパー耐久・ST-Xクラス(TEAM MACH with MAKERS RACING #5 MACH MAKERS GT-R)(シリーズ5位)
- 2016年
- SUPER GT・GT300クラス(DIJON Racing #48 DIJON Racing GT-R)(シリーズ25位)
- スーパー耐久・ST-4クラス〈Rd.4 スポット参戦〉(DIJON Racing #48 DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5)
- 2017年 - SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP GT-R)
- 2018年 - SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP RIVAUX GT-R)
- 2019年
- SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP RIVAUX GT-R)(シリーズ28位)
- スーパー耐久・ST-Zクラス〈Rd.6 スポット参戦〉(TEAM 5ZIGEN #500 5ZIGEN AMG GT4)
- スーパー耐久・ST-4クラス〈Rd.5 スポット参戦〉(TRACY SPORTS SPV Racing #5 5ZIGEN ADVICS SPV 86)
- 2020年
- SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP RIVAUX GT-R)(シリーズ17位)
- スーパー耐久・ST-Zクラス(TEAM 5ZIGEN #500 5ZIGEN AMG GT4)(シリーズ3位)
- 2021年
- SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP RIVAUX GT-R)
- スーパー耐久・ST-Xクラス(GTNET MOTOR SPORTS #81 DAISHIN GT3 GT-R)(シリーズ4位)
- 2022年
- SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP RIVAUX GT-R)(シリーズ31位)
- スーパー耐久・ST-Xクラス(GTNET MOTOR SPORTS #81 DAISHIN GT3 GT-R)(シリーズ4位)
- 2023年
- SUPER GT・GT300クラス(TOMEI SPORTS #360 RUNUP RIVAUX GT-R)
- スーパー耐久・ST-Xクラス(GTNET MotorSports #81 DAISHIN GT-R GT3)(シリーズ5位)
全日本GT選手権/SUPER GT
脚注
- ^ 2023年11月に閉鎖[3]。営業当時はフィールド内に置かれた実物の高機動車が目玉となっていた(入手方法については公表していない)[4]。なお、閉鎖の発表の頃から同車の不正輸出が報じられているが、関連があるのかは不明。
出典
- ^ クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo. (2018-03-21), Professional Vol 4 青木孝行, https://www.youtube.com/watch?si=-f_hxV5kk4us3l7B&v=VRth99X34Vw&feature=youtu.be 2024年12月16日閲覧。
- ^ Rock254公式サイト
- ^ Rock254 [@rock254_hanazono]「【Rock254閉店のお知らせ】」2023年9月14日。Instagramより2023年12月15日閲覧。
- ^ “ホンモノ自衛隊車両でサバゲーを楽しむ!? 埼玉県のフィールドで発見、ホンモノの高機動車”. ベストカーWeb. 講談社ビーシー (2017年10月17日). 2023年12月15日閲覧。
外部リンク
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全日本GT選手権 |
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SUPER GT |
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- 194 - 95年まではGT1クラス。
- 294 - 95年まではGT2クラス。
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GT500 | |
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GT300 |
- 11 : GAINER(富田竜一郎/石川京侍/大木一輝(Rd.5))
- 48 : NILZZ Racing(井田太陽/柴田優作(Rd.1-3,6-8)/眞田拓海(Rd.2-4,7,5)/伊藤鷹志(Rd.4,5))
- 56 : KONDO RACING(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
- 62 : HELM MOTORSPORTS(平手晃平/平木湧也/平木玲次(Rd.2-4,7,5))
- 360 : TOMEI SPORTS(大滝拓也(Rd.1-4,6-7,5)/青木孝行(Rd.1-4,6-8)/荒川麟(Rd.2-4,8,5)/田中篤(Rd.7,5))
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